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【高知家の後継者募集】仁淀川沿いの人気のおむすび店を引き継ぐ!高知県いの町「仁淀川の結び」
この情報は2026年7月26日時点の情報となります。


「美味しいカツオが食べられるかどうか」――高知県内の居酒屋の評判はこれで決まると言っても過言ではない。
土佐人にとって、酒の肴の一番人気は、間違いなくカツオの刺身だからだ。
どんなに小さな居酒屋でも、流行っている所には、カツオを捌くのに長けたベテラン店主がいるものだ。
高知県の中西部の街、高岡郡四万十町。その中心部に位置する居酒屋「いろり」も、そんなカツオの美味しい店の一つだ。
「その日上がったカツオをその日に捌いてお客さんに提供する。これでずっとやって来ました。今日のカツオも最高ですよ」

店主の平石信夫さん(77)が手慣れた手つきで刺身とたたきを出してくれた。
平石さんは、カツオで有名な幡多郡黒潮町佐賀に住んでいる。
その日揚がったカツオを仕入れて、その日に捌き、美味しいものを選別してお客さんに出す。


「今まで食べたどのカツオより美味しい、と言ってくれる人は多いねえ」
平石さんが目を細める。一口食べたら、その言葉に誇張のないことが分かる。
「ものが違う」と言うのだろうか。これまで食べていた刺身は、いったい何だったのだろう。
田舎のひなびた居酒屋で、これほど上質な酒の肴に出会えることは、奇跡に近いと言える。
こんな名店をメディアが放っておくはずはない。聞けば、吉田類さんや六角精児さんの番組が取材に訪れたこともあるそうだ。
長い間、地元住民に愛されてきた「いろり」だが、平石さんも後期高齢者の年齢を過ぎ、身体のあちこちに病気が出て来た。
「無理がきかなくなった。もうこの辺で店じまいを」として、後継者を全国から募集することにしたという。
店舗は木造2階建ての賃貸物件で、一階座敷20席、カウンター7席。

今は使用していない別棟もあり、座敷として拡張可能。奥の敷地には畑に転用可能な雑種地と屋根付きのガレージもある。

後継者のアイデア次第で、さらに利活用の幅が広がりそうだ。
「常連客からは店を閉めないでと言われる。せっかくお客さんが集まる店になっているので、誰かやる気のある人が引き継いでくれたらいいんですが…」
平石さんの包丁を握る手に、心なしか力が入ったような気がした。

どこにも負けないカツオの刺身と共に地域に愛され、県外客も足を運ぶ居酒屋「いろり」。
平石さんが創り上げてきた店の評判を引き継ぎ、さらに発展させる有意な人財は現れないものか。
地元を含めて県内外の多くのファンが待ち望んでいる。
居酒屋いろり
住所:高知県高岡郡四万十町茂串町2−8

経営は上手く行っているのに、後継者がいないために廃業せざるを得ない――そんな悩みを持つ企業が全国的に激増し、大きな社会問題になっている。高齢化先進県である高知県は全国に輪をかけて、事業承継の課題が山積している。「県内での事業承継を少しでも増やしたい」。このコーナーは、事業を譲りたい人と受け継ぎたい人を繋ぐ連載です。
高知県事業承継・引継ぎ支援センター
電話:088-802-6002
メール:kochi-center@kochi-hikitsugi.go.jp
担当:谷、野本