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「川添ヤギ牧場」がベビーラッシュで、かわいいが渋滞している件

       

この情報は2019年4月15日時点の情報となります。

高知龍馬空港から車で5分ほどの田園地帯に、高知県内で唯一のヤギ牧場がある。現在ベビーラッシュで、次から次に産まれる子ヤギのかわいさが大渋滞していると聞きつけて、高知家の〇〇取材班はヤギ牧場に向かった。

今回やってきたのは、高知県内で唯一ヤギを飼育している「川添ヤギ牧場」。

高知にヤギ牧場があることを初めて聞いたという人は多いのではないだろうか。飼育しているのは、10頭?20頭?

いやいや、1,200㎡の畜舎には約200頭のヤギが飼われていて、個人経営としては全国トップクラスの飼育数だという。9年前に、2頭のヤギを購入したことが始まりだそうだ。

今回、お話を伺ったのは経営者の川添建太郎さん。

-ヤギ牧場を始めたきっかけを教えてください。
川添さん:「9年前、高知県農業共済組合で家畜の担当をしていました。畜産農家と関わりを持つなかで、自分も畜産をしたいという気持ちを持つようになりました。昔、留学していたドイツでヤギミルクが当たり前のように飲まれていて、親しみを持たれていたことがずっと記憶にあり、地元の高知でもヤギを飼育したい!と思い、2頭からスタートさせて、4年前に脱サラして本格的に畜産の道に進みました。」

川添さんのお話を伺っている間も、飼育小屋からは「メェ~、メェ~」と可愛い鳴き声が常に聞こえてきていた。
ついに、その声の主たちとご対面!

かわいいが大渋滞

真っ白な毛、ほんのりピンク色の鼻、つぶらな瞳。
そして、こちらに微笑みかけるような優しい口元。

ハムハムと草を食べる仕草がたまらない。

みんなで丸くなり、お昼寝をするヤギ。

トコトコと、一匹こちらに寄って来てくれた!
かわいい、かわいいとつぶやきながら、シャッターを切りまくる高知家の〇〇取材班。子ヤギの魅力にノックアウト寸前だ。

こだわりの自給飼料

「餌によって、全くミルクの味が変わってきます。」という、川添さん。
餌は、牧草系と穀類系の2種類。

こちらは、イタリアングラスと言われる牧草や穂付きの稲わらなどを混ぜ合わせて、少し乾燥させたものだ。

こちらは、飼料用米(コシヒカリ)を消化しやすいように粉砕したもの。

驚きはこちらの飼料すべて、自給でまかなわれているということだ!

ヤギは、雑草を食べてしまうとミルクの味が安定しなくなってしまうほど繊細なのだという。そうなると1日~3日は搾乳ができない。いかに食べるものが重要かがわかる。
子ヤギだけには、粉ミルクが与えられている。

川添さん自作の哺乳器!勢いよく飲む子ヤギたち、お気に入りのようだ。

 

季節繁殖のヤギは、今が出産ラッシュ

ヤギは季節繁殖で、秋に種付けされ、約150日間の妊娠期間を経て、3月~4月の間に出産する。まさに今がベビーラッシュの時期なのだ。

この春だけで、すでに50頭以上生まれており、さらに30~40頭は産まれる予定という。取材の前々日に産まれたという子ヤギがこちら!

お母さんヤギに寄り添う、生まれたての子ヤギの写真撮影に成功し、満足の高知家の◯◯取材班。
と、思っていた矢先、他の従業員の方が「赤ちゃん生まれてますよ。」と言うのだ!驚きの一報に、急いで撮影に向かう。

川添さん:「ヤギはあまり鳴き声を上げることなく、早ければ1分~2分、遅くても30分以内には生まれます。歩きながら出産するお母さんヤギもいるぐらいですからね。」

こちらが生まれたばかりの子ヤギ。少し毛が濡れているように見える。
すでに自分でしっかり立っている!出産のスピードにも驚きだが、立てるようになるまでのスピードにも驚かされる。

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