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【夏の高知観光】仁淀川に柏島に四万十川!SUPにキャンプにグルメまで!夏の人気鉄板スポット3選
この情報は2024年3月27日時点の情報となります。
今回紹介するのは「夏になったら行きたい」高知県の南西部に位置している柏島。
夏になると多くの観光客や高知県民が集まるスポットなのだが、一体何がそんなに人々を魅了するのだろうか?
そんな疑問を解消すべく、柏島の魅力を余すことなく紹介するので、ぜひ一読頂きたい。
目次
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
周囲4kmの小さな柏島は、高知県の南西部に位置する大月半島の先端部分に浮かんでいる。
高知市内から車で西へ約2時間40分、太陽の光に照らされキラキラと輝く海面を眺めつつ、ロングドライブを楽しみながら大月町へ。
大月町から15分ほど車を走らせた先にあるトンネルを抜けると、そこは別世界!
青い絵の具を溶かしたような美しい海とともに、穴場の絶景スポットが出迎えてくれるのだ。
ここからは、さらに柏島の魅力について深堀りしていく。
柏島の最大の魅力は、地中海のようなエメラルドグリーンに輝く海だ。
他では見ることのできない透明度抜群の美しい海が広がる空間は、まるで楽園。
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
海に浮かんだ船をとらえた画像が「まるで、宙に浮いているようだ」とSNSで話題となり、柏島の海の美しさ・透明度は世界中に知られることになった。
海水の透明度は最大で40m、平均でも20mということで、沖縄の離島並みの美しい海が広がっている。
ちなみに日差しが強ければ強いほど影がくっきり浮かび上がるため、幻想的な景色を楽しむなら太陽が真上に来る12時前後が狙い目だ。
柏島の海の色が、透明度の高いエメラルドグリーンなのは
・黒潮のため、あまり植物性プランクトンが含まれず、海に不純物がすくないため
・海に注ぐ大きな河川がないことから、生活排水などが混ざっていないため
・大都市から離れた人口の少ないエリアだから
といったことが理由で、柏島の絶景ができあがっているのだ。
さらに驚くべきは、日本の海に生息している魚の約3分の1にあたる魚類が生息し、北側エリアでは美しいサンゴの群生が見られることだ。
色鮮やかな南国ならではの熱帯魚との出会いに魅了され、世界中からダイバーがたくさん訪れる。
あまりの美しさにダイバーは「潜りたい」という衝動を止めることはできないだろう。今では世界有数のダイビングスポットとして有名になっている。
また柏島にあるダイビングサービスでは、ダイビング初心者でも安心のコースを用意しているので、どなたでも挑戦しやすい。
美しいエメラルドグリーンの海に潜れば、柏島の虜になることは間違いない。
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会
ここからは柏島の楽しみ方を紹介する。
柏島でぜひやって頂きたい遊びは以下の3つだ。
・マリンアクテビティ
・ロケ地での磯釣り
・海の幸を堪能
柏島を訪れたら、まずやっておきたいのがマリンアクティビティ。
白い砂浜で海水浴を楽しむことはもちろん、ダイビングやシュノーケリングで美しい魚たちと触れ合うのもいいだろう。
グラスボートや海上遊覧船でのんびり過ごすことも可能。柏島はマリンレジャーの聖地ともいえるスポットなのだ。
大月半島と柏島をつなぐ橋の上から美しい海を眺めていると、砂浜から徐々に濃くなっていくブルーのグラデーションの虜になってしまう。
ダイビング・SUP(サップ)など、さまざまなマリンアクティビティが充実し、道具のレンタルも行っていることから、子供から大人まで気軽に楽しめるところが魅力だ。
ライセンスを持っていない方でも楽しめる体験ダイビングは、特に人気となっている。
また、ライセンスを取得するダイビング講習が行われているため、休暇を利用してライセンス取得を目指すのもおすすめだ。
黒潮と豊後水道がぶつかる柏島では、選好温度の異なる多種多様な海の生物を眺められる。
国内有数の贅沢なスポットで、マリンアクティビティを満喫してみてはいかがだろうか。
柏島ブルーと表現され、一躍ダイビングスポットとしても話題となった柏島だが、その一方で、高知県の磯釣りのメッカとしての顔も併せ持ち、人気映画「釣りバカ日誌」のロケ地になったことも。
穏やかな美しい海とは異なり、迫力のある「沖の磯」や「地の磯」などの磯釣りポイントが点在していることから、イシダイ・グレ・チヌなどの大物を目当てに釣り好きの方が集まってくる。
釣り好きの方は、ぜひロケ地での磯釣りも楽しんでいただきたい。
旅行の醍醐味といえば、訪れた先での食事。
柏島を訪れたら、新鮮な魚介類を味わずして帰ることはできない。
そんな時におすすめなのが、漁師料理を堪能できるお店「魚ごころ」だ。
柏島周辺では鯛を使用した料理が美味しいと評判で、鯛を使った漁師飯が堪能できる。
魚ごころの詳細情報
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島1096-2
【電話番号】0880-76-0077
【営業時間】11:30~15:00(15:00以降は要予約)
【定休日】火曜日(天候不良で休みあり)
「魚ごころ」に関する記事はこちら▶▶新鮮な鯛を存分に楽しめる! カマの塩焼きもオススメ!
また、地元の方や観光客に人気の「道の駅 大月」では、道の駅内の市場で購入した魚介類を2階のレストランで定食にして楽しむことが可能だ。
購入したばかりの新鮮な魚介類をすぐに食べられる幸せは、他ではなかなかできない体験の一つ。
柏島から車で20分の場所にあるので、美味しい地元飯を楽しみたい方は、ぜひ時間を作って足を運んでほしい。
道の駅 大月の詳細情報
【住所】788-0302 高知県幡多郡大月町弘見2610
【電話番号】0880-73-1610
【営業時間】売店 8:30~17:00、直売所 8:30〜18:00
【定休日】売店・直販所→12月31日午後から1月2日まで
【公式ホームページ】https://www.furepa.jp/
柏島の名物「お好みきみ」のところてんも、ぜひ味わっていただきたい。
ところてんと聞くと、黒蜜をかけて甘く食べるのを想像する方もかもしれないが、高知県ではカツオ出汁でいただくのが特徴。
店の外にはところてんの原材料である、テングサが干してある。
ところてんは終日提供しているが、お好み焼きの提供はランチタイムのみ。
また、不定休となるため来訪の際は電話で確認を。
お好みきみの詳細情報
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島149-2
【電話番号】0880-76-0453
【営業時間】9:30~18:00くらいまで
【定休日】不定休
黒潮と豊後水道(ぶんごすいどう)がぶつかる場所に位置する「柏島」は、生息している魚の種類が豊富なことから、ダイビングやシュノーケリングが特に人気。
美しいサンゴ礁だけでなく、運がよければウミガメにも出会えるため、繁忙期にはダイビングショップの予約を取るのも困難になるほどだ。
柏島に訪れるのであれば、ダイビングやシュノーケリングをやらない手はないだろう。
ここで、柏島で体験ダイビングのサービスを行っている事業所の例を紹介しておく。
AQUASで体験ダイビングを行った場合
【持参品】水着・タオル
【参加人数】1名~
【所要時間】2時間30分程度
【開催期間】4月~11月
【参加資格】10~59歳
【料金】¥12,800(税別)
上記の一例をみてもらえると分かるが、水着とタオルだけ持っていけばいいので、手軽にダイビングを楽しむことができる。
また、リーズナブルな価格で楽しめることも魅力的だ。
1つ注意してほしいのは、夏のシーズンは予約が殺到するので、早めの予約が必要だということ。
柏島でダイビングやシュノーケリングを楽しみたい方は早めに予約をして、話題の絶景スポットを満喫してほしい。
柏島では、遊泳可能エリア以外の海岸や、海水の流れが急な場所・船の航路になっている場所では、遊泳禁止となっている。
海水浴を楽しむ場合には、遊泳ブイの外には出ないように注意してほしい。
また、柏島にかかっている2本の橋からの飛び込みも禁止されている。
柏島で遊泳可能なビーチは、下記の3か所となっているので、しっかりルールを守って柏島の海を満喫しよう。
・竜ヶ浜キャンプ場
・白浜
・柏島橋のたもと
四国最果ての景勝地として名高い「大堂山展望台」は柏島を訪れたら、外せないフォトジェニックスポットの一つだ。
高知だけでなく、四国でも有数の絶景スポットとして有名な「大堂山展望台」からの大パノラマは、息をのむほど美しく圧巻。
周辺に視界を遮る山々もないことから、「柏島」や「沖の島」を眼下に見下ろすことができる。
遊歩道が設置されているが、切り立った断崖の上を歩くコースもあるため、動きやすい服装・靴で出かけることをおすすめする。
大堂山展望台の詳細情報
【住所】〒788-0342 高知県幡多郡大月町一切
マリンアクティビティに目を奪われがちな柏島だが、キャンプを楽しみたいのなら「竜ヶ浜キャンプ場」がおすすめだ。
海までわずか30秒の好立地に、テントサイト・シャワーなども完備されているため、人気のキャンプ場として注目されている。
レンタル用品に関してはテントだけでなく、マリンアクティビティやバーべーキューに必要な、さまざまな道具が揃っているところも魅力だ。
またキャンプ場にある「竜ヶ浜海水浴場」は、魚だけでなく甲殻類なども生息しているため、シュノーケリングのポイントとしても有名。
キャンプ場のテントサイトの利用料は、1泊5,000円、最大6名まで利用可能なので、休日に家族や仲間と柏島の自然を満喫してはいかがだろう。
竜ヶ浜キャンプ場の詳細情報
【住所】 〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島1001-1
【営業時間】9:00~17:00(受付時間)
【電話番号】0880-76-0607
【公式ホームページ】http://ryugahama-camp.net/
柏島の宿泊施設といえば民宿がメイン。
スタイリッシュなホテルも魅力的だが、民宿で地元の美味しい食事を満喫しながら、地域の方たちと触れ合うのも柏島ならではの魅力である。
人口約400人の島には、ダイビングや船釣りを楽しむために最適な格安の民宿が点在しているため、アウトドアを楽しむ人たちに好評だ。
柏島の絶景を楽しみながら地元の料理を満喫したいという方におすすめなのが「徳田旅館」。
地元で獲れた新鮮な魚介類や、柏島の山の幸をふんだんに使用した家庭料理を味わえると人気だ。
徳田旅館の詳細情報
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島27
【電話番号】0880-76-0040
柏島のローカル気分を楽しみたいのなら、周囲の街並みに溶け込んだ「大和屋旅館」がおすすめ。
朝食にはボリューム満点の和食が楽しめるほか、近隣にはのどかな風景が広がり、フォトジェニックスポットも点在している。
大和屋旅館の詳細情報
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島15
【電話番号】0880-76-0016
「柏島旅館 山文」は6台分の専用駐車場を完備しているため、ダイビングやツーリングなどのレジャーを満喫したい方に人気の宿だ。
高知の名物・鰹のたたきが美味しいと評判のお食事処が近くにあるのもポイント。
TV・エアコン付きの和室が用意され、売店が併設されているところが何かと便利である。
柏島旅館 山文の詳細情報
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島641‐2
【電話番号】0880-76-0110
ダイビングやキャンプなどのレジャー目的の方におすすめの民宿が「柏島海の宿 美海屋(みかいや)」。
柏島の対岸にある民宿は、柏島の郷土料理が堪能できる上、ボリューム満点の和食が美味しいと評判である。
柏島海の宿 美海屋(みかいや)の詳細情報
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島1096-26
【電話番号】0880-76-0372
柏島の所在地とアクセスを紹介する。
柏島の所在地は以下の通りだ。車で柏島へ訪れる方は、以下の住所をナビに入れてほしい。
所在地
【住所】〒788-0343 高知県幡多郡大月町柏島
【公式ホームページ】https://www.town.otsuki.kochi.jp/kanko/info/kashiwajima.php
公共交通機関を利用したアクセス方法と車でのアクセス方法を紹介する。
公共交通機関を利用したアクセス
①高知龍馬空港で空港連絡バスを利用し、JR高知駅へ。
②JR高知駅でJR土讃線・土佐くろしお鉄道を利用し、宿毛駅へ。
③宿毛駅から高知西南交通のバスを利用し、大月町(柏島)に到着。
車を利用したアクセス
①高知市から(約140km 約3時間)高知自動車道四万十町中央IC~国道56号〜国道321号経由で到着
②宿毛市内から約45分で大月町(柏島)に到着
高知県の絶景スポットとして注目されている「柏島」の観光情報を紹介・解説してきたが、いかがだっただろうか。
近くに大都市がないからこそ大自然を満喫できるのが柏島の魅力。
青い空と水平線に心を奪われる人が続出中だ。
初めて柏島ブルーを目にする人のほとんどが「こんな景色が日本で見られるなんて。」と思わずつぶやいてしまうはずだ。
最後にもう一度、柏島にある絶景スポットと周辺のおすすめスポットをまとめるので、一緒に振り返ってみよう。
柏島にある観光スポット
【大堂山展望台】四国屈指の絶景スポットであり、360度の大パノラマは圧巻。
【竜ヶ浜キャンプ場】キャンプにシュノーケリングやハイキングまで、四季折々の自然を満喫できる
柏島周辺のおすすめスポット(宿泊施設)
【徳田旅館】柏島の絶景とともに、地元の郷土料理を堪能できる
【大和屋旅館】柏島の街中にある民宿はローカル気分を楽しむのに最適
【柏島旅館 山文】利便性の高い民宿は、柏島でレジャーを楽しみたい人におすすめ
【柏島海の宿 美海屋】柏島の対岸にある民宿では、柏島を眺めながらのんびり過ごせる
決してアクセスが良いとはいえないが、それ以上に価値のある絶景や感動が詰まった柏島。
色とりどりの魚たちが優雅に泳ぐ、竜宮城のような場所にたくさんの人が惹きつけられている。
ぜひこの記事を参考にして、より充実した高知観光を満喫してほしい。