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Back To 高知家の◯◯!高知が誇るゆず王国・馬路村のゆずドリンク「ごっくん馬路村」工場見学
この情報は2022年12月25日時点の情報となります。
立ち食いそばから割烹にとんかつ、フレンチにエスニック、そしてスイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす「美食おじさん」ことフードジャーナリストのマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する高知家の〇〇の人気連載記事「高知満腹日記」。今回は、今年1年間で最も読まれた記事ベスト10を発表します。あんなグルメこんなグルメがランクインしてますので、是非ご覧ください!
目次
2022年も美食おじさんこと、フードジャーナリストのマッキー牧元さんが高知県内のあちこちのお店を食べ歩きました。
その中から、読者の皆さんにたくさん読んでいただいた記事ベスト10をご紹介します。
マッキーさんならではの、ちょっぴり艶っぽい視点や味わい方をお楽しみください!
「高知に今度行くんだけど、どこかおいしいところ教えてください」。
近年、知人や友人から、そう聞かれることが多くなった。
その時、真っ先に教えるのが、ここ「ゆう喜屋(ゆうきや)」である。
高知を旅する初心者にとって、まず食べ物でイメージするのは鰹のタタキだろう。
高知を代表する料理で、街を歩けばどの店も鰹のタタキを置いてある。
それらの店は東京で食べるそれより、質は高い。
だが、その中で「ゆう喜屋」は図抜けている。
この店を紹介する時、僕は必ず言う。
「カツオの刺身の概念が変わるから」…
続きを読む▶高知を食べ尽くしたフードジャーナリストが友人知人に真っ先にすすめる カツオの刺身の概念が変わる店「ゆう喜屋」
食事をして何軒かハシゴしているのに、最後にまた来てしまう。
そんな店が誰しもある。
ぼくにとって高知でのその一軒が、「餃子家よこじい」だった。
最初に訪れた時、カウンター席とテーブル席二席を切り盛りしているのは、よこ爺その人一人だった。
なぜよこ爺と呼ばれているのかはわからないけど、一見は怖そうで愛想が悪そうな親父だった…
続きを読む▶「また来てしまった」高知の夜にハシゴして最後に行きつく店「餃子家 よこじい」
「うどんはここでしか食べないんです」。
テレビで広末涼子が、そう明言していたうどん屋がある。
高知は、うどんとはあまり縁のない県と思われているが、このコラムを読んでいる方はご存知のように、うどん実力県なのである。
その中でも高知出身の彼女が、小学校時代から通い、他の地方でも浮気せずにたった一軒通い続けているうどん屋があると聞けば、そりゃあ行きたくなる。
高知市にある「麺房 三宅」である。
店は街内ではなく、閑静な住宅街の中に、ひっそりと佇んでいた。
しかし、中に入ると満席である…
続きを読む▶優しいがたくましい。広末涼子が長年ハマっているうどん屋さんとは
高知市内から少し外れた住宅街に夜のとばりが落ちる頃、一軒の店に明かりが灯る。
一人二人と、お客さんが入っていく。
燗酒の店「サケとサカナ ヒナタ」である。
さあ、今夜は何を飲もうか。
カウンターに座り、日本酒の銘柄を眺めながら悩む。
扶桑鶴、高津川、開春、玉櫻、旭日、竹鶴、和の月、日置桜、冨玲、辨天娘。
酒好きなら、このラインナップを見ただけで悶えるだろう。
いわゆるスター的存在を一切置いていないところがいい…
続きを読む▶店主こだわりの日本酒に寄り添い引き立てる肴の数々 燗酒の店「サケとサカナ ヒナタ」
テーブルに陽光が差し込んで、気持ちいい。
ここは、高知市の県庁前から続く並木通りを見渡す2階にあるイタリアン「トラットリア ノンナ」である。
ゆったりとランチを楽しむ人で満席である。
さあ何を食べようか。
メニューを開くと、高知の食材が、「食べて」と囁きかけてくる。
8種類ほどあるパスタ、リゾットメニューから2種類選んだ…
続きを読む▶「ノンナ=おばあちゃん」という店名にふさわしい 毎日食べても飽きることのないイタリアン「トラットリア ノンナ」
以前、ここであげた、高知市内の「トロドーロ」というイタリア料理店のことは覚えておられるだろうか。
そう。頼む人がいないのに、豆のスープを作り続けてメニューに載せている変態シェフの店です。
記事が公開されてからすぐ、店は豆のスープを頼む人で混雑し、売り切れ連続となったということですが、3日くらいで元に戻ってしまったといいます。
その話を聞き、まだ変態ぶりを発揮しているのかを確かめに、再び訪れました。
ランチのメニュー見ると、パスタ類に混ざって「リボッリータ」があるじゃないですか…
続きを読む▶誰も頼まないイタリアン伝統のスープを作り続ける愛すべき変態シェフがいる店「トラットリア トロドーロ」
高知は練り物天国である。
全国を旅したが、こんなに多くの蒲鉾や揚げ天などの魚の練り物が売られ、売れていく土地はないかもしれない。
高知市の帯屋町に店を構える松岡蒲鉾の店頭には、60種類以上の練り物、揚げ物製品を求め、次から次へと客が来る。
店頭で売られている様々な揚げ物、かまぼこを見ていると腹が空く。
同時に色々な疑問も湧いてくる。
まずは、その値段である…
続きを読む▶農林水産大臣賞5回受賞 練り物天国 高知で人気の店「松岡かまぼこ」で売られている「しいたけひっつけ」「なし丸天」「オランダ」ってなんだ?
何気なく頼んだ「肝のタレ焼き」が運ばれてきて驚いた。
なんと四十匹分ほどの肝が、小鉢にこんもり盛られているではないか。
「すいません、日本酒はなにがありますか?」
この光景を見たら、昼でも飲まずにいられない。
しかもこんな時間に飲んでも、まったく気にならない、ここは飲兵衛天国「ひろめ市場」である。
肝の掃除を丹念にやられているのだろう。
えぐみも生臭みもない。
甘辛いタレの味から顔を出す、肝のほろ苦味が酒を呼ぶ…
続きを読む▶高知の人気フードコートでいただく美味なる地焼きのうなぎ「ひろめの鰻処 まん」
出された瞬間に、息を飲んだ。
潔い炒飯、いや、焼めしである。
まん丸にまとめられた「チョンマゲ」の「玉子焼きめし」は、艶々と輝いて、我々を誘惑する。
そこには、チャーシューもネギも見当たらない。見えるは、米と卵だけである。
ああ、それなのに、どうしてこんなに誘われるのか。
それは自信かもしれない。
焼きめしには具は要りません。なぜなら、玉子とお米で十分においしいのですから。
我々は、玉子とお米で誰にも負けない焼めしを作ります。
潔い姿の焼めしは、そう言って佇んでいる…
続きを読む▶美学が息づく、米と卵だけのいさぎよき玉子焼きめし「らーめん チョンマゲ 高知本店」
高知はとんかつ不毛の地である。
ちなみに食べログで調べてみると、県内にはチェーン店も含めてわずか13軒しかない。
これを人口比で東京と比べてみると、高知は5万8千人に一軒、東京は約1万人に一軒となる。
みそカツラーメンやカツ丼の人気店はあるのだが、どうやらとんかつを単体として食べる食文化に馴染みがないようである。
今までこのコラムでも取り上げていないし、アンテナを張り巡らしても美味しいとんかつ屋の情報は入ってこなかった。
この厳しい状況に、あえて立ち上がる男がいた。
続きを読む▶全国100軒以上のとんかつを食べ歩いた人気パティシエが高知で始めたとんかつ屋「紅豚ぽるころっそ」
2022年の人気記事ベスト10、いかがでしたか?
高知県外の方は高知にいらっしゃったときに、そして高知にお住まいの方はお店のお近くにいらっしゃったときに、是非食べに行ってみてくださいね。
それでは2023年も「美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記」をお楽しみに!