日本人は「頭打ち」、外国人は「右肩上がり」
高知を訪れる日本人観光客は、ここ数年で伸び悩みが続いています。
2023年はNHK朝ドラ「らんまん」効果で過去最高を記録しましたが、2025年は前年を下回りました。
特別なイベントがない限り、日本人観光客の持続的な増加は難しい状況です。
一方、外国人宿泊者数は高知で延べ約13.7万人(2025年)と増加傾向にあります。
高知を訪れる外国人の国籍は台湾が48.9%とほぼ半数を占めており、中国(10.5%)、香港(6.4%)が続きます。
「フライトの本数」が観光客数を決める!?

四銀地域経済研究所の分析で浮かび上がったのが、国際線の就航数と外国人宿泊者数の強い相関です。
実際、2023年5月に高知⇔台北間の定期チャーター便が就航すると、2025年の台湾人宿泊客は2019年比で約2.2倍に急増しました。
ただし、直行便がなくても可能性はあります。高知へのアメリカ人・カナダ人・オーストラリア人の宿泊者数は2019年比でそれぞれ2.5倍・2.9倍・2.6倍と、国際線なしでも全国平均を上回る伸びを見せています。SNSや円安の影響で、欧米豪からの個人旅行者が高知を「発見」し始めているのです。
課題はWi-Fiと多言語表示、決済手段

高知新港に寄港した外国人クルーズ船乗客への調査では、食べ物(95%満足)や買い物(93%満足)への評価は高い一方、Wi-Fi環境の満足度は77%と他の項目に比べて低め。多言語表示(88%)・決済手段(86%)とあわせ、受け入れインフラの整備が次の課題です。
国際線誘致・二次交通整備・ターゲット別の観光コンテンツ開発——四銀地域経済研究所の分析レポートでは、高知のインバウンド拡大に向けた具体的な方向性が詳しく論じられています。
































