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球春到来!高知の野球シーンは「高知ファイティングドッグスvs四国銀行」からスタート

この情報は2024年3月7日時点の情報となります。

    2月からプロ野球チーム・西武ライオンズ(B班)がキャンプインし、先日行われた西武vsロッテのプレシーズンマッチでは「令和の怪物」佐々木朗希選手が登板するなど、盛り上がりを見せている高知の野球シーン。

    そして今週末(3月10日)には、地元高知のプロ野球チーム「高知ファイティングドッグス(以下、高知FD)」とアマ「四国銀行野球部」が対戦する、注目の試合が開催予定!

    今年は、両チームとも新監督のもとで新しいシーズンを迎えている。

    チームを指揮する2人の新監督に、高知家の◯◯取材班がインタビューを行った。

     

    ▼▼▼昨年の試合の様子はこちらから▼▼▼

    【記事】この春大盛り上がりの野球シーン!高知を代表する野球チーム「四国銀行野球部」と「高知ファイティングドッグス」の試合をレポート

     

    【高知FD】今期のテーマは「機動力」!

    まず訪れたのは、越知町にある高知FDのグラウンド。

    越知町は、高知市中心部から車で1時間弱。越知町の中心部からほど近くにあるのが、高知FDのホームグラウンドだ。

    こちらで待っていてくれたのが、11年ぶりに高知FDの監督に就任した定岡智秋さん。

    2008年から2013年まで高知FDの監督を務め、2009年には独立リーグ優勝にチームを導いた。昨年まではヘッドコーチを務めていたが、今年、再び監督に就任した。

    -高知FDの今年のテーマを教えてください。

    定岡監督:テーマは「機動力」です。目標としては、去年の倍走ること。盗塁の数も倍以上にすることを目指しています。今年は足が速い選手が増えています。足を活かして、機動力あるプレーを見せていきたいと思っています。

    -監督としては「集大成」ということをおっしゃっていますが、どういった一年にしたいと考えていますか?

    定岡監督:高知FDは2009年に日本一になりましたが、その後はチームとして思うような結果が出せていません。プロの世界は結果がすべてです。まずは四国アイランドリーグplusで優勝し、そして独立リーグ日本一、さらにNPBに選手を輩出するという結果を出せるよう、一試合一試合が勝負と思って取り組みたいと思っています。

    -今期の高知FDはどんなチームですか?

    定岡監督:選手の半数以上が入れ替わり、まだチームに合流できていない選手もいます。開幕までの6試合を通して、選手の力量を見極め、チャレンジをしながら機動力を高めていきたいと考えています。また、高知県出身や学生時代に高知で過ごした選手が今までに比べると多いのも今年の特徴です。オフシーズンにはイベントなど様々なところにチームとして参加し、地域に溶け込み、応援してもらえるチームとなれればと思っています。

    -最後に、高知FDを応援しているファンの方にメッセージをお願いします。

    定岡監督:優勝を狙っていますので、応援よろしくお願いします。今年のテーマである「機動力」に注目して試合を見てください。

    高知のプロ野球チームとして、毎日練習に取り組む選手たち。

    結果を追い求め、最高のプレーを見せてくれることに期待したい。

     

    【四国銀行】今期のテーマは「熱量」!

    続いて、高知市にある四国銀行のグラウンドにやってきた。

    グラウンドで、朝早くから練習する選手たちをじっと見つめる後ろ姿を発見。

    こちらが、今期から監督に就任した亀岡洋介さんだ。

    入行から投手として野球部に在籍し、2018年には選手兼マネージャー、2019年から2年間は選手兼コーチを務め、2021年に引退。そして、2023年12月に監督に就任した。

    -引退していた2年間は野球部には携わっていなかったのでしょうか。

    亀岡監督:徳島県の鳴門支店に赴任していたこともあり、球場に行ける時には足を運んでいましたが、どうしても行けない時には配信などで試合の様子を見ていました。一緒にプレーしていた選手が多く、引退後も結果はずっと追いかけていました。

    -監督の打診があったときは、どのような心境でしたか?

    亀岡監督:生半可な覚悟ではできないなと思いました。最終的には、2020年に都市対抗野球でベスト8に行った時の感動を、今の選手たちに感じてもらいたいと引き受けさせていただきました。

    -今年のテーマを教えてください。

    亀岡監督:今年は『「熱量」〜over the top 俺が一番熱いんだ〜』としました。仕事柄、経営者の方々とお話しする機会があり、その中で「何かを成し遂げるには熱量が欠かせない」という話をお聞きする機会がありました。そうした考えに共感し、野球に対して熱く取り組む気持ちを大切にしたいという思いで、こちらのテーマに決めました。

    -試合では、どんなところに注目して見てもらいたいですか?

    亀岡監督:新体制ということで、新しい練習メニュー、方針でスタートしています。日々練習に取り組んでいますが、結果はまだこれから。結果が出るまでコツコツとやり遂げ、熱いプレーで地域の皆様に喜んでいただければと思います。

    四国銀行の野球部は、午前中に練習、午後から出社というスケジュールで日々練習しており、都市対抗野球に出場するような社会人野球チームと比べると練習時間が極めて少ない。

    それでも、亀岡監督は「その環境で結果を残すのが醍醐味。仕事にもしっかり取り組み、出会いを大切にすることで成長できる」と語る。

     

    来る3月10日に予定されている高知FD vs 四国銀行の試合。

    勝つのは、高知FDの「機動力」か、四国銀行の「熱量」か。熱い試合になることは間違いなさそうだ。

     

    試合概要

    イベント名:「土佐の『おきゃく』2024」公式イベント プロアマ対抗戦「高知FD vs 四国銀行」
    日程:2024年3月10日(日)12:30プレイボール(11:30開場)
    場所:高知市営球場(高知市大原町158)
    入場料:大人1,000円、高校生以下無料
    ※雨天中止

     

    文/長野春子