イベント・レジャー, エンターテイメント, グルメ
【高知カツオ県民会議シンポジウム】「高知と言えばカツオ!」…だったのが高知の美味しいカツオを自慢できなくなる日がやってくるかも!
この情報は2023年3月31日時点の情報となります。
3月12日、高知家の◯◯取材班が訪れたのは高知市野球場。
2022年四国アイランドリーグplusの四国独立リーグ王者である「高知ファイティングドッグス」と2022年四国社会人野球チャンピオンの「四国銀行野球部」の試合が行われるとあって、両チームの応援団が球場に集まっていた。
試合に先立って、球場内では四国銀行野球部の選手の撮影が行われていた。
次々と慣れた様子で撮影が進んでいく中で、緊張の面持ちの選手が2人。
この春から四国銀行野球部の一員となったルーキー2人だ。
写真左から、田井惣士選手と田中大成選手。
2人とも、投手として四国銀行野球部に入部したばかり。
田中選手は大学時代に四国銀行からのスカウトを受け、入部。一方、田井選手は約30名が参加したセレクションを勝ちぬき、入部を決めた実力者だ。
現在は、ほぼ毎日練習に参加し、チームに慣れていっているところなのだそう。
-お二人とも愛媛県出身とのことですが、なぜ四国銀行へ入ることを決めたのでしょうか?
田中さん:地元である四国へ帰りたいという思いから、地元愛媛県でも馴染みがある四国銀行への就職を決めました。
田井さん:野球を続けたいという気持ちで四国銀行を受けましたが、受からなればスッパリと野球をやめるつもりでいました。入ってみて感じるのは、チームの先輩たちが効率よく練習を行なっている様子です。とても良い雰囲気なので、臆せず色々なことにチャレンジしていければと思っています。
田中さん:短い時間の中で効率よく練習し、仕事と両立しながら技術を磨いている姿を尊敬するとともに、今後は自分達もたくさんのことを学びながらこのペースに慣れていければなと思っています。
-今後の目標について教えてください。
田井さん:今は肩を痛めているので、まずは万全の状態に治すことが先決です。治した上で、試合で貢献できる投手として成長していければと思います。
田中さん:大事な場面で柱となる、信用できる投手となっていけるよう努力していきたいと思っています。
そして、最後にお話を聞いたのは中川毅監督。
中川さん:今年は一戦一戦、全力を尽くすことを目標にしています。お客様や同僚らからの応援を受け、共に進んでいくのが楽しみです。
-新人のピッチャー2人については、いかがでしょう?
中川さん:それぞれ先発とクローザーを任せられるピッチャーだと思います。野球部には歳の近い先輩がたくさんいますので、仕事と野球の両面で指導してもらいながら成長していってくれることを期待しています。
フレッシュな力が加わり、ピッチャーの選手層が一層厚くなった四国銀行野球部。今年の奮闘にも期待が高まる。
1回から四国銀行の打線が好調で、安打を繋ぎ2得点。
2回表には高知ファイティングドッグスが1点を返すも、2回裏に四国銀行がさらに1点、5回裏にも四国銀行が1点を加えた。
試合を通じて10安打4得点とチャンスを繋ぎ、しっかりと得点を重ねた。
一方、投手陣の継投も印象的。
先発した佐田選手から、大田選手、浮橋選手、田中選手、菊池選手と繋ぎ、1失点に抑えた。
ルーキーの田中選手は、8回の1イニングに登板した。
攻守のバランスが取れた試合運びで、4-1で四国銀行が勝利を収めた。
試合終了後は、高知ファイティングドッグス・四国銀行の両チームの選手で観戦に訪れたお客さんをお見送り。
これからシーズンを迎える四国アイランドリーグplusと社会人野球。
野球好きはもちろん、WBCをきっかけに野球にハマったという方も、高知でがんばる野球チームの熱い試合を一度球場で見てみてはいかがだろうか。
球場で見る迫力や応援団の一体感を、ぜひ体感してみてほしい。
四国銀行野球部
https://www.shikokubank.co.jp/baseball/
文/長野春子