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音楽の楽しさを響き渡らせる「第41回 高知フライデー・ウインド・アンサンブル 定期演奏会」の熱い練習風景をお届け!!
この情報は2022年8月6日時点の情報となります。
今回やってきたのはとさでん交通株式会社。高知県内を走るバスや空港連絡バス、長距離バス、そして路面電車を運行する、高知の公共交通を支える会社だ。
会社の奥に見えるのは電車の車庫。
電車がずらりと並ぶ光景にワクワクが止まらない。
とさでん交通 広告課の森 洋憲さんによると、会社には毎日のように電車好きが訪れ、写真を撮ったり、遠くから眺めたりしているそうだ。
※お客様駐車場から奥への侵入は不可。
▼▼▼路面電車については、こちらの記事もチェック▼▼▼
【前編】高知を走って114年!「とさでん交通」の路面電車をいろいろ調べてみた話
【後編】高知を走って114年!「とさでん交通」の路面電車をいろいろ調べてみた話
今までにないラッピング電車ができたということで、今回は特別に車庫を見学させていただいた。
まずは、普段は足を踏み入れることのできない電車の整備を行うスペースへ。
こちらで車両の点検、整備、外装の塗り替えなどが行われている。
この時、外装の仕上げ途中だったのが、この夏新しく登場する「トムとジェリー」のラッピング電車だ。
この電車は、四国銀行のラッピング電車として8月6日から各路線を走る。
とさでん交通 森さん:こちらはとさでん交通として初めて、外側だけでなく電車の内側にも装飾を施した車両です。
高知の街を走る電車の中には、企業の広告を掲載した電車やフルラッピングされた電車などを目にすることができる。
今回の電車はフルラッピングに加えて、なんと中にも装飾が施されているのだ。
それでは、完成した車両を見てもらおう。
明るい黄色の車体に、インパクト抜群のイラストが描かれており、見ていて元気になるデザイン!
気になる内装は…
料金箱に張り付いていたり、
運転席のスペースに隠れていたり。
あちらこちらに出現するトムとジェリーはユーモアあふれる姿で、映画の中でいつものように追いかけっこをしていた2匹が現実世界に飛び出してきたよう。
すべてのトムとジェリーを見つけたくて、電車内をキョロキョロと見回している人が続出しそうな予感。いつもはボーッとしていたり、スマホに目を落としている乗車中の時間が、忙しくも楽しい時間になりそうだ。
今回の企画を担当した、四国銀行の営業統括部谷口さんにお話を伺った。
-とても楽しくなる電車ですね。とさでん交通さんとして初めての取り組みとのことですが、どうしてチャレンジしようと思ったのですか?
谷口さん:外から見てかわいい・楽しいことはもちろん、乗った時にも楽しんでもらえるデザインは何かを考え、内装にもチャレンジしようということになりました。とはいえ、日常の足として使われる路面電車ですので、内装については全面に大きくデザインするというよりも小ぶりなデザインを電車内に散りばめることで、毎日乗っていても飽きないよう工夫しました。
とさでん交通 森さん:日本で最長・最古の路面電車。走る電車のほとんどが昭和から使われている古いものですが、丁寧に点検・整備しておりまだまだ現役です。今回の電車も長く使われているものですので、レトロ感とトムとジェリーのかわいいデザインとの調和も楽しんでいただきたいですね。観光で高知に来た方も、ぜひ路面電車をご利用ください。
走っているのを見るだけではなく、ぜひ乗ってほしい電車。旅の楽しみに、路面電車を加えてみてはいかがだろうか?
ここまで読んで、この電車に乗ってみたいと思ったあなた!
トムとジェリーのラッピング電車が走る区間や時間などは毎日変わり、スケジュールが確定するのは前日になるそう。
どうしても乗りたい!という方は、乗車の前日にとさでん交通までお問い合わせを。
とさでん交通株式会社
住所:高知県高知市桟橋通4丁目12-7
TEL:088-833-7121
▼路面電車の乗り方はこちら▼
https://www.tosaden.co.jp/train/annai.php
文/長野春子