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「土佐鶴酒造株式会社編」ほっとこうちスタッフが行く高知の酒蔵返杯旅

この情報は2018年7月24日時点の情報となります。

「とりあえず酒があれば生きていける」がモットーの「ほっとこうち」随一の酒好きスタッフ三好が高知の酒蔵を旅する。今回は安田町の土佐鶴酒造へ。

やってきました第5弾!

四国最大の生産量を誇る大きな蔵元を訪ねるとあって珍しくビビる三好。今回訪れたのは、安田町に本社を構える「土佐鶴酒造」。

入り口で迎えてくれたのは、土佐鶴酒造株式会社 総合企画部 企画課 課長の日向純一(ひゅうが じゅんいち)さん。

渋い雰囲気が素敵なイケメン!

 

「土佐鶴はまた金賞に輝きました」

「土佐鶴は、また金賞に輝きました」という、

高知県民なら誰でも一度は目にしたことのある、あのCMでお馴染みの土佐鶴。

「全国新酒鑑評会」でダントツの全国最多、通算45回の金賞に輝いている。

「何? そのコンテストすごいの?」という方のためにちょっとご説明!

 

実は「全国新酒鑑評会」は、全国規模で開催される日本で唯一のオフィシャルなコンテスト。

つまり、日本最高峰の日本酒コンテストといえる。

現在、27回連続受賞記録を継続中のため、酒造りの時期になると杜氏(とうじ)をはじめ、醸造担当部署には相当なプレッシャーがかかるとか。

 

想像するだけでも恐ろしいプレッシャーだが…

「醸造担当からはあまり”連続受賞”と言わないでと言われるけど、そうもいかないからね~」と笑う日向さん。

なんとも豪快なお人柄…。

入り口のショーケースを見るや否や「これとこれと、これも飲みたい!」と興奮が収まらない三好を連れて、蔵の内部へ。

 

一般人は立ち入れない蔵内部へ潜入

通常は公開していない場所を、今回は特別に見せてもらった。

近代的で清潔感のある蔵内部は想像を超える広さで、2人が謎の「Y」ポーズをしてもご覧の通り!

覗き込むと吸い込まれそうになるほどの巨大なタンク。

2階から1階まで繋がる規格外の大きさ!

こちらは、完成したお酒を貯蔵するタンク。

約19,000リットルのお酒(一升瓶にすると約1万本)が入るタンクがズラッと88基も並ぶ姿はまさに圧巻!

まるで人がミニチュアサイズに見えてくる。

 

「19,000リットルって私が1年間に消費するくらいかな?」と三好。

そんなわけはない。

ここでは紹介しきれないほど、ご丁寧にアテンドしていただいた日向さんとは一旦お別れ。

「せっかく仲良くなったのに、寂しい…。」

と言いながらも、もうすぐ飲める嬉しさで笑顔が隠せていないのが見て取れる。

 

お待ちかねの・・・

今回、三好と杯を酌み交わしていただくのは、取締役 総合企画部 部長の佐野 健一(さの けんいち)さん。

物腰柔らかく優しい語り口調だが、実はとーっても偉い方。

「三好さん、ようこそ。お酒好きのウワサは常々お伺いしていますよ。」


(左)ひんやり、夏の宵 純米酒(右)吟醸酒 ‘azure’(アジュール)

はいっ! 今回返杯でいただくのはこの2種類!

まずは佐野さんが手に持っていた「ひんやり、夏の宵 純米酒」から。

 

どちらも爽やかなボトルがなんとも夏らしくてたまらない!

これはもう三好の我慢の限界を超えているのでは?と思ったら…

 

すでにカンパーイ!!!

さあ、返杯のはじまり、はじまりー!

三好から献杯。

すかさず、佐野さんから返杯。

ク〜〜〜〜!!!

「たまらん! この辛口に合う素敵なお料理ないかなー」

 

土佐鶴の皆さんが食べているおつまみとは?

「三好さん、ちょっと待ってて。」

そういって奥から運ばれて来たのがコチラ!

!!!

どどーん! 安田川の鮎の塩焼き!!

しかもコチラ、土佐鶴酒造の社員の鮎釣り名人が釣ってきてくださったそう。なんたる贅沢。

ポイントはハラワタまで食べること。

全国規模で行われる「清流めぐり利き鮎会」で2度の優勝を誇る安田川の鮎は、川魚=「どこか泥臭い味」というイメージを覆す美味しさ。嫌な泥臭さは一切なく、苦みも少ない。

「鮎が苦手な方もこの鮎を知れば絶対イメージが変わる。感動ー!」と大絶賛の三好。

そんな鮎にもぴったり合うのがコレ!

室戸海洋深層水で仕込んだ「吟醸酒 ‘azure’(アジュール)」

海の「青」や「紺碧(こんぺき)」を意味する「アジュール」のボトルは、透き通った青色がものすごくキレイ。

「この綺麗なボトル、見た瞬間から気になっていたんです。味もすごく気になる…」

再びカンパーイ!

 

「こちらもスッキリ透明感のある辛口。でもさっきのより甘く感じる!」と三好。

香りや酸味のバランスで甘く感じる日本酒。料理の邪魔をしない香りもポイントが高い「アジュール」。女性ウケもバツグンだ。

 

土佐鶴=熱燗のイメージがついてない?!

土佐鶴というと、高知の宴会でよく見かける「熱燗(あつかん)」というイメージはもう古い。

いまや吟醸酒や大吟醸が女性に大人気で、グルメな女子達を集めたイベント「Ginjoshu Night(吟醸酒ナイト)」を開催したり、「アジュール」のように良い意味で日本酒っぽくないおしゃれなボトルも話題になったりと、土佐鶴は新しいステージへと進んでいる。

日本酒談議に花を咲かせる二人。佐野さん曰く、「お酒に詳しくなるには、まず自分の好みのお酒を2〜3種類見つけること。そこから広げていくのが一番良い方法」なんだそう。

 

「これは良いこと聞いたっ!」という三好だが、覚えているのだろうか。

 

そんなこんなで返杯はどんどん進み、

飲み過ぎてボトルはほぼカラ!

「ここまでレベルの高い日本酒が身近にあるのに、飲まないなんてもったいない! 日本酒に親しむ機会のなかった女性にも飲んでもらいたい! 今日の女子会にはどっちを持って行こうかなー」と日本酒への愛が溢れる三好。

 

少々ふらつきながら今回も街へと消えた三好であった。

 

次回はどこの酒蔵に?! 乞うご期待!

 

酒蔵情報

土佐鶴酒造株式会社

住所:高知県安芸郡安田町安田1586
電話:0887-38-6511
HP:http://www.tosatsuru.co.jp/