三山ひろし, 観光
【三山ひろしのさんさん歩】古材や古家具のリノベーションで新たなカルチャーを生み出す「サルベージ高知」
この情報は2024年4月6日時点の情報となります。
高知県出身の紅白演歌歌手・三山ひろしさんと、さんさんテレビ・川辺アナウンサーが三山さんのふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は高知県安芸郡安田町にある「完全天日塩 田野屋紫蘭」を訪れた。
Contents
前回の記事に引き続き、高知県安芸郡安田町をお散歩する三山さんと川辺アナ。
今回訪れたは、塩を作る製塩施設「結晶ハウス」だ。
※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください
出迎えてくれたのは、小坂英晃さん(田野屋紫蘭 <タノヤシラン>)と妻の千里さん(田野屋白兎 <タノヤハクト>)。
高知で有名な塩職人・田野屋塩二郎さんの元に弟子入りし、3年間の修行を経て、2023年4月に独立。
「完全天日塩 田野屋紫蘭」を安田町で立ち上げた。
塩職人を始める前は埼玉県に住んでいて、市役所で働いていたという2人。
弟子入りのきっかけは、英晃さんがテレビで田野屋塩二郎さんを知ったことからだという。
今まで誰も成しえなかった細かい塩の作り分けやオーダーメイドという手法を確立して、塩業界にイノベーションを起こした田野屋塩二郎さん。
その姿に憧れを抱いた英晃さんは、塩にかける熱い情熱と世界一と言われる技術を学びたい!と居ても立ってもいられず、テレビを見てすぐに田野屋塩二郎さんに連絡をとった。
その後、車で19時間かけて埼玉から高知へ駆け付け、5日間ほど塩作りを体験したのが塩職人の道に進む始まりだった。
太陽の力だけで海水を蒸発させて作る塩作り。毎日1〜2時間おきに手で海水を混ぜて海水濃度を均一にする。
混ぜる作業はとても重要で、この時に粒の形や大きさをコントロールしている。
強く混ぜると結晶は小さく、優しく混ぜると結晶は大きくなる。
他にも混ぜる頻度や海水温度の違いで味や形に変化を出すことができるのだそう。
日の出から日の入りまで毎日続く大切な作業。これを3〜6ヶ月程度繰り返すことで、塩が完成する。
毎日触れるものだからこそ、愛情やそこにかける情熱は当然大きい。
塩にかける想いにすれ違いが起きた時は夫婦げんかも起きるのだとか。
しかし、けんかをし過ぎると「繊細な塩が荒れる」ので、夫婦げんかは翌日に持ち越さないよう、必ずその日のうちに解決させるという。
「子はかすがい」という言葉があるが、小坂さんにとっては「塩はかすがい」という夫婦の形が出来上がっていた。
塩が取り持つ心が温まるエピソードだ。
ここで、お待ちかねの試食タイム!ご夫婦がこだわり抜いた塩を、高知グルメと一緒にいただきます。
こちらは企業からのオーダーで作った、あかうし専用の塩『完全天日塩【大粒】「あかうし用」』(三谷ミートでのみ販売)。
赤身肉本来の美味しさが引き立つ味わいに仕上げているのだとか。
さっそくいただいてみると、少し柔らかい塩があかうしの脂身となじみ、塩味がありながらも甘く感じられる味わい。
大好きなお肉にぴったりな塩ということで、三山さん大満足!
続いて味わう塩は、完全天日塩【大粒】「コクと余韻」。
粒の大きさにこだわり、塩味が強く感じられるパンチの効いた一品。高知名物カツオのタタキといただきます。
藁焼きの濃いスモーキーな風味に塩味の強さがマッチして、カツオの美味しさがより引き立って旨みを感じられる。
川辺アナは「美味しいものと美味しいものが、ウワァ〜と合わさる感じですね!」と体で表現!
独特な表現に三山さんは少し困惑気味だが、川辺アナの言いたいことは伝わったようだ。
最後は、カルシウム豊富で甘みを感じる完全天日塩【小粒】「万能」を塩おにぎりでいただきます!
一口食べ、笑顔になる三山さんと川辺アナ。
お米本来の甘みをより強く感じられる塩が口の中に広がり、塩職人の愛を感じる美味しさだ。
お料理に合わせて塩を変えることで、味わいが変わることに驚きや感動、そして衝撃を受けた2人。
塩が変わることで、いつもの食卓が華やかになりますね!とコメントを残した。
作る過程を学び、時間をかけて結晶化させた塩にありがたみを感じながら高知グルメを堪能した。
塩に魅せられ、塩に生きる夫婦の物語に心を打たれた三山さんと川辺アナ。
これからも美味しいこだわりの塩で高知を盛り上げて欲しいと願うのであった。
今回のさんさん歩はここまで!次の「さんさん歩」はどこへ行こうか?次回の記事もお楽しみに。
完全天日塩 田野屋紫蘭
住所:高知県安芸郡安田町唐浜267-1
電話:0887-38-8722
情報提供:高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや