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黒潮を泳ぐ豊かな生命を感じてほしい 大阪海遊館海洋生物研究所『以布利センター』
この情報は2018年2月12日時点の情報となります。
例年1月に高知市中央公園で開催される大人気イベント「土佐のおさかなまつり」。高知の水産物の魅力を多くの人に知ってもらおうと、鮮魚や加工品の販売、カツオ藁焼き体験から料理教室までいろんなイベントで今年も大盛り上がり。
高知といえば、言わずと知れた漁業の国。例年1月に高知市中央公園で開催され今年で8回目となった「土佐のおさかなまつり」には高知県内のおいしい魚介類が勢ぞろいし、県内外からたくさんの人が訪れる大人気イベントになっている。
魚の焼ける良い匂いが漂い、朝からたくさんのお客さんが詰めかけた会場。イベントの終盤になっても客足が途絶えることのない盛況ぶりだ。
鮮魚の刺身はもちろん、うなぎの蒲焼やツガニ汁、揚げ物までありとあらゆる魚料理が勢ぞろい。美味しそうなお魚料理に目移りしてしまう。
じわじわ人気が出ている土佐清水市特産「宗田節」の加工品を販売するブースも。
食べ物だけではなく、動物とのふれあいコーナーやワークショップなど楽しく過ごせる催し物も開催されている。大人だけでなく子供も楽しめるイベントであることも人気の秘密なのかもしれない。
今年のメインイベントとして開催されたのは「ウエカツおさかなレシピ教室」。
「ウエカツ」こと上田勝彦さんは、元漁師で水産庁に勤務した経験を生かし、魚の魅力を全国に伝え歩く伝道師。そんなウエカツさんが親御さん向けに魚料理のレシピを教えてくれた。
最初は魚の説明から始まり、ハサミでお魚をおろす方法や魚屋さんでおろしてもらうときの注文の仕方なども教えてくれるので、料理初心者でもとても分かりやすい。参加したお母さんたちも興味深々だ。
子供達からはおかわりの声もでるほどの大好評!あっという間に、煮魚、天ぷら、あら汁、混ぜご飯と4品も作ってしまったウエカツさんは満面の笑み。
このイベントが大盛況になるほど魚好きな高知県民。高知の魚といえば「カツオ」が有名過ぎるが、この機会に他にもある高知が誇る魚を紹介しよう!
高知県西部の足摺岬で知られる土佐清水市で水揚げされるブランド魚「清水さば」。同じブランド魚として知られる関さばや金華さばが魚種でいうと「マサバ」なのに対して、清水サバは「ゴマサバ」。
冬場の今はまさに旬!
産地である土佐清水市はもちろん、高知市内でも刺身で食べることができる。マサバに比べて脂が少なく身の締まりが良いのが特徴で、新鮮な刺身のモチモチした食感と優しい甘みはクセになる美味しさだ。
日本人のみならず、世界中で大人気のマグロ。高知県の最西端大月町では本マグロ(クロマグロ)の養殖が盛んで、高知県の漁獲量は全国3位を誇る。
大月町の海は、綺麗な水質と温暖な気候のため質の良いクロマグロの育成に最適な環境なんだとか。地元で味わう新鮮な生クロマグロは言葉にならない美味しさだ。
高知県東部、室戸岬で知られる室戸市は西日本一の金目鯛の産地。しかも漁場が近いため鮮度の良い日戻りの金目鯛が水揚げされる全国でも珍しい産地だ。室戸で獲れる金目鯛はサイズが大きいのも特徴。脂のりもよく、味も抜群だ。
室戸市の飲食店で提供される、金目鯛の煮付けと地元で獲れた魚の刺身を盛り付けた「室戸キンメ丼」もぜひ味わってみてほしい。高知の魚の底力を感じられるはずだ。
一般的には生しらすといわれるイワシの稚魚を高知ではドロメという。
ドロメは鮮度が命!高知で美味しいドロメがお通しででてくる居酒屋は間違いなく他の料理も美味しい。
安芸市や香南市ではドロメや釜揚げしらす(ちりめんじゃこ)を売りにしているお店も多く、高知県民の大好きな魚のひとつだ。
他にも紹介したい魚はいろいろあるが今回はここまでにしておこう。
高知の魚の魅力がいっぱい詰まった「土佐のおさかなまつり」。今年行けなかった方は、ぜひ来年遊びに行ってもらいたい。
日時 2018年1月21日(日)10:00~15:00 ※2019年の開催は未定
場所 高知市中央公園(高知市帯屋町1-11-40)
主催 高知県 水産振興部 水産流通課
文:このり れいこ