世界に誇れる雄大な自然を楽しんで 高知県本山町「モンベルアウトドアヴィレッジ本山」

画像引用：モンベルアウトドアヴィレッジ本山 ホームページより

自然豊かな高知県本山町に拠点を構える「モンベルアウトドアヴィレッジ本山」は、宿泊施設やレストランも備えるアウトドア施設。数多くのアクティビティをさまざまな形で提供しており、親子三世代で来ても楽しめると人気です。

施設がある高知県について「日本の自然をギュッと凝縮した場所」と話すのは、運営元で、大阪市に本社がある株式会社モンベル広報部の竹山史朗さん。今回は、本山町での拠点づくりのきっかけや今後の展開、高知県への想いなどを伺いました。

中学校の跡地を拠点施設に  土佐れいほくで一年中楽しめるアクティビティを

画像引用：モンベルアウトドアヴィレッジ本山 ホームページより

―モンベルアウトドアヴィレッジ本山について教えてください。

竹山さん：本山町の中学校の跡地に、2019年7月7日にオープンしたアウトドアの拠点施設です。吉野川のすぐ側にあるので、カヌーやカヤック、ラフティング、トレッキングなどさまざまなアクティビティを楽しめます。

宿泊も可能で、ロッジ型の宿泊施設や団体で泊まれる団体宿泊棟をご用意しています。また、本山町の地元ならではの情報が得られるビジターセンターのほか、アウトドア用品が揃うモンベルストアも併設。ハーベステラスというレストランや入浴施設も備えており、ゆっくりと自然を楽しめる施設になっています。

―なぜ中学校の跡地を使うことになったのでしょうか？

竹山さん：本山町から「中学校の跡地を使ってアウトドアの拠点を作りたい」とご相談を受けたことがきっかけです。20年ほど前に本山町と協力して、本山のフィールドでお客さんにカヌーやラフティングなどを楽しんでいただくアウトドアフェスティバルというイベントを開催したことがありました。

そのイベントの開催は一回きりでしたが、その後も我々モンベルは本山でカヌーを教えるなどの事業展開をしていたこともあり、本山町とのお付き合いが続いていたんです。そうしたつながりから、アウトドアアクティビティを年中楽しめる場所として本山の地にアウトドアヴィレッジ本山が作られました。

遊び方や泊まり方も自由自在！来場者の「どう楽しみたいか」に応えてくれる場所

画像引用：モンベルアウトドアヴィレッジ本山 ホームページより

―他のアウトドア施設との違いを教えてください。

竹山さん：違いは、数多くのアクティビティが楽しめるだけでなく、宿泊も食事もちょっとしたお買い物もできるところです。レンタサイクルもありますから、本山町や周辺をサイクリングしつつ探索も楽しんでいただけます。もちろん、そのときには「ここに行くと美しい棚田の風景がありますよ」といった情報も得られるようになっています。

―では、特徴についてはどうでしょうか？

竹山さん：特徴としては、高知県の持つ自然環境が上手く作用している点でしょうか。高知県は、川と森と海のバランスが絶妙なんです。だからこそ、アウトドアヴィレッジ本山は、「自然は好きだけど、アクティビティは少し興味があるだけ」という人にも楽しんでもらえる場所だと思いますね。

また、コテージにはテントが付いていますから、コテージに泊まるだけではなく、庭でキャンプができる点も特徴の一つです。「テントで寝てみたい」と思う子どもも多いようで、庭にテントを張ってお子さんだけテントに泊まるという楽しみ方も可能です。家族全員でいきなりキャンプをするということに敷居が高いと感じる人でも、寝るときだけプチキャンプ体験ができるところも気軽にお越しいただけるポイントになっているのではないかと思います。

―さまざまな楽しみ方ができそうですね！ 宿泊施設にはどのようなこだわりがあるのでしょうか？

竹山さん：宿泊施設はロッジのようになっていて、快適さにはこだわっています。しかし、ホテルのようにゴージャスにする必要はないため、自然を身近に感じられるようなデザインでありながらも不便さは感じさせない「ちょうど良さ」がポイントです。

ミニキッチンが付いていますから、お部屋の中で食事ができるほか、テラスでバーベキューもできるようになっています。選択肢が多いので、状況に合わせて自由に選んで楽しんでいただけます。

画像引用：モンベルアウトドアヴィレッジ本山 ホームページより

―お客さんには県内の方が多いのでしょうか。

竹山さん：現在は県内の方、四国、関西からいらっしゃる方が多いですね。北海道など遠くの地域から、わざわざ足を運んでくださるお客さんもおられます。

本山町は、四国のど真ん中に位置しているため、瀬戸内海側からも高知市側からもアクセスがしやすいんです。高知市内からであれば、所要時間は1時間ほど。気軽に自然を満喫しに来られる距離にあります。

今後の事業展開について

―アウトドアヴィレッジ本山の今後の展望を教えてください。

竹山さん：2019年の7月にオープンし、コロナ禍での営業を余儀なくされてきました。遠方からのお客さんに来ていただきづらい状況でしたが、コロナが落ち着いたら、県内だけではなく日本全国や海外からもお客さんに来ていただきたいですね。今後は、天体観測などアクティビティの数も増える予定で、さらに本山町の自然を満喫できると思います。

―最後に、高知県への想いや高知県について感じていることをお聞かせください。

竹山さん：高知県は自然が非常に豊かで、日本の自然をギュッと凝縮したような場所だと思っています。その中でも本山町の自然はとても魅力的です。トレッキングのイベントで行く森は、世界遺産の屋久島にも匹敵するような驚くほど綺麗な風景なんです。

また、高知県は海が太平洋側に向いていることから、瀬戸内海側とは違った雰囲気を味わえるのも魅力の一つだと思います。

施設情報

画像引用：モンベルアウトドアヴィレッジ本山 ホームページより

モンベルアウトドアヴィレッジ本山

住所：高知県長岡郡本山町本山2133-1

問い合わせ先　TEL：0887-72-9670／FAX：0887-72-9671

HP　https://motoyama.outdoorvillage.jp/

※お電話での受付時間は、10:00～18:00までです。

※上記の連絡先は、ビジターセンターおよび宿泊施設のご予約・お問い合わせ先となります。

※モンベルストア、レストラン「ハーベステラス」、イベントへのお問い合わせ・お申込み先はHPにてご確認ください。