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【高知カツオ県民会議シンポジウム】「高知と言えばカツオ!」…だったのが高知の美味しいカツオを自慢できなくなる日がやってくるかも!
この情報は2021年10月10日時点の情報となります。
立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす美食おじさんマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」。今回は、その色つやが食欲をそそる高知のたまご料理5選をお届けします。
Contents
玉子焼き、玉子かけご飯、オムライス…どれもこれもみんなに愛されるたまご料理。
そんな魅惑のたまご料理を美味しくいただける高知のお店をご紹介します。
「たに志」の「玉子焼き」は、卵の溶き具合がいい。
白身を黄身に溶きすぎず、焼いてもまだとろんとなった白身が、いい味を出す。
火が通って甘みが増してたくましくなった黄身に、少しゆるくて味がない白身。
その対比が、凛々しさと緩さを併せ持つ人間模様に似て、ホロリとさせられる。
そこへニラが高く香って、酒を飲ますのである。
お母さんが作った料理と料理屋が作るそれとの、アマとプロとの、ちょう中間辺りという、絶妙な間具合が、実によろしい…
高知満腹旅で、ふた晩続けて、TKG攻撃を受けた。
まず最初は、高知市内の割烹「座屋」である。
ここでは締めとして、土鍋で炊いたご飯が出される。
「今炊き上がりました」と、料理長が鍋ふたをとって見せてくれる。
白く輝くご飯から、甘い香りが流れて顔を包む。
炊き上がりのアルデンテを、料理長は一文字にすくい、よそってくれた…
瀬戸内寂聴氏や山本一力氏、王貞治氏や五木寛之氏も愛するという誠実が、高知にある。
昭和26年創業の洋食屋「コックドール」である。
どの料理にも、昭和の丁寧な仕事が行き届いている…
…美しく豊満な体を見せつける「オムライス」は、チキンライスの控えめな味付けが米自体のうまさを感じさせ、スプーン持つ手を加速させる…
続きを読む▶▶名士に愛され続けた誠実の味。昭和の贅沢を味わいに行くの巻
出された瞬間に、息を飲んだ。
潔い炒飯、いや、焼めしである。
まん丸にまとめられた「チョンマゲ」の「玉子焼きめし」は、艶々と輝いて、我々を誘惑する。
そこには、チャーシューもネギも見当たらない。見えるは、米と卵だけである。
ああ、それなのに、どうしてこんなに誘われるのか。
それは自信かもしれない…
続きを読む▶▶美学が息づく、米と卵だけのいさぎよき玉子焼きめし「チョンマゲ」
これまた卵の半熟とじ具合がいいねえ。
たまらず箸をつけたくなる光景である。
早速かき込めば、上品な味付けで、その中から現れる土佐ジローの凛々しい肉との対比がいい。
聞けばこの食堂は、もてなしの心で故郷の味わいを伝えたいねえと、平成4年に地元の者たちだけで始めたそうである。
今も地元の方が働かれていて、70を超える方もおられるという。
どうりで食べると、暖かい心で満たされるわけだ…
続きを読む▶▶シラスが主役か?ナスが主役か?美味かき揚げちりめん丼のおもてなし御前にご満悦
高知のたまご料理、いかがでしたか?
高知には地鶏「土佐ジロー」の美味しい卵もありますから、いろんなたまご料理を楽しんでみてくださいね!