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この情報は2019年5月4日時点の情報となります。
高知出身の記者が行く、関東で高知の食材を楽しむシリーズ。第13弾は高知県の南西部に位置する「宿毛市」に特化したお店。
埼玉県のJR浦和駅西口から、徒歩7分ほどの場所にある「土佐宿毛(すくも)マーケット」。こちらの看板がかかるビルの5階だ。
このお店、宿毛市で水産加工業を営む「沖ノ島水産」と出会い、「宿毛にフューチャーしたお店をやろうよ!」と声をかけられたことから「土佐宿毛マーケット」がうまれたという。看板メニューである「藁焼き」は宿毛から直送された一本釣りのカツオをお店で藁焼きにしたこだわりの一品で、これを目当てに訪れるお客さんも少なくない。
宿毛にはどんな地元メシがあるの?そう思った人は多いはず。土佐宿毛マーケットの副店長を務める、宿毛市出身の町田さんにおすすめメニュー3つを紹介してもらおう。
ほんのりピンク色の「直七真鯛刺身」(690円/税抜)。「直七」とは、宿毛の食卓で愛用されている希少な柑橘で、その粉末を餌に養殖したのが直七真鯛なのだ。
しっかりと脂がのっているとのことなので、たっぷりのわさびと一緒にいただいた。少し厚めに切られた身は柔らかく、噛めば甘みを感じる。
野菜がたっぷり入った「天下茶屋の焼き肉」(650円/税抜)。宿毛にある『天下茶屋』という人気店のメニューで、「牛肉か豚肉」という2つの選択肢から選んで頼むのだそう。
*土佐宿毛マーケットでは豚のみを出しています。
宿毛市の天下茶屋では、鉄板にタレをかけると跳ねて火傷の恐れがあるので、タレにつけて食べるのを推奨している。土佐宿毛マーケットでも、本場と同じ食べ方でいただける。
少し甘めのタレが、肉と野菜によく合う。これは白ご飯がほしくなる…。
「うちは豚肉しか出してないけど、牛肉も美味しいから、ぜひ宿毛へ!」と町田さん。
地元の豚肉とレタスを使った「ケンボロー豚と焼き味噌の野菜巻き」(1,190円/税抜)。ケンボロー豚は、高知県内では宿毛でしか育てられていない希少な豚なんだそう。
豚肉に焼き味噌をぬり、レタスで巻いていただく。豚肉は脂が多めだが、あっさりとしていて口に残るしつこさがない。レタスのシャキシャキとした食感もいい。お好みで天日塩か柚子胡椒をつけると、また違う味わいが楽しめる。
お店で唯一、宿毛出身の町田さんにお店のアレコレを聞いてみたぞ!
–高知出身のお客さんは多いんですか?
めちゃくちゃ来ますね。高知出身の人だけでなく、高知へ行って「わら焼き鰹」の美味しさに惚れた人が来てくれることもあります。「こんな近くに美味しい鰹が食べられるお店があるなんて嬉しい!」と喜んでくれるんです。
宿毛を知らなかった人も来てくれるんですが、ここで食事をして興味をもち、宿毛まで遊びに行ってくれた人もいるんですよ!
–お店で働いてよかったことは?
ここで働いていたら、素敵な出会いがたくさんあるんです。高知出身の人ともだけど、まったく知らなかった人に「私、宿毛出身です!」って言ったら距離が縮まって、仲良くなるんです。
そうやって交流していくうちに「宿毛出身でよかった、私も役に立ててる」って思えるようになったんですよね。お客さんと接して思うんですけど…高知好きに悪い人はいないですよ!!
–今後お店でやりたいことは?
今年のゴールデンウィークに、初めて「わら焼き体験会」を開催します。反応がよかったら、夏休みにもやりたいと考えてます。あと、高知出身の人や高知好きが集まって「おきゃく」みたいなことをできたら嬉しいです!
高知の人と食を愛している町田さん。土佐宿毛マーケットを拠点に、これからも高知の輪が広がっていくことだろう。
土佐宿毛マーケット
住所:埼玉県さいたま市浦和区仲町1-10-1 ポラムビル5階
電話:048-830-0874
営業時間:ランチ【木〜日・祝日】午前11時30分〜午後2時
ディナー【月〜木・祝日】午後5時〜午後11時
【金・土・祝日前日】午後5時〜深夜0時