三山ひろし, 商店街
【三山ひろしのさんさん歩】創業100年以上の老舗メガネ専門店「メガネのクスノセ」で商店街活性化の秘策を発見!
この情報は2024年11月16日時点の情報となります。
心に響く温もりの声!ビタミンボイス♪ 紅白演歌歌手の三山ひろしさんがふるさと高知県をゆる~くお散歩。今回は高知県高知市を散策する。
Contents
今回は高知市を散策する三山さんと川辺アナ。
前回の記事では四万十市をご紹介しましたが、その四万十市から高知市へ移転オープンした人気のラーメン店があるということで、高知市中心部から車で10分弱の八反町に足を運んだ。
※前回の記事は本記事の最後からお楽しみください
訪れたのは「麺処Monk」。
濃厚な味わいとインパクトのあるラーメンが多くのファンを魅了していた人気ラーメン店が、2024年8月に高知市へ移転オープンして話題を集めているのだ。
麺処Monkの店主を務めるのは、南一人さん。移転オープンまでの道のりを詳しく聞いてみよう!
南さんがラーメン屋を始めたのは、5年前。
土佐町のチャレンジショップで試験的に2年間お店を営業されたそうだ。
その後四万十市に移転し、約3年。多くの方に愛されるラーメン店へと成長を遂げた。
※「チャレンジショップ」とは、将来の新規開業を目指し、本格的な開業の前に一定期間試験的な開業ができる施設のことを指します。高知県では商店街のにぎわいを創出し、活性化を図る「チャレンジショップ」の運営等に係る費用の一部を補助しています。
若い頃から料理に興味があった南さんは、学生時代にヨーロッパの専門学校で料理を学んだという。
その後、順調にキャリアを積み、北海道や長野県で料理長を務めるなど、「食」の道を極めた。
そんな南さんが作るラーメンは、他店にはない魅力が光る!
経験豊富な経歴を持つ南さんだが、気になるのはラーメンのお味。
まずは一杯、おすすめのラーメンを味わおう!
川辺アナに提供されたのは、「Monkラーメン」。
初めてお店を訪れた際には、まず最初に頼むべき一杯だ。
塩系ラーメンで、透き通った野菜と魚介のダブルスープはとてもあっさりしている。
一口飲めば、身体に染み渡る味わいだ。これは、女性受け間違いなしの一品!
ストレートの細麺を合わせていて、トッピングは淡路産のタマネギ。ズルズルっと一気にすすると、タマネギの食感がアクセントとなる仕上がり。
一方、三山さんに提供されたラーメンは、ネーミングセンスが光る「獄門そば」。
ネーミングセンスもさることながら、ビジュアルも強烈だ。
黒いドロドロのスープに自家製のラー油が合わさり、ニラと白ごまがトッピングされている。
一口食べると三山さんは虜に!特製スパイスの痺れるような辛さがとてもクセになるようだ。
黒いスープの秘密は、大阪のごま専門店から厳選して仕入れている「練り黒胡麻」。
味に深みが出るように考えられた、素材選びが光る一杯だ。
中太の縮れ麺とよく絡み、お箸が止まらなくなる。
三山さんと川辺アナが訪れた際には販売が始まっていなかったが、獄門そばの濃厚さを2倍にした「木戸ブラック」もおすすめのようだ!
お店へ足を運んだ際はチェックしてみよう。
獄門そばや木戸ブラックを注文する際は、飛び散りに注意が必要!三山さんは、白のショートパンツをスープで真っ黒に染めるところだった。
現在は麺処Monkを営む南さんだが、実はお坊さんとしての経歴を持つ。
父親の葬儀が自分を見つめ直すきっかけとなり、その後、突然出会った住職との縁がお坊さんとなる始まりだった。
お坊さんを始めて1年半から2年が経つ頃、世界一周をしてたまたま高知にいたオーストラリアの友人から古民家のリノベーションをお手伝いしてほしいと頼まれた南さん。
その頃まだ高知には縁もゆかりもなかったのだが、10日間だけの手伝いならということで高知へ訪れたのだが…なぜかそこからずっと高知県で暮らすこととなり、今に至る。
変わった経歴を持ち、また変わった経緯で高知へ移住することとなった南さん。まだまだ色々と聞き出すと面白いお話が聞けそうだ。
お昼は麺処Monkの店主を務める南さんだが、実は夜になるとまた違った顔を持つという。
正体を明らかにするため、三山さんと川辺アナは近所の集会所へと移動した。
気になるもう一つの顔とは、怪談師。
怪談師とは、怪談と呼ばれる恐怖を感じる幽霊話や、科学では証明できないような不思議な話を巧みな話術で語り手として披露する人のこと。
現在は怪談イベントなどで怪談師・南ひとりとして活躍している。
せっかくなので、ショートバージョンの怪談話を披露してもらうことに!
南さん:これは私の父が初めて体験した霊体験の話です。
15年前に亡くなった伊三郎おじいちゃんと、先立たれて悲しいかねこおばあちゃんのお話になります。
仲の良いおじいちゃん・おばあちゃんでしたが、伊三郎おじいちゃんが亡くなった時に、かねこおばあちゃんはとても悲しみ、
「死にたい、一緒に連れて行って。生きてても仕方ない」と嘆いていました。
そんな様子を近くで見ていた南さんの父は「これは辛い」ということで、おじいちゃんの仏壇の前で「おじいちゃん、頼むわ。おばあちゃんが悲しんでるから一緒に天国へ連れてってくれ」と懇願したそうだ。
するとその晩、寝ている南さんの父の枕元にひっそりと現れた伊三郎おじいちゃん。
びっくりして布団から飛び起きた南さんの父は「どうした!」と声をあげた。
すると言いたいことがありそうな伊三郎おじいちゃんは口をモゴモゴとさせている。
痺れを切らした南さんの父は「どうしたんや?言ってくれ」と言うと・・・
伊三郎おじいちゃんは意を結したように南さんの父に向かってこういったそうだ。
「かねこは無理じゃ…」
こう言い残し、、伊三郎おじいちゃんは消えていった。
夫に先立たれて悲しんでいたかねこおばあちゃんだが、今年で103歳を迎え、今もなお元気で暮らしているようだ。
南さんの考察によると、亡くなったおじいちゃんの力では、おばあちゃんの生命力が強すぎて、天国へ連れて行くのは無理だと思い「かねこは無理じゃ…」と言い残して成仏したのではないかということだった。
最後のオチにほっこりした三山さんと川辺アナだったが、序盤はあまり聞くことのない怪談話に少し鳥肌が立っていたようだ。
緊張感と少し恐怖を感じるお話に肝が冷えた時間だった。
怪談話を聞き終えた後にスタッフさんが少し意地悪を決行!
恐怖を煽るように集会所の鍵を床に落とし、心霊現象が起きたかのような演出をした。
腰を抜かす川辺アナと、後ずさりする三山さん。怪談話の後のこの演出は、さすがに驚いてしまう。
文句の付けようがない美味しいラーメンに魅了され、最後は文句を言いたくなるような、スタッフの演出にかき回された三山さんと川辺アナ。
この日のさんさん歩は、これまでにないほど記憶に残る一日となったようだ。
今回のさんさん歩はここまで!次回の記事をお楽しみに。
麺処Monk
住所:高知県高知市八反町2-13-7
電話:080-4035-2589
情報提供/高知さんさんテレビ
文/さたけゆうや