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満天の星空と360°パノラマを堪能!四国山地の標高1400メートルに連なる四国カルストの絶好スポットからおススメ時期までご紹介!

       

この情報は2023年12月7日時点の情報となります。

満天の星空が観測できることで注目されている四国カルスト。

四国カルストでの天体観測におすすめの時期やスポット、宿泊施設を紹介するのでぜひ参考にしてみてほしい。

四国カルストとは

四国カルスト天空の道

四国カルストとは、高知県と愛媛県の県境にある標高約1,400m、東西約25kmに広がるカルスト台地のこと。

福岡県の平尾台、山口県の秋吉台とともに、日本三大カルストの一つに数えられている。

独特な地形や、雄大で美しい風景が有名な四国カルストは、たくさんの観光客が訪れる人気スポットで、星空以外もドライブやバーベキュー、キャンプなど様々な楽しみ方ができる。

 

四国カルストの星空が絶景である理由

標高が高い

四国カルスト
写真提供:(公財)高知県観光コンベンション協会

四国カルストの星空が絶景である理由の1つ目は「標高の高さ」にある。

天体観測において天候は非常に重要な要素だが、四国カルストは、標高約1,400mの高地であるため雲がかかりにくく、星空を満喫するにはもってこいの場所なのだ。

また、標高が高く、空気の量が少ないので、空気の澄んだ綺麗な星空を観察できる。

星空をカメラに収めたいと思っている方に、とっても絶好の撮影スポットといえるだろう。

 

見晴らしの良さ

五段高原

四国カルストの星空が絶景である理由の2つ目は「見晴らしの良さ」だ。

草原が一面に広がり、周囲の視界を遮る物が何もないため、360度の眺望で、満天の星空を大空いっぱいに見ることができるのだ。

 

光害の少なさ

大野ヶ原

四国カルストの星空が絶景である理由の3つ目は「光害の少なさ」。

四国カルストには、ほとんど照明がないため、街中で見るのとはまるで違った幻想的な星空が見られるのだ。

 

四国カルストの星空が綺麗に見える場所

四国カルスト星空

四国カルストは、西側から大野ヶ原(おおのがはら)、姫鶴平(めづるたいら)、五段高原(ごだんこうげん)、天狗高原(てんぐこうげん)の4つで構成されている。

どの高原も標高が高く、見晴らしが良いので星空を見るのに適しているが、その中でも天狗高原は標高が1,400m超と一番高く、四国カルストの中でも特に「天空」に近い場所として綺麗な星空を見られる。

また、天狗高原にある「星ふるヴィレッジTENGU」では、天文観測やプラネタリウムが楽しめる。

 

四国カルストの星空が綺麗な時期、時間

四国カルスト星空

一般的に、冬は最も空気が澄んで、星空が綺麗に見える季節だと言われているが、標高が高い四国カルストは冬場はかなり厳しい冷えこみとなる。 冬場に行く場合は、徹底した防寒対策が必要である。

また例年、12月初旬~3月末は県道383号線が冬季通行止めになることが多く、車では「星ふるヴィレッジTENGU」までしか通行することができなくなるので注意が必要だ。

冬場以外でおすすめの時期は4月~8月。

4月~8月は東側の天狗高原から登ってくる天の川を眺めることができるシーズンだ。

普段から流れ星を肉眼で見ることができる四国カルストだが、流星群の接近時期には天気が良ければ無数の流れ星を見ることができる。

星空が綺麗に見える時間は、気候によって変動するため、日本気象協会が運営しているtenki.jpなどを利用し、星空指数を確認して、最適な時間に天体観測を行ってほしい。

 

四国カルストの星空を観るなら天気を要チェック!

四国カルストは、高知龍馬空港から車で約2時間かかる。

せっかく山道を走らせて四国カルストまではるばる来たのに天気が悪くて星空が見えない!などという残念な事態を避けるために、現地へ向かう前に天気をチェックすることが大切だ。

また、標高の高い場所は天気の変化が頻繁にあるので、雨具や防寒具を持参することを推奨する。

 

四国カルストで星空を観るならコテージやキャンプでの宿泊がおすすめ

天体観測をするならコテージやキャンプ場で、空を間近に感じながら夜を過ごすのがおすすめだ。

ここからは、四国カルストで泊まれるコテージとキャンプ場を紹介する。

 

姫鶴平(めづるだいら)コテージ

※姫鶴平コテージサイトより引用

姫鶴平コテージは、家族やグループなどの大人数で泊まりたい方や、別荘気分でゆっくりしたい方に推したいコテージだ。

夜はベランダから星空を眺め、朝は窓から差し込む光と野鳥のさえずりで目を覚まし、自然の中での宿泊を楽しむことができる。

コテージでは自炊もできる。また、バーベキューセット(要事前予約)や食堂などがあるため食事の準備なしでも利用可能だ。

利用料金と設備は以下の通り

【営業期間】4月23日(土)~11月上旬(※ご予約受付は4月4日~)
【営業時間】チェックイン15時 チェックアウト9時30分
【定休日】毎週月・火曜日 臨時休業あり

【コテージ料金】
5人用:22,000円 (税込)
7人用:26,000円 (税込)
※中学生以上1人追加につき+2,200円(税込)、宿泊時間:16:00~翌9:30

【設備】
バス、トイレ、台所(食器、包丁、まな板、鍋、フライパン、ボウル、炊飯器、トースター、箸、コップなど)冷蔵庫、洗濯機、洗面台

姫鶴平コテージの詳細情報

【住所】〒791-1802 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷8118
【電話番号】0892-55-0057

 

姫鶴平キャンプ場

姫鶴平キャンプ場

※姫鶴平キャンプ場HPより引用

姫鶴平キャンプ場は、四国カルストが360度広がる大パノラマの中でキャンプがしたい方にうってつけ。

大草原を見渡せる山並みやダイナミックな風車などの眺めは壮大。

大自然の中の広大なキャンプ場で満天の星空を満喫したいという方は、ぜひ利用してみてほしい。

ご利用の際は簡易宿泊施設「姫鶴荘」(0892-55-0057)フロントに要問い合わせ。(事前予約必要なし)

【料金】
テント1張り:500円 (税込)
車中泊:1台500円 (税込)
デイキャンプ1団体:500円(税込)

【施設からのお知らせ】

11月15日(水)以降、施設内の水抜き・水源地からの給水停止作業など冬の準備に入り、11月18日(土)までに例年通り凍結防止のため給水をストップし、水道とトイレが使えなくなります。

姫鶴平キャンプ場の詳細情報

【住所】〒791-1802 愛媛県上浮穴郡久万高原町西谷8117

 

星ふるヴィレッジTENGU

※星ふるヴィレッジTENGUサイトより引用

2021年7月全館リニューアルオープンした「星ふるヴィレッジTENGUは標高1,400mに位置し、眼下にはあまたの山並みが延々と続く絶景の宿泊施設。

星空客室から、和室、ユニバーサルツイン等々、多彩な部屋が用意されている。

前半でも紹介した通り、星空の観測用に天文台やプラネタリウムがあり、手ぶらで天体観測を楽しみたい方にぴったりだ。

星ふるヴィレッジTENGUの詳細情報

【住所】 〒785-0504 高知県津野町芳生野乙4291-22
【電話番号】0889-62-3188

 

高知駅からのアクセス

四国カルストの近くは公共交通機関が通っていないため、基本的には車でのアクセスとなる。

そのため高知駅前でレンタカーを借りて、壮大な景色を満喫しながらのドライブを楽しむのがおすすめだ。

壮大な景色を満喫しながらのドライブはいかがだろうか?

①高知駅から北へ約4km進み高知ICから高知自動車道四万十市方面へ
②須崎ICで降り、国道197号を西に進む
③高野から県道48号へ続く東津野城川林道(東線)を通り天狗高原へ(須崎東ICより約1時間10分)

天狗高原の先に、五段高原、姫鶴平、大野ヶ原と続いている。

 

星空だけにとどまらない四国カルストの魅力

ここまで四国カルストの星空について解説してきたが、その魅力は星空だけにとどまらない。

春と秋の早朝に四国カルストから眺める幻想的な雲海は、息を呑む美しさだ。

また、360度のパノラマは朝日と夕日、両方を拝める貴重な地形でもある。

さらに、「天空の道」として知られる四国カルストを東西に縦断している県道383号線は、ドライブコースとして非常に人気が高い。

絶景のカルストを巡りながら、高原植物や樹齢600年の巨木を見たり、ブナの森を散歩したり、渓流沿いの快適な遊歩道を歩いたりと、多彩なコースを選べるハイキングも魅力的だ。

絶景の星空や雄大な景色、美しい自然を満喫できる四国カルスト。

ぜひ1度は訪れてもらいたい、とっておきの場所だ。

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