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社会人野球の頂点を決める「第95回都市対抗野球大会」に四国銀行が出場!注目の俊足ルーキーにインタビュー
この情報は2020年9月16日時点の情報となります。
JFLリーグからJ3昇格を目指す「高知ユナイテッドSC」。試合の勝敗だけではなく、クラブの魅力を知ってもらうため、クラブの活動やチームの裏話をお届けする「目指せJ3!高知ユナイテッドも大家族やき」を高知家の〇〇で連載しています。取材担当は西村監督の個人マネージャー、通称“Nマネ”です。今週は、高知ユナイテッドSCアカデミーのジュニアユースチームのレポートです。
今回は、高知ユナイテッドSCアカデミーのジュニアユースチームを取材しました。
ジュニアユースとは育成年代である中学生世代のことで、U13、U14、U15に分かれて構成されています。高知ユナイテッドSC(高知U)では2016年にジュニアユースチームが発足。
立田将大監督と一柳穣コーチにジュニアユースチームについていろいろ聞いてみました。
―ジュニアユースチームと学校の部活動の違いはなんですか?
立田 ジュニアユースチームには、高知県内から、将来高知Uのトップチームからプロ入りを目指している選手、高いレベルでサッカーをしたいと思う競技志向の選手が集まります。専属のプロ指導者から指導が受けられることが大きな違いです。
―ジュニアユースチームにはどうしたら入れますか?
立田 例年9月から練習会を開催し、12月にセレクション(入団試験)を行っています。セレクションでは、選手の身体能力、テクニック、プレイの意図、性格、向上心などを見て総合的に判断しています。合格者は20人程度です。去年は50人近い応募がありました。今年の練習会は新型コロナの影響で日程調整中です。
―普段の練習についておしえてください。
立田:平日夜は市内のグラウンドや室内練習場で練習、週末は試合が多いです。中学生世代は県リーグがあり、県内のクラブチームと中学校チーム合わせて約50チームが、1部~3部に分かれて年間を通してリーグ戦を行っています。去年、高知Uは1部リーグで2位でした。今年前半は新型コロナの影響でリーグ戦も延期になっていましたが、8月末に再開され、優勝を目指し頑張っています。1年生は、まずサッカーに向き合いながら一生懸命プレイすることから始まり、夏以降はチーム内で競争して高めていくようにします。また挨拶や準備・後片付けなど、サッカーと人としての土台作りに重点を置いています。
一柳:2年生では、1年生からのそれぞれのサッカーとの向き合い方に重点を置いています。競技力重視の練習だけだとサッカーが楽しくなくなるので、楽しさと競技志向のバランス、つまり楽しいけど難しい練習を意識しています。上から押し付けるのではなく、自分で試行錯誤しながらサッカーをプレイするよう指導しています。
立田:3年生は高知Uでは最後の年です。Jクラブの下部チームでも戦えるよう、気持ちと競技力の面で勝負にこだわったプレイを意識させています。
―中学卒業後の進路について教えて下さい。
立田:県内のサッカー強豪校に進学する選手がほとんどで、中にはスポーツ特待生で入学する選手もいます。今年の3年生の一人はカマタマーレ讃岐(J3)のユースチーム(高校生世代)に入団が決まりました。いずれは高知Uでもユースチームを作り、中学から高校まで一貫した指導育成して、トップチームの選手に繋げることが目標です。
―ジュニアユースの指導で気を付けていることを教えてください
一柳:周りの人に支えられてサッカーが出来ること、サッカーは大事だけどサッカーだけが全てじゃないことを伝えています。家族や大事にすることや、人間関係の大切さを教えることで、高校や他のチームに行ったときに、高知U出身の選手は人間的にもいいよね、と言ってもらえるよう指導しています。
サッカーのプレイを通して、個々の選手の性格や感情が見えてくるので、普段と違う様子があれば話を聞くようにしています。悩んでいるようであれば相談に乗ったり、保護者と話したりする機会も多いですね。
―サッカー以外の地域活動について教えてください
立田:JFLホーム戦では、ボールボーイとして運営の手伝いをしています。
年に数回、クラブ行事としてトップチームの選手と一緒に鏡川の清掃活動に参加しています。また小学生向けのサッカーフェスティバルの審判の手伝いをすることもあります。
―ジュニアユースチームで印象的な思い出はありますか?
一柳 今の3年生が2年の時に、遠征先の宿泊施設で就寝前の空き時間を使って、ロビーにあったドミノで遊んで大声をだして盛り上がっていたら、守衛の方に「こんなうるさいチームは見たことない」と怒られました。事情をきいた僕は落ち込んだ選手たちを部屋に呼んで、大声で騒いだことに怒ったのであって、ドミノはロビーにあったわけだし、門限を破ったわけでもないのだから、ルールを守って全力で遊べと伝えました。翌日、チーム全員で超大作のドミノ制作に取り組み完成させました。遠征直後の新人大会では四国5位でチーム歴代最高の成績でした。ドミノの一件が思わぬ形でチームビルディングの役割を果たして、チームの結束を強めたのだと思います。
ジュニアユースチームでは、サッカーだけでなく人としても成長できる場所なのですね。
立田コーチ、一柳コーチありがとうございました。
ではでは、また来週の記事をお楽しみに~!
9月13日(日)に行われた、第20節vsいわきFCは3-4で負け、現在の順位は16位。
次回のホーム戦は第21節vsホンダロックSC
9月20日(日)15:00キックオフ
高知ユナイテッドSC公式チャンネルYouTubeにてライブ配信の視聴が可能です。
https://www.youtube.com/channel/UCU_-8VXwpkHkqkPG4R2t5aQ
配信時間:14:30頃~16:45頃
【入場者限定のお知らせ】
春野球技場(収容人数1,000人)での開催のため、新型コロナウイルス感染防止対策として、入場者を限定し、最大550名とさせていただきます。年間パスポート、ドリームパスポート、招待券、前売り券のいずれかを事前にお持ちの方および同伴される小学生未満の方のみ入場可能です。
入場者を制限するため、9/9(水)~9/20(日)まで、前売り券と年間パスポートの販売は停止いたします。当日券および、当日のドリームパスポートの発行は行いません。
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