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【高知グルメPro】自然に囲まれたテラスで野菜たっぷりのピザをいただく「野菜ソムリエの店 畑山ガーデン」美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記

       

この情報は2024年4月7日時点の情報となります。

立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなすフードジャーナリスト「美食おじさん」ことマッキー牧元さんが、高知の料理店・生産者さんをめぐる「高知満腹日記」。今回は高知県吾川郡いの町波川にある人気のピザ店「野菜ソムリエの店 畑山ガーデン」で野菜の旨味たっぷりのピザをいただいてきました。

里山を背にした街道沿いに、小さな店が佇んでいた。

カフェかと思えば、ピザ屋らしい。

「野菜ソムリエの店 畑山ガーデン」だ。

木塀の前には木製看板が掲げられており、そこには枝で「ピザ」という文字が打ち付けられていた。

室内もあるが、やはりここで過ごすなら、小さな庭園を望むテラス席だろう。

色とりどりの花や草が植えられた庭を見ながら、目を休める。

まず頼んだのは「トマト風味の野菜スープ」だった。

緑の庭を背にして、赤いスープが置かれる。

ミネストローネにとって、これほどふさわしい場所はない。

もし、このスープに意志があったなら、みなこの店に住みたがるだろうな。

そんな自然な光景だった。

「ああ」

一口飲んで、ため息がでた。

トマト自体の自然な甘みが生きている。

その甘みの中で、ブロッコリー、ジャガイモ 、ズッキーニ、アスパラガス、ピーマン、人参、玉ねぎが、生き生きとしている。

次に「フルーツトマトの五穀米サラダ」が運ばれた。

葉類と豆やごまが合わされたサラダである。

このサラダもまた、庭の景色をバックにして、輝いている。

サラダを食べていると、「フルーツトマトのトマトピザ」が運ばれてきた。

周囲にフルーツトマトが飾られ、チーズの下にもトマトがいる。

自然な陽光を帯びたピザが美しい。

そして、フルーツトマトが甘すぎない。

過剰な甘みはなく、素直な甘さだけを舌に乗せてくる。

日高村のフルーツトマトだそうで、甘過ぎないのが特徴だという。

ほどよい酸味と品のある甘みがチーズに溶け込んで、こりゃあ何枚でも食べられちゃうな。

ちなみに、「フルーツトマトジュース」を一緒に頼むのがおすすめである。

このトマトピザを食べながら、フルーツトマト100%のジュース飲んで目を閉じれば、もう我々はトマト畑の中に立っている。

次は、「四万十ポークソーセージとブロッコリーのピザ」が運ばれた。

ソーセージは、ベーコンのような凝縮した旨味があり、こりゃあソーセージの旨味で食べさせるピザだな。

このピザを食べながら、庭の緑の香りを吸い込むのもいい。

青々しい香りとピザの香りが鼻の中で混ざり合う。

すると途端に、清々しい気分が訪れるのだ。

デザートにと、季節限定の「サツマイモのピザ」もいただいた。

これも、いい。

芋の素朴な甘みと蜂蜜のコクが抱き合い、そこへレモンゼストの酸っぱい香りが加わって、軽やかになる。

芋もレモンも、高知県産だという。

いずれも自然に囲まれ、庭を育てている人にしか育たない、料理の発想があると思った。

聞けば創業は2005年の7月と古い。

ご主人のご両親が、家の前でお菓子屋を始めたのがきっかけだという。

その後ドッグカフェとして人気が出て、2〜3年後にピザを出して評判になっていった。

「仁淀川町の夏の暑い時期にとれたフルーツトマト は、酸味があるんです」。

ご主人の畑山 稜さんはそう言って、自分の子供のことのように自慢された。

ピザには、トマトの果汁をずっと取っておいて、それを使っているそうである。

また季節ごとのピザがあり、春は虎杖(いたどり)のピザ、夏はカレーピザ、冬はリンゴのピザをやられているということだった。

こりゃあ、他の季節にも来なくちゃね。

高知県吾川郡いの町波川98「野菜ソムリエの店 畑山ガーデン」にて