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食べ歩きスト・マッキー牧元の「いまさらですが、自己紹介させていただきます」

       

この情報は2019年6月3日時点の情報となります。

食べ歩き道の師匠と呼ぶマッキー牧元さん。
2018年5月から高知家の〇〇に毎週日曜日、高知県のステキなお店、美味しい食材の記事を書きおろし掲載。
そんなマッキー牧元さんを改めてご紹介しつつ、この1年間で選りすぐりのお店と食材を紹介してもらいます。

プロフィール

1955年東京出身。立教大学卒。

株式会社 味の手帖 取締役編集顧問

日本国内、海外を問わず、年間600食ほど旺盛に食べ歩き、雑誌、テレビ、ラジオなどで食情報を発信。

「味の手帖」、「朝日新聞WEB」、「料理王国」、「食楽」他連載多数。

三越日本橋街大学講師、日本鍋奉行協会顧問。

最新刊は「出世酒場〜ビジネスの極意は酒場で盗め」集英社刊 「超一流サッポロ一番の作り方」ぴあ刊である。

 マッキー牧元が魅かれた高知食材たち

中土佐町久礼「大正町市場」のうつぼのすき焼き

ウツボはすき焼きに限る。

久礼の漁師料理であるそれは、ウツボのコラーゲンの甘みと割り下の甘みが実によく合って、笑いだす味である。

関連記事⇒「ウツボはすき焼きに限る!!久礼の漁師料理に悦楽を得たの巻」

 

土佐清水市「新谷商店」の宗田節

百年間誠実に作り続けて来た真の旨味。長極薄の卵かけ御飯用鰹節もいい。

関連記事⇒「百年の伝統を受け継ぐ、熱き味わい」

 

土佐市「文旦屋・白木果樹園」の文旦

果肉は滑らかながら凛々しく、溢れ出す汁は、甘酸っぱさの中に心が晴れやかになる気品がある。

「すくも小夏」「西内小夏」や「日向夏」「フィンガーライム」もおすすめ。

関連記事⇒「白木さんのブンタンを食べた」

 

高知市「生姜農家 りぐる」の新生姜

命をつなぎ、人をつなぐ生姜。

今まで食べてきた生姜は、生姜の一夜干しではないかと思うほど、水分含有量が違う。爽快感が違う。

関連記事⇒「命をつなぎ、人をつなぐ生姜」

 

高知市「干魚のヤマサキ」の干物

干物だというのに、生の魚より凝縮した味が、太陽の香りを伴って「どうだあ」と迫って来る。

関連記事⇒「酒を白飯を誘う、鮮魚よりも魚を主張する土佐の干物」

 

土佐市「宇佐もんや」の一本釣り潤目鰯

刺身を食べれば、微かにシコッした身の硬さがありながら、どこまでも滑らかで、身の中よりうっすらと脂の甘さがにじみ出る。丸干しも素晴らしい。

関連記事⇒「すごいぞ、うるめいわし」

 

田野町「田野屋塩二郎」の塩

オーダーメイドのすごい塩。

関連記事⇒「二千種類のオーダメイド塩を作る、世界でたった1人の愛すべき変態塩職人の巻」

 

土佐市「ファーム輝」のフルーツトマト

豊かな香りが弾けて、顔を包み込む。

甘く、青臭く、太陽の香りに浴びながら一口飲んで、鳥肌が立った。

ただ甘いだけではない、青さや酸味や清々しい透明感があって、命の崇高さが体を清めていく。

そして余韻が、いつまでも口のあたりに残っている。

関連記事⇒「80数種のトマトを栽培!トマトを愛してやまないファーム輝で29種類のトマトを食べ比べた」

マッキー牧元厳選の飲食店

高知市「ゆう喜屋」

ご夫婦で切りもりされている寿司屋兼小料理屋。

県内最高のカツオがいただけるほか、清水サバ、キンメなど、ほかの魚も驚くほどに質が高い。

締めはカツオ茶漬けか、いお寿司で。

関連記事⇒「カツオとキスをした日」

 

吾川郡いの町「魚兼」

イワシの酸味とうま味が、甘酢で味付けて二度濾したおからのきめ細やかさと共鳴する「ウルメイワシのおから寿司」。

鮎の淡い旨味が舌を包む、塩麹漬け鮎を、酢洗いした「鮎寿司」魚屋の店頭で食べる割烹料理。料理に気品がある。

関連記事⇒「日本一幸福にさせてくれる魚屋さん」

 

土佐市「伊勢海老料理 中平」

甘みの品がいい。エレガントな風味が溢れ出て、穏やかな気分になる。そしてエビの風味が凝縮した、笑いが止まらぬ雑炊!

関連記事⇒「伊勢海老は脚がうまいのである」

 

室戸市「割烹 花月」

目の前の深海から今朝上がったばかりのキンメは、脂がしまっていて、この魚の生命力の高さを痛感させる。

他では食べることが叶ぬ味。

関連記事⇒「ここは竜宮城か。キンメの刺身、しゃぶしゃぶ、煮付け、茶漬けの攻撃に撃沈すの巻」

 

土佐市「ヴィラ・サントリーニ」

日本とは思えぬ白と青で統一された建物から見る、海と空と雲。

そして美味しい高知の食材に敬意を払った、イタリア料理。

特にホエーに漬けた黒ムツの炭火焼が素晴らしい。

関連記事⇒「真っ青な目に染みる海、紺碧なる空、そして輝く白。高知にギリシャがあった」

 

吾川郡いの町「手打ち蕎麦 時屋」

清流の脇、山深い場所で食べる香り高い蕎麦。

関連記事⇒「日本最高のシチュエーションで食べる、そば『時屋』」

 

土佐町「オンベリーコ」

丁寧な仕事ぶりが光ったの自家製ソーセージ類は、余計な旨味がなく自然な味で、どこまでも優しい。

関連記事⇒「彼のイタリア料理を食べに、わざわざ足を延ばしたい。そんな、愛すべき変態が、土佐町にいる。」

 

高知にはまだまだステキなお店、美味しい食材がたくさんあります。

毎週日曜日に公開される「マッキー牧元の高知満腹日記」をお楽しみに。

※マッキー牧元の高知満腹日記全記事はこちらからご覧ください。