【高知グルメ】現役大学生が営むこだわりのコーヒースタンド「root’s」と香南市オススメ周辺スポット

高知市中心部から東へ車で約30分。香南市の集落にひっそりと佇むコーヒースタンド「root’s」は、現役の高知大学生が営むお店。

店主の横田さんは、高校生のときにコーヒーにどハマりし、以来、日々“おいしいコーヒー”を探求し続けている無類のコーヒー好きだ。

昨夏、長年抱いていた「コーヒーの魅力をいろんな人とシェアしたい」という想いをコンセプトに、念願のお店をオープン。

大学が休みの日にお店を開け、世界各地からセレクトしたこだわりの珈琲豆からお客さんの好みに合った一杯を提供している。

お店は祖母が営むローカルな酒店の一角にあり、お年玉貯金を崩して改装したのだという。

アットホームな空間に、香ばしい珈琲豆の香りが漂う。

店頭には、横田さんが国内の焙煎所に直接足を運んで見つけた珈琲豆や、SNSで繋がるコーヒー仲間から紹介してもらったトレンドを押さえた珈琲豆がラインナップ。

珈琲豆の香りと味わいを大切にハンドドリップで丁寧に淹れるコーヒーは、訪れたコーヒー好きの方々から高い評価を得ている。

成分をおいしく引き出すために、豆の量に対して適切な抽出量にこだわっているのだそう。

「水出し」と「急冷」の2種の淹れ方が楽しめるアイスコーヒーも人気のメニュー。コーヒーに合う焼き菓子なども用意してくれているので、ぜひご一緒に♪

最後に、店主の横田さんにお話を伺った。

-「学生」をしながら「店舗経営」をしようと思ったきっかけを教えてください。

横田さん：とにかくコーヒーが大好きなので、いままでに出会ったコーヒーの魅力をいろんな人と共有したいという想いがありました。ただ、自分の同世代にはコーヒー好きの方は少なくて…そこで「お店をやればいろんな世代の方と交流できるんじゃないか？」と思ったのがきっかけです。

-コーヒーの勉強はどこでされたのですか？

横田さん：趣味の延長でもあるので、基本的には独学です。高校生の時にコーヒーにハマってから、いろんな専門書を読みながら勉強しました。珈琲豆についても、時間ができた時に国内の焙煎所を訪問したり、SNSで情報を共有したりすることで知識を深めています。

-大学を卒業された後も店舗を続けられるのでしょうか？

横田さん：いまのところは「卒業するまでの営業」を想定しています。「root’s」は“ビジネスの場“というよりは、あくまでも自分を成長させてくれる“プラットホーム”と思っていて、ここでの交流を通して得られた繋がりや気づきを、これからの人生に活かしていきたいと思っています。

ひとりの大学生の想いが形になったコーヒースタンド。

その小さな空間で、一杯のコーヒーを通して人の輪が広がっていく。コーヒーを愛してやまない大学生が、自信を持って提供するこだわりの一杯。

ぜひ味わってみて欲しい。

コーヒー片手に訪れたい周辺スポット「夫婦岩」

店内でゆっくり味わっていただくのも良いが、海を見ながらコーヒーを堪能したいという方のために、周辺のスポットもご紹介！

「Coffe Stand root’s」から車を20分ほど走らせてやってきたのは、香南市夜須町。

こちらに全国的にも珍しく、最近ではフォトスポットとしても人気な奇岩がある。

ナビを頼りに進むと左手に駐車場が見えるので、車で訪れる場合はこちらに駐車を。

車から降りると、海沿いらしく潮風の香りが漂い、思わず深呼吸したくなる心地よさ。

駐車場から坂道を少し登ると、左手に看板と鳥居が見えてくるので、鳥居をくぐり、右に曲がり階段を降りていく。

一部、足元が悪い場所があるため、訪れる際はスニーカーなど動きやすい靴がおすすめだ。

階段を降りて少し進むと、説明板を発見！

この先にあるのは、二つの大岩を大注連縄（おおしめなわ）で結んだ夫婦岩（めおといわ）。

全国にある夫婦岩は二つの大岩の大きさが異なるものが多いのに対して、こちらは男岩7.5m、女岩7.3mと、大岩の大きさがほぼ同じ「男女同権型」で全国的にも珍しいと言われている。

地元民からは「”はちきん”が多い高知県ならでは」という声も。※はちきん＝男勝りな女性

目の前に広がる雄大な海景色と波音に耳を傾けながら、いただくコーヒーは格別！

また、高知市方面に帰る際は車で5分圏内にある「手結港可動橋」や「道の駅やす」などにも立ち寄って、香南市の見どころを満喫してほしい。

Coffee Stand root’s

住所：香南市野市町西野56-1
営業時間：午前9時30分〜午後5時30分、水曜は午後1時30分から営業
定休日：月曜、火曜、木曜、金曜
駐車場：有り ※Instagram（roots_coffeestand）にて店舗情報を発信

夫婦岩

香南市夜須町手結山