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Back To 高知家の2020!集って泊まる、新しい宿の形。須崎市の古民家素泊まり宿「暮らしのねっこ」

この情報は2023年5月30日時点の情報となります。

これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の20○○」としてご紹介します!
今回は2020年4月7日にご紹介した、須崎市にある古民家を改装した宿「暮らしのねっこ」の記事です(営業確認済)。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!

訪れたのは、高知県須崎市にある素泊まり宿「暮らしのねっこ」。

昭和初期以前に建てられた古民家を、2016 年に須崎市が改修した施設です。

その後、地元の有志でリノベーションを行い、2018 年に「暮らしのねっこ」がオープンしました。施設を運営しているのは、移住・定住・交流を支援する団体「暮らすさき」。

移住を希望する方が「まずはお試しに…」と滞在されたこともあるそうです。

「暮らしのねっこ」の大きな役割は 3つ。

自炊型・素泊まりで、暮らすように滞在することができる「宿泊施設」。

会議やワークショップなど、地域の人たちの集いの場として活用されている「レンタルルーム」。

そして 3 つ目は、手作りのお菓子やドリンク、お土産にぴったりな雑貨を販売するカフェ「Cona-Cafe」。

古民家特有のどこか懐かしい雰囲気が漂う建物には、高知の人や歴史が生んだモノたちが随所に。

たとえば玄関を飾る暖簾は、県内の作家さんによる柿渋染め。

2 階にある宿泊ルームは、地域の方々の協力によって DIY で完成されました。

ベッドは、古くから使われていたタンスを再利用したもの。

写真内のピンクの三角形部分は、元々の土壁の色です。

白い部分は上から重ねられた土佐漆喰(しっくい)。

階段の壁も土壁だったのですが、現在はタンスの引き出し部分を取り付けて、パラパラと土が落ちてくるのを防止しています。

古民家の雰囲気を壊さず、遊び心溢れる工夫が感じられました。

こちらは壁に敷き詰められた木のタイル。県産木材の端材を再利用しています。

タイルに刻まれた「八上」の文字は、元々のこの家の持ち主である上原八蔵氏の名前からとったもの。

建物内のどこかにあるので、ぜひ探してみてくださいね。

1 階レンタルルームのふすまには、障子が破れた部分にカラフルな土佐和紙が。

床の間の素朴なオブジェに使用されているのは、床に敷き詰められた畳と同じ「土佐い草」。

どちらも県内の職人さんの手によるもの。

縁側に座ってのんびりとした時間を楽しむのも、おすすめの過ごし方。

海外の方やお遍路さんに人気なのも納得です!

1 階の元々土間だった場所には、テイクアウト専門のカフェ「Cona-Cafe」が。

この日は「パンの日」ということでこんがり焼けたパンが店頭に並んでいました。

ドリンクの販売も。

こちらは 1 番人気のチーズケーキ。

あっさりとした優しい甘さがやみつきに。

ラムレーズンや黒コショウはお酒とあわせても良さそうです。この日も焼き菓子やパンを目当てに、朝からひっきりなしにお客さんが訪れていました。

カフェでは、お菓子のほかに加工食品や雑貨が販売されています。

「暮らしのねっこ」の裏庭で獲れた文旦や梅で作ったジャムのほか、店主の方がセレクトした高知県産食品がたくさん。

県内各地の作り手さんによる絵葉書やせっけんなどの雑貨もずらり。

古い家具を活かしたセンス溢れるディスプレイに注目です!

そうそう、高知の山間部で昔から万能薬として使われてきた「たぬきの油」もありましたよ!

日当たりが良い吹き抜けの店内で、ゆっくりとお買い物を楽しんでくださいね。

店内の一角には、観光パンフレットや県内の飲食店・雑貨屋のショップカードが並べられたコーナーがあります。

次のお出かけ先に迷ったときも、参考になりそう・・・!

訪れた人が高知の文化・歴史・ものづくりを「暮らすように」体感できる空間「暮らしのねっこ」。

宿泊に、ちょっとひと休みに、お土産を買いに・・・

気軽に訪れてみてください。

 

問い合わせ

暮らしのねっこ

住所/高知県須崎市青木町 5-14
TEL/050-8808-6388
HP/https://kurashinonekko.com/

 


情報提供:連続テレビ小説を生かした博覧会推進協議会

https://kochi-tabi.jp/makino-expo/