黒潮町の美味しいカツオに天然温泉 ゆったり癒される小旅行

高知市内から車で約1時間30分。高知自動車道を四万十町中央ICで降り、国道56号線を約30分ほど西に進んだ場所にあるのが「道の駅なぶら土佐佐賀」だ。

「なぶら」とは、海中の魚の群れのことを指す漁師ことば。カツオ船が「なぶら」に接近すると餌のイワシを撒き、釣竿で一匹一匹釣りあげる。これが「カツオの一本釣り」である。
黒潮町佐賀といえば「カツオの一本釣り」で知られる町だが、看板にも「なぶら」とカツオ文字があしらわれているところからも、カツオ推しを感じる。

直販所コーナー

まず目に入るのが直販所コ－ナー。店内は、内装から陳列台まで木がふんだんに使われている。

いなり寿しや田舎寿しに、魚飯（いよめし）や総菜がずらりと並ぶ。

干物やじゃこなどの海産物。

地域で採れた野菜。

黒糖を発見！これは、黒潮町で無農薬栽培しているサトウキビから作られている黒糖だ。
生姜シロップは、町内で自然農法により栽培された生姜から作られたもの。

町内で作られている塩も販売されている。

こちらは、カツオの缶詰。
株式会社黒潮町缶詰製作所で作られた缶詰だ。

最後に、「一本釣り藁焼きたたき」で知られる明神水産の店舗へ潜入。

冷凍で送ることができる「藁焼きカツオのたたき」。

解凍するだけで食べられるお手軽な商品。値段もお手頃だ。

レストランを紹介

レストラン入り口には明神丸の文字。地元のカツオ一本釣り漁船の船名を冠したレストランだ。

注文が入ると、ガラス越しに始まるわら焼きの実演。
わらに火がつくと一気に炎が燃え上がる。頭より高く燃え盛る炎は圧巻だ！

「たれタタキ定食」や「塩タタキ定食」のほか、丼ものやうどんなどの麺類、カレーがメニューに並んでいるが、ここはやはりタタキだろう。高知家の○○取材班は「たれタタキ定食（タタキ7切れ 980円）を注文。

わらで焼かれたばかりのカツオが、香ばしい香りで鼻をくすぐる。少し厚めに切られており、カツオのうまみがしっかり味わえる上に、焼かれたばかりで少しあたたかく、とてもおいしい。道の駅で焼きたてのわら焼きタタキが食べられるとは、大満足である。

そしてもう一品。気になっていた「鰹カツカレー（700円）」も注文。
カレーにカツオのカツ!?
聞くと、カツだけではなく、カレーにも肉の代わりにカツオが入ったカレーだという。
ほんのりカツオの風味を感じるカレーと、旨味がギュッと凝縮されたサクサクのカツ。ベストマッチだ。

直販所コーナーで販売されている「鰹カレー」。大人気でレトルト化を決定したというのもうなずける。

定番スイーツ

カツオづくしでおなかを満たして屋外に出ると、また魅力的なものを発見してしまった。
直販所コーナーで黒糖に惹かれていた取材班は、メニューに注目。

迷わず、黒糖ソフトを注文！

蜜と粉末で食感の異なる黒糖とソフトクリームが合わさって、とてもおいしい！
一年中おいしいカツオに出会える「道の駅なぶら土佐佐賀」。
潜入するとその魅力はカツオだけではなく、いくつもの黒潮町の名産品に出会うことができる場所だった。
地元の方から観光客までが訪れる道の駅には魅力が満載だ。

天然温泉

そして、帰りにはこちらで温泉に寄るのがおすすめ。
「道の駅なぶら土佐佐賀」から、東へ車で約20分。「土佐佐賀温泉こぶしのさと」である。

宿泊もできるが、日帰り温泉の利用も可能だ。

ロビーでは、黒潮町の「有限会社じぃんず工房大方」のオリジナルブランド「isa」の商品が展示販売されている。

「道の駅なぶら土佐佐賀」、「土佐佐賀温泉こぶしのさと」のどちらも地域内の商品を紹介、販売している。地域のものをみんなで応援しようというあたたかい気持ちが伝わってくる。

美味しいものでおなかを満たした後に、天然温泉で体を癒やす。
日帰りの小旅行で黒潮町佐賀まで足を伸ばしてみてはどうだろう。心身ともに癒やされること間違いなしだ。

施設情報

道の駅なぶら土佐佐賀

住所：幡多郡黒潮町佐賀1350
電話：0880-55-3325
営業時間：レストラン/午前9時～午後2時（土・日・祝は午後6時まで）
直販所/午前8時～午後6時