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ミセスジャパン日本代表はみかん農家!?高知県香南市で今が旬の山北みかん狩りを満喫

       

この情報は2018年11月24日時点の情報となります。

ミセスジャパン日本代表の高橋望さんが働く高知県香南市香我美町山北の「高橋農園」で、スーパーバンド。のゴッチがみかん狩りを堪能するぞ!

香南市香我美町山北へやってきた高知の女性デュオ スーパーバンド。のゴッチ。

10月12日放送のテレビ高知「テレっちのたまご」でスタジオにゲスト出演していたミセスジャパン日本代表の高橋望さんからみかん狩りのお誘いを受けたというゴッチ。

高橋さんは普段はここ山北でみかん農家として働いている農業女子らしく、今日は普段テレビではなかなか観られないであろう高橋さんの農業女子っぷりを見られるチャンス!

今からワクワクが止まらないゴッチ。そんなことを話していると早速、みかん畑で作業をしている高橋さんを発見!

…と思いきや高橋さん、みかんをつまみ食いしていた!

いやいや、これは味見でそれも大事な仕事。
みかんを食べる方の気持ちになって吟味していたのだ。

高橋さんは高知生まれの高知育ち。嫁ぎ先がみかん農家だったことから農業女子に。
女性の生き方やその魅力など内面・外面の美しさを持ったミセス(既婚者や子どもを持つ女性)を選ぶコンテスト「ミセスジャパン2018」に出場。
見事日本代表に選ばれ、10月にマレーシアで開催された世界大会「MRS ASIA SUPREME」でエレガント賞を受賞した方なのだ。

今は、山北みかんが旬を迎える最高の時期。
畑のみかんもあざやかな山吹色に色づいている。

この高橋農園は、山北でもみかん狩りができる数少ないみかん農園。
入園料を払えば園内のみかんが食べ放題!持ち帰り用に量り売りもされている。

この農園では、みかんの周りに生える雑草に対して除草剤を極力使わない工夫がなされているのだが、その秘密兵器がこちら!

看板ヤギのブン太くんだ。

このブン太くんがみかんの周りに生える雑草を食べてくれることで、除草剤を使わずに済み、低農薬栽培ができるのだという。

さぁ、いよいよみかん狩りだ。

まずは高橋さんからきれいに持ち帰ることのできるみかんの摘み取り方を伝授してもらう。

まずは適当な位置でハサミを入れ、枝からみかんを切り取る。

次にヘタぎりぎりのところでハサミを入れ、残った枝を切り落とす。
「二段切り」と呼ばれる収穫テクニックだが、こうすることでみかんの枝でみかん同士が傷つけ合うことを防ぎ、きれいな状態で持ち帰ることができるのだという。

早速、二段切りを実践!

摘み取ったみかんを食べてみるゴッチだが、山北みかん特有の甘さにこの表情!

さらに、美味しいみかんの選び方についても話してくれた高橋さん。

ぱっと見、きれいな円形のみかんを選んでしまいがちだが、小ぶりで底が少し潰れている方が実が詰まっていて美味しいのだという。

小さいとなんだか熟れていないように感じてしまうが、実は、みかんは大きくても小さくても細胞の数は同じ。
そのため、サイズが大きくなればなるほど味がボケてくるのだと、高橋さんは話す。

なるほど、小さければ小さいほど、味が凝縮され山北みかんの甘さを堪能できるというわけだ。

実はその秘密、山北の土壌にあるのだとか。

日本三大鍾乳洞のひとつ、龍河洞の南に位置する山北地区。
この地域全体が石灰質で水はけの良い土壌のため地中に水が溜まりづらく、みかんの木もその少ない水分を必死で吸い上げ蓄えようとすることで、種の栄養となる糖を効率よく実に溜め込み甘みが増すのだ。

また、U字型に山に囲まれた地形が強い風を防ぎ、実が落ちづらく傷つきにくいのもこの地区の強みだ。
そのため、今年の強烈だった台風による被害も全くなかったという。

豆知識を教えてくれる高橋さんのかたわらで、すっかりみかん狩りに夢中になるゴッチ。

オーバーオールのポケットがすでにパンパン!

そんなゴッチを見かねて、高橋さんが農作業用の腰かごを持ってきた。

ポケットいっぱいにみかんを突っ込んでいたゴッチ。
早速腰かごを装着してみかん狩りを続行するが…

その姿はもはやみかん狩りではなく、収穫している農家さんそのもの。

腰かごもすでに満杯…どうやら遠慮という言葉を知らないようだ。

すっかり収穫…いや、みかん狩りを楽しんだゴッチ。
その傍らには腰かごいっぱいどころか、山積みになったみかんが。

その重量、驚きの7kgだがお値段にして1,750円とリーズナブル!

この農園に嫁いだ高橋望さんは、「こもれびマルシェ」というイベントの企画や、ミセスジャパンへの挑戦を通じて山北みかんを日本のみならず世界に通用するブランドにしようと日々奮闘している。

というのも、高橋さん。
みかん農家で生まれ育ったわけではないが、幼い頃に家族でみかん狩りに出掛けてその時食べたみかんの味や風景を通じた記憶が今でも鮮明に残っているそう。

みかん狩りを通じて、子どもたちが自然と触れ合える機会や家族の素敵な思い出をたくさんつくってほしい。
そして、その子どもたちが大きくなった時には、また自分の子どもを連れて…というようにみかん狩りという文化を体験できる場所があることはとても大切だと感じているそう。

ミセスジャパンへの挑戦も自分自身の成長のきっかけになったと語る高橋さん。
自分のことだけでなく山北みかんのことだけでもなく、日本の農業や一次産業全体のことも考えていきたいと思えるようになってきたという。

高知にとって、農業だけでなく漁業や林業、畜産といった一次産業は欠かすことのできない重要な産業。
そこで働く女性たちとのつながりや絆をつくって高知を盛り上げていきたいと高橋さんは話す。

そんな高橋さんの熱い思いが肥料となって、最高の環境下ですくすくと育つ山北みかん。
この山北みかんを日本へ世界へと羽ばたかせようと挑戦を続ける高橋さんに、これからも目が離せない!

 

施設情報

高橋農園
住所:高知県香南市香我美町山北2852
TEL:090-5911-0265
[みかん狩り]
開催期間:12月下旬までの予定(期間中は休みなし)
料金:中学生以上 500円/小学生 400円/小学生未満 大人同伴で無料
開園時間:9:00~17:00

※情報提供※ テレビ高知

文/大山祐司