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【高知グルメ】土佐ジローを使った旨みたっぷり中華そば「中々。」ほっとこうちおすすめ情報
この情報は2021年8月1日時点の情報となります。
立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす美食おじさんことマッキー牧元さん。マッキーさんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」のなかで取り上げた高知県の中部・東部でいただけるランチ6店舗をご紹介!
Contents
前回は高知市のランチ6店をお届けしましたが、今回は高知県の中部・東部でのおすすめランチです。
【記事】カジュアルランチに贅沢ランチ!ランチが美味しい高知のお店6選【高知市編】美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
観光スポットとして室戸市にある廃校水族館やジオパーク、吉良川の街並み等々があり、日帰りドライブにはもってこいの場所です。
【記事】25メートルプールにシュモクザメ?大人もどこか懐かしさを感じる「むろと廃校水族館」をご紹介
そんな高知県中・東部のドライブにピッタリのおすすめランチ6店をご紹介します!
※各記事の情報は記事掲載時のものです。
「本当にこの先に店あるの?」
本気で質問をした。
それほどに山道は険しく狭い。
狭い道は曲りくねり、自動車を拒否している。
こんな不便な場所に飲食店を開こうという人は、まずいない。
「いや、グーグルはこの方向を指しています」。
運転者も必死である。
不安と戦いながらも、突き進んでいった。
しかしこの不安の先に、平安が待っていたのである。
道の先の上り詰めた場所に、ようやく店が見えてきた。
名前は、「永渕食堂シャンティ」という…
続きを読む▶▶難関の先に広がる平安。山奥でインド人が一人で作るカレー店とは?
なんでこのアイデアが今までなかったのか?
食べた瞬間に思った。
単純な発想であり、手軽に実行に移せるアイデアである。
しかもうまいときている。
それなのに全国何処を探しても、おそらく同じものはない。
高知県赤岡の「とさを商店」で食べた「中日」である。
正式メニュー名は「後免けんか軍鶏中日」という。
問題はこの中日は何かということであるが、名古屋のことでなければ、「なかび」とも読まず、「ちゅうにち」と読む。
「中華」と「日本」の融合の略らしい。
つまりなにかというと。「中華ラーメンのスープをうどん出汁にしました」という料理なのである…
続きを読む▶▶あんたは中日のうまさを知っちゅう?高知赤岡だけにある麺料理の実力
「いらっしゃいじゃこぉ〜」。
食堂に入ると、サービスのおばさんたちの可愛い掛け声がかかった。
ここは安芸市「安芸しらす食堂」である。
専門の水産会社「安芸水産」の工場に隣接している。
なにしろ獲りたて、ゆでたてのしらすが、時間をかけずに食べることができる。
そのため人気を呼び、休日には1日千人のお客さんが来るという。
それでは、基本の基本「釜揚げちりめん丼」を頼もう。
「お待たせ、じゃこぉ〜」。
おばさんがまた可愛い掛け声で運んできた。
平たい丼の上は、一面釜揚げしらすである。
ご飯は、全く見えない…
室戸の海沿いに建つ「シットロト」へと向かう。
変わった店名だが、これは室戸地方の伝統芸能で、魚の供養と豊漁を祈願して夏に行う舞踊だという。
カレーは五種類用意されている。
「阿波尾鶏の辛口カリー」、「豚バラとトマトのカリー」、「室戸ジオカリー(地元野菜)」、「スリランカ式カリー」、「タイ風シットロトカリー」である。
ううむ、炭水化物取材で、もう腹一杯なはずなのに、メニュー名と説明書きを見ていたら、カレーが猛然と食べたくなってきた。
いわく「豚バラ肉を紅茶で煮込むことですっきりします。脂っぽくはありません」などと書かれているではないか。
そそられちまう。
結局三種類も頼んでしまった。
カレーは、やはり別腹である…
続きを読む▶▶室戸の海沿いレストランでいただくスパイシーカレー&本格紅茶
「こんなとこに本当に店あるの?」
という言葉がつい出てしまう。
もう国道から山道に入って20キロ、いけどもいけども人家がまばらな道を行く。
そうやってようやく着いた。
「はたやま憩いの家」は、土佐ジローの料理専門店だという。土佐ジローといったら卵である。
卵かけご飯にしたら、日本一うまいと信じて疑わない卵である。
だが肉は食べたことがない。
実は高知の人も、ほとんど食べたことがないという。
「いらっしゃいませ」。
店に入ると、社長の小松圭子さんとご主人の小松靖一さんが笑顔で出迎えてくれた…
続きを読む▶▶鳥のトップアスリート、最高の卵だけではない、土佐ジローの根性を感じる濃い滋味を味わえ
その店「初音」が開店したのは、室戸岬が漁港として賑わっていた昭和初期である。
当時は、マグロと鯨漁が盛んで、室戸には船主さんが300人もいた。
当然ながら多くの飲み屋ができてどの店も連夜満席だったという。
店は、現店主の祖母である初江さんが作られた。
店名はその祖母の名前と初音鶯の鳴き声からとったという。
最初はカフェで、流行っている飲み屋に転向しようとも考えたらしいが、将来娘を飲み屋で働かせるのが嫌でご飯屋にしたい。
ならばご飯料理を主体にした食堂にしよう、と考えて釜飯を思いついき、神奈川の浦賀の釜飯を板前に勉強させたのだという。
室戸の店の目の前は海である。
豊穣なる海の幸が、毎日のように揚がって来る。
それらを使った釜飯は珍しく、一躍人気の店へとなった…
続きを読む▶▶室戸の豊かな海の幸と 里山の健やかなコメが出会った 旨味溢れる釜飯
高知県の中・東部おススメランチ、いかがでしたか?
観光やドライブのついでに、是非立ち寄ってみてくださいね!
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