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【高知グルメPro】高知の鰻の旨い店8選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2021年7月25日時点の情報となります。
立ち食いそばから割烹、フレンチからエスニック、スイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす美食おじさんことマッキー牧元さん。マッキーさんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する「高知満腹日記」のなかで取り上げた高知市でいただけるランチ6店舗をご紹介!
目次
高知と言えば「カツオ」に「お酒」が定番ですよね。
夜のお店はいろいろ探してたけど、ランチはどうしよう?という方に、美食おじさんマッキー牧元さんが高知を西から東まで食べ歩いて見つけた、美味しいランチがいただける高知市のお店6店をご紹介します。
地焼きが旨いウナギから、ビジュアル&味がインパクト大のハンバーガー、そして高知県民のソウルフードの〇〇〇まで、お楽しみください!
※記事内容は記事掲載時期のものです
高い。
日本ハンバーガー界で最高峰ではないだろうか。
目の前にそびえ立っているのは、高知「5019 PREMIUM FACTORY(ゴーイング プレミアム ファクトリー)」の「龍馬バーガー」である。
龍馬と名付けるからには、日本一のハンバーガーを作らないかん。
そう思ったのだろうか、気合の入り方が違う。
運ばれた瞬間に圧倒され、これは真剣に心して食べなくてはいけない、と思った。
「龍馬バーガー」の構造は、バンズ、パテ、チーズ、ナス、カツオフレーク、ピーマン、トマト、卵、レタス、バンズとなっている。
カツオが何よりの、他にはない個性だろう…
続きを読む▶▶日本ハンバーガー界最高峰!?そびえ立つ高知『龍馬バーガー』の気合
瀬戸内寂聴氏や山本一力氏、王貞治氏や五木寛之氏も愛するという誠実が、高知にある。
昭和26年創業の洋食屋「コックドール」である。
どの料理にも、昭和の丁寧な仕事が行き届いている。
その一つが「コンソメスープ」だろう。
フランス料理から仕事を受け継いだかつての日本の洋食屋には、必ずコンソメスープがあった。
しかし手間が恐ろしくかかるこのスープは、頼む人が少なくなったことも重なって、次第にメニューから消えていった。
東京や京都、大阪の洋食屋でも、用意している店は少ない。
しかし高知にはある。
「コックドール」のメニューを開けば、ポタージュと並んで記されている。
登場したコンソメは、澄んだ琥珀色に輝き、洋食屋の矜持がにじみ出ている。
飲めば、奥深い滋味が広がって、心を包み込む。
その気品こそが、この店の底力なのだろう…
続きを読む▶▶名士に愛され続けた誠実の味 昭和の贅沢を味わいに行く
鼈甲色に輝くうなぎが、運ばれた。
思わず喉がなる。
焼き方にムラも、焦げもない。
食べれば、脂のしつこさがなく、香りに乱暴がなく、川魚特有の身の柔らかさと淡い旨味を噛み締め、しみじみ「うまいなあ」と呟く。
妙な筋もなく、ふんわりと崩れると、甘い脂の香りが立ち上がって、顔をだらしなくさせる。
高知は、かつてうなぎの養殖が盛んだったこともあって、鰻屋が多い。
何軒も出かけたが、おそらく高知で一番ではなかろうか…
高知の寿司といえば、農家の人たちが作る「土佐田舎寿司」である。
それ以外に名物があるのだろうか?
しかも店は相当古そうである。
「昭和26年創業」と記され、菊紋がついた木製看板のうえには、赤い欄干が設えられている。
気になってしかたなく、入ってみることにした…
…おお、塗りの蒸籠に収まった姿が、可愛らしい。
酢の香りが温まって立ち上り、顔を包む。
具は右から、錦糸卵、しらすちくわ、でんぶ、グリンピース、ウツボのミンチの煮詰めがけ、玉子焼き、という布陣である。
整然と並んだ、黄色、こげ茶、白、緑、桃色の配色が、目に優しい…
続きを読む▶▶心をほのぼのと温める、むし寿しの湯気の向こうに高知県人の優しさを見たの巻
出された瞬間に、息を飲んだ。
潔い炒飯、いや、焼めしである。
まん丸にまとめられた「チョンマゲ」の「玉子焼きめし」は、艶々と輝いて、我々を誘惑する。
そこには、チャーシューもネギも見当たらない。見えるは、米と卵だけである。
ああ、それなのに、どうしてこんなに誘われるのか。
それは自信かもしれない。
焼きめしには具は要りません。なぜなら、玉子とお米で十分においしいのですから。
我々は、玉子とお米で誰にも負けない焼めしを作ります。
潔い姿の焼めしは、そう言って佇んでいる…
続きを読む▶▶美学が息づく、米と卵だけのいさぎよき玉子焼きめし
高知でコンビニに入って、目が点になった。
店内に、ほっかほっか亭のような、弁当注文コーナーがあり、さらに奥には、厨房まであるではないか。
これが高知県人の隠れソウルフードといわれる、「チキンナンバン」を輩出した店、「くいしんぼ如月」である。
創業41周年、高知県人なら必ず食べたことがあるどころか、週一回以上食べていたという家庭が多いと聞く。
例えば、大学受験を経て県外の大学に行く高校生が、別れを告げにくる。
「県外に行っても、チキンナンバン食べるきね」。
「県外には如月、無いきよ」。
「えっ?」と、驚くという。
多くの高知県人は、日本全国に如月のチキンナンバンがあると信じて育つのであった…
続きを読む▶▶高知県人のソウルフード『くいしんぼ如月』のチキンナンバンを一度は食わんといかんの巻
高知市のランチ情報いかがでしたか?
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