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【高知グルメPro】いま人気のエリア「はりまや町」のおススメグルメ8選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2021年7月15日時点の情報となります。
学校法人龍馬学園の国際デザイン・ビューティーカレッジの学生さんが、「高知家の〇〇」とコラボレーション第2弾。
「高知家の〇〇」の記事を4コマ漫画で紹介してくれました。
大きな口と鋭い歯、太くて長いグロテスクな姿と、旺盛な食欲から「海のギャング」と呼ばれるウツボは、高知県民にとっては一般的な海の珍味である。
見た目は恐ろしいウツボだが、捌いてみれば美しい白身が姿をのぞかせる。淡白でありながら旨味あふれる身と、コラーゲンをたっぷり含んだゼラチン質の濃厚な皮が合わされば、口の中で何とも言えない独特の美味さを味わえるのだ。
ウツボは小骨が非常に多く、また骨は複雑に入り組んでいるため、上手に調理するのは非常に困難である。
しかし、美味しいものを食べるためには苦労を惜しまない高知県民の手にかかれば、様々な料理として食卓を彩ることとなる。
ウツボ料理の代表格「ウツボのタタキ」は、ふんわりとした身とねっとりとした皮の食感のコントラストが楽しい逸品だ。炙ることで香ばしさが加わり、ウツボの美味さをもっとも味わえる料理の一つであろう。さわやかなポン酢でさっぱりといただけば、お酒が進むこと請け合いである。
カラッと揚げた「ウツボのから揚げ」は、香ばしさとジューシーな旨味が味わえる定番の人気メニューだ。揚げたてのさっくりふわふわの食感が、時間がたつとむっちりもっちりした食感に変わっていくのも面白い。
「ウツボのすき焼き」も、うつぼの定番料理のひとつである。甘めの割り下に負けない、ウツボの旨味を存分に味わえ、身はふんわりと、皮はぬるりとろりと食感の対比がたまらない。また野菜にもウツボの旨味が染みわたり、はしが止まらなくなってしまうのだ。
そのほか、身の甘味としっかりした歯ごたえを楽しめる「ウツボの刺身」や、皮や身を細かく刻み、旨味を閉じ込めた「ウツボの煮こごり」など、いろいろな調理で楽しむことができる。
高知県を訪れた際には、ぜひ高知を代表する海の珍味「ウツボ」を堪能していただきたい。
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みなさんは「ちくきゅう」をご存じであろうか。そう、竹輪の穴にきゅうりを詰めたアレである。
お弁当のおかずや、簡単なつまみとしておなじみの「ちくきゅう」であるが、「高知のちくきゅう」は一味違う。きゅうりを切らずにまるごと一本入れてしまうのだ。
高知県では飲食店はもちろん、各家庭でもあたりまえのことであり、高知県民が県外の「ちくきゅう」を見たならば、「きゅうりをケチっちゅうやないか」となってしまうのだ。
失敗せずに作るポイントは2つ。まずは、最適な太さのキュウリと、十分な穴の大きさの竹輪を選ぶこと。そしてもう一つは、しっかりとキュウリを水で湿らせることである。
竹輪を軽く茹でるか、電子レンジで少し温めてあげると作りやすいようだが、竹輪の食感が柔らかくなってしまうため、真の「高知のちくきゅう」を追い求める場合はおすすめしない。
真の「高知のちくきゅう」には、やはり高知の竹輪がおすすめである。少し柔らかめな竹輪が、一本まるまるのキュウリを包み込み、みずみずしくパリッとした食感と最高にマッチするのだ。
高知県外の皆様には、見た目も美しく、味も最高の「高知のちくきゅう」作りに、ぜひチャレンジしていただきたい。そして、たびたび破ける竹輪にイライラしたときは、高知県の竹輪をお買い求めいただきたいのである。
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