サーフィンのメッカとして知られる高知県の最東端の町・東洋町。
高知市から約2時間半。きれいなビーチに併設された「海の駅 東洋町」には、夏になると多くの海水浴客が訪れる。
しかし、この町の魅力が凝縮された「海の駅 東洋町」には海水浴以外にも訪れるべき理由がたくさんある。
木のぬくもりのある店内では、海の駅らしく鮮やかな大漁旗がお出迎え。東洋町産のさまざまな産品が並んでいる。
産直市には、海産物だけでなく、ぽんかんや小夏などの柑橘類、地元で採れた野菜や山菜なども。
とびきり新鮮な海の幸
「海の駅」という名のとおり、バラエティ豊かな海の幸は大きな特長だ。
全身トロと言われる高級魚「スマ」
ビッグサイズの朝獲れ「モンゴウイカ」
鯉のような見た目が珍しい海の魚「メンドリ(ウミヒゴイ)」
アジや真鯛、マグロなど、お馴染みの魚以外にも、スマ、カワハギ、クロムツ、メンドリ(ウミヒゴイ)など、高知でも都市部ではなかなかお目にかかれない珍しい魚のオンパレード!見ているだけでも楽しい。
そして、「海の駅 東洋町」の嬉しいサービスがこちら。
この施設では、柵で売られている魚をその場で刺身にしてもらい、定食として食べることができるのだ。
取材班は、初夏から旬のさかりを迎える「トビウオ」をチョイス。
まずはレジでトビウオ(380円)を購入し、施設内にあるレストランの窓口に持っていく。
ご飯(100円)、味噌汁(100円)、調理代(100円)の計300円を追加で支払い、海の見える小洒落たカウンター席で待つこと10分弱。
トビウオ刺身定食が運ばれてきた!
一人前としては充分なボリュームだ。これで680円とは、とってもお得。
弾力ある白身を噛みしめると、上品な甘みが口いっぱいに広がる。
何人かで訪れた際には、いろんな魚を仲間とシェアするのもよいだろう。季節ごとに新鮮な旬の魚がその場で味わえる、旅行者にはなんとも嬉しいサービスだ。
店内には鮮魚以外にも美味しそうな干物が。干物を店外のコンロで自由に焼いて、店内で食べることもできるそうだ。
東洋町の特産品の数々
東洋町の魅力は海だけではない。取材班が見つけた東洋町のおいしいグルメを紹介しよう。
まずは、高知県一の生産量を誇る「ぽんかん」に関連した商品。
手軽にぽんかんのフレーバーティーが楽しめる「ドライぽんかん」や、ぽんかんのアイスクリームなど、ぽんかんの爽やかな香りを堪能できる商品がたくさん揃っている。
こちらは「こけら寿司」。寿司には珍しい冷凍の商品だ。
こけら寿司は、ゆず果汁を混ぜ込んだ酢飯を直方体の寿司桶に敷き詰めて具材を散らし、何層にも積み重ねて作った、地元では慶事に振舞われる郷土料理として知られている。コンパクトなパッケージで、電子レンジで温めて手軽に食べられるので、お土産にもおすすめ。
冷蔵ケースには他にも見逃せない商品が。野根川の天然鮎だ。
東洋町を流れる野根川で獲られた鮎は、全国規模の品評会で好成績を収めるほど。
6月からは県内の多くの川で漁が解禁され、鮎の季節を迎える。「海の駅 東洋町」を訪れる理由がまた一つ増えそうだ。
海の幸だけでなく、山の幸、川の幸にも恵まれた食の魅力いっぱいの東陽町。
マリンスポーツや海水浴で訪れた際には、ぜひ東洋町ならではの新鮮な魚と特産品を堪能してもらいたい。
施設情報
海の駅 東洋町
住所:高知県安芸郡東洋町大字白浜88-1
営業時間:午前9時~午後5時
定休日:元日のみ
電話:0887-23-9955