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佐川町の夜を彩る「さかわ・酒蔵ロード劇場」がクラウドファンディングに挑戦中!
この情報は2018年5月30日時点の情報となります。
最近なにかと話題の「桂浜水族館」。この水族館、いったいどんな魅力があるのか。「高知家の○○」取材班は坂本龍馬記念館に行ったついでに立ち寄ってみた。
今、桂浜水族館が熱い。そんな噂を耳にした。
そして先日、スタッフが土下座して客に来館を乞うツイートが話題になった。
お願いします!!!遊びに来て下さい!!!!
お客さんがいなさすぎてこのままでは給料がでません!!
うち、歩合制なんです!!!#桂浜水族館 #桂浜 #ハマスイ #海獣班 #渾身の土下座 pic.twitter.com/2mbL3pyji7— 桂浜水族館 公式 (@katurahama_aq) May 9, 2018
このツイート以外にもいろいろすごいみたいだけど、いったい何がすごいのか、SNSなどの情報をまとめてみると、だいたいこんな感じだ。
1. とにかくインスタ映えする場所がある
2. 生き物との距離が近い
なるほど、派手さはないけど深みがある、というタイプか。坂本龍馬記念館に行く機会があり、そこから徒歩圏内だったので、ちょっと覗きに行ってみた。
建物入り口は一般的な公衆トイレくらいの大きさ。
入ってみると、はりまや橋のミニチュア版「かつらや橋」がお出迎え。
入ってすぐ、インスタ映えに遭遇するとは。
本物(はりまや橋)と比べてみた。朱色は桂浜水族館のほうが鮮やかに見える。
続いでのインスタ映え、ミニチュア龍馬像。
そして、その横には池のような水槽が。ここにいる生き物は手づかみで触っていいらしい。
とりあえず、なまこを拾ってみた。
……このフニャフニャ感は……ずっと触ってられる!
続いて、本館に向かう。本館は海辺の鮮魚売り場みたいなメインの建物。
中に入ってもやっぱり鮮魚売り場
だがしかし、この桂浜水族館の力量は、ここから発揮されるのである……!
入り口の「かつらや橋」や「龍馬像」は「観光地っぽいことやって頑張ってます」ってアピールするための目くらましだったのだ。
アカメにライトを当てて目を光らせようなんていうのも、小手先の目くらまし
桂浜水族館は全体的に、愛に溢れた場所である。スタッフはみな仲が良さそうだ。そしてスタッフと動物たちは愛し合っている。
ああ羨ましい。
飼育のおじさんから離れないペンギンのリオちゃん。
看板のひとつひとつにも、工夫と愛が溢れている。
答えを読むと「フオオォォ〜ッ!」ってなる。答えは現地で。
創立が1931年というから、戦後の復興時、子どもたちの娯楽を支えた場所が「桂浜水族館」なのだ。それが今現在まで続いているのだから、これを愛と言わずになんと言うのか!
今、日本は謎解きブーム。
あちこちに謎解き会場が設立され、謎解き本が出版され、謎解き検定まで出現している。筆者は、この謎解きにハマっている人たちほど、桂浜水族館が似合う人だと思う。
なぜならこの桂浜水族館の会場には、あちこちに「目を留めるべき看板」があるからだ。
※謎解きのコツは、何気ない表示に気を配り、目を留めることだと筆者は思っている。
さっそく、目を留めてしまうスリリングなPOP!
水槽の前には、まるで暗示をかけるような石。細かい表示だ。
館内を回っていると、よく漁港に住む子どもたちは、水族館に行って魚を見ると「美味しそう」という話を思い出した。でも、桂浜水族館は漁港に住むこどもたちでなくても「この魚、美味しそう」と思ってしまう仕掛けがある。それは……、
なぜか、魚の説明に「美味しい食べ方」が書いてあるから。
このあたりまで来ると、見てるほうとしても、なんだか妙なテンションになってくる。
いろんなところに目を配っていると新しい発見ができる。まさに謎解き好きな人にはたまらないスポットだ。
「生き物との距離が近い」と評判なだけあって、触れる生き物やエサをやれる生き物がたくさんいる。
カピバラにエサやり!
フンボルトペンギンにエサやり!
ウミカメにもこの距離でエサやり。近い近い!
1度やると2度やりたくなるのがエサやり。ガブガブ食べに来るので、愛されてる感じがするよ。
エサやりで動物のみんなのおなかを満たしてあげたら、今度は自分が腹いっぱいになる番。
桂浜水族館には美味いものがいっぱいあるのだ。いや、マジで美味かった!
漁師のまかない丼「浦戸ごはん」はこちらで550円! 安い!
ふわふわの鰹節の上には、しらすが。ふんわりバターの香りがしたので、「これは新しい!」と思い店員さんに聞いてみたら「バターは使ってません」とのこと。「醤油の香りじゃないですか?」って……。
あおさのりとたけのこの「おらんくコロッケ」。こんなの美味いに決まってるよ!
桂浜水族館でしか食べられない地元で取れた沖ウルメ(沖キス)をたっぷり使った特製のすりみ天ぷら「みませ天」。
と、さまざまな食が揃っている。お腹いっぱいどころか、はちきれそう。
最後に紹介するのは、この桂浜水族館を大いに彩っている「おとどちゃん」だ。
フィギュアイラストレーターのデハラユキノリさんが生み出したキャラクターで、館内の至る所にいる。
こんなところにも。
「ダメ、万引き 盗むべきは、あの子の恋心」。青春だ。
お土産グッズも充実。
お友達の地味なバッグにつけてもらうんだ。
これらのフィギュア、デハラさんご本人が色を塗っているのだとか。もうこれ、美術品である。
1体1体配色が違う。
桂浜水族館はとにかく1日中、やること・見たいものがいっぱい。トドやアシカのショー、ペンギンたちと触れ合うイベント、魚釣り……。