グルメ, 観光
Back To 高知家の◯◯!「道の駅 布施ヶ坂」のちょっと変わった地場産品と天狗が待ち受ける100メートル級!ローラー滑り台
この情報は2018年4月23日時点の情報となります。
高知県のタウン情報誌「ほっとこうち」と高知家プロモーションのコラボ企画スタート!
一つの杯で酒を酌み交わす高知独特のコミュニケーション文化「返杯(へんぱい)」を通じて、土佐酒の魅力を伝えるこの企画。「とりあえず酒があれば生きていける」がモットーの「ほっとこうち」随一の酒好きスタッフ三好が、杯片手に高知を旅する。
目次
返杯旅の第1弾として、高知県佐川町にある「司牡丹酒造」にやって来た「ほっとこうち」を代表する酒好きの三好。
司牡丹の歴史は江戸時代初期までさかのぼり、創業400年以上になる由緒ある酒蔵!
大きな扉が開くと「司牡丹へようこそ、三好さん!」と優しい笑顔で迎え入れてくれた取締役社長の竹村さん。
現在、高知県の全18蔵を牽引する「高知県酒造組合」の理事長も務めるすごい方!
「さあ、今日は司牡丹イチオシのお酒をキンキンに冷やしてありますので早速中へどうぞ。」と竹村社長。
その一言にテンションの上がる三好。
ベロベロになるのはしっかりと魅力を伝えてからだぞ!
明治維新に向け、新国家のあり方について坂本龍馬が船の中で考えたとされる8つの策が名前の由来になっている、ロマン漂う逸品「船中八策」。
山田錦と仁淀川水系の軟水を使用した淡麗・超辛口のお酒で、冷やしても常温でも、お燗でも美味しい。
「これでないとダメ!」という各界の著名人のファンも多いのだとか!
今回の返杯には通年販売されている、オーソドックスな定番の「船中八策」をチョイス。
その他にも、1年を通して合計6種類ものラインナップを販売しているというから驚き!
\四季折々に楽しめる「船中八策」ラインナップ/
人が集まれば宴が始まる高知の酒文化。
そもそも「返杯(へんぱい)」とは、「献杯(けんぱい)」したものを返すことを意味する言葉。楽しい宴の席では突然「返杯!」と言って会話が始まることも多く、子どもの頃からこうした「飲み二ケーション」文化を目の当たりにしてきた高知県民は、自然と覚える文化と言える。
ここで「献杯」から「返杯」への流れを今一度おさらいしておこう!
step1. 杯とお銚子をセットで用意
step2. まずは自分の杯にお酒を注いで飲み干す
step3. 飲み干した杯を献上し、お酒を注ぐ(←献杯)
step4. 注がれた方はクイッと一気に飲み干すのがベター
step5. 飲み干した杯を相手に返し、お酒を注ぐ(←返杯)
※これを繰り返す
今回は三好がお客様ということで、竹村社長から献杯をいただく。
それでは早速いただきまーす!
ん〜〜〜!!! キリリとした辛口がたまらなく美味しい!
甘口のお酒は糖分が高く、その名のとおり「甘い」。
一方、お酒の辛口とは、糖分が低くスッキリとした飲み口で、「船中八策」はまさに辛口の頂点と言えるキレとスッキリ感。高知の料理とも相性バッチリ!
続いて、三好の返杯。
飲み干した杯を返して、
注ぐ。
会話しながらこれを繰り返し、どんどんお酒が進むことで初対面同士でも仲良くなっていくのが高知流「飲み二ケーション」の醍醐味!
「これは私の自宅冷蔵庫にも必ずストックしてある、おすすめのアテです。」
まるで秘密取引のような雰囲気が漂う中、竹村社長がこっそり(?)教えてくれたのがコチラ!
高品質な司牡丹の酒粕と旨味成分の強い土佐清水市特産の宗田節を使い、司牡丹酒造が土佐清水市の会社と共同開発した「食べる酒粕」。
酒粕特有の発酵臭が苦手な方でも美味しく食べられるよう、試行錯誤を重ねた自信作。
酒蔵の社長が自宅で好んで食べている酒のアテ、これは間違いなさそう!
一見、味噌のような中身。
いただきます!
普通の酒粕と想像して食べると、味の深みと旨味に驚き!
最初に宗田節の深〜いダシの味とほんの少し酒粕の風味がして、柚子胡椒が良いアクセントに!
酒粕が苦手なスタッフも驚くほどの美味しさ。おにぎりに塗って焼きおにぎりにするのも好評だとか。加熱調理されているのでアルコール分はなく、お子さまにもオススメ。
「あれ、酒粕を食べてからお酒を飲むと、すごく飲みやすくなってる!」
と驚く三好。
「待って…。甘くて別のお酒みたい!」
と、だんだん酔いが回ってきてすっかり楽しくなる三好だが、そう、実はこの酒粕を食べてからいただく「船中八策」は甘さが際立ち、別物に感じられるのも特徴。
「食べる酒粕」(税込605円)は司牡丹「酒ギャラリーほてい」ほか、司牡丹公式WEBサイトで購入可能だ。
しっかり押さえておきたいのが、今トレンドの「日本酒グラス」。
口の広い杯では香りが飛びやすいため、芳醇な香りをじっくり楽しむには口の狭い「日本酒グラス」がベスト。
香りを楽しむよう、くるくると回して、
飲むっ!
豊かな香りを逃がさず口に運ぶことができ、鼻に抜ける芳醇な香りはまた格別。
一つのお酒でも、冷やす・温める・回すなどで味が別物のように変化する。
江戸時代からそのまま使用されている酒蔵は、職人達によりお酒に魂が吹き込まれる神聖な場所。
明治維新150年、会社設立100年、船中八策誕生30年という記念イヤーの司牡丹酒造。
蔵に一歩足を踏み入れるとズラリと並ぶタンクと時代の重みを感じる雰囲気に圧倒される。
「まだまだ呑み足りないと思うので、お土産にどうぞ」と、わざわざお見送りに来てくれた竹村社長から嬉しいプレゼント。高知の酒文化の発展、司牡丹酒造の歴史はこの人柄あってこそ。
ほろ酔いですっかり楽しげな雰囲気の三好は、
「せっかくきれいな桜が咲いてるんで、これを持ってお花見してきま~す!」と上機嫌。
次回はどこの酒蔵へ返杯に…??
乞うご期待!
司牡丹酒造株式会社
住所:高知県高岡郡佐川町甲1299番地
電話:0889-22-1211
HP:http://www.tsukasabotan.co.jp/