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牧野植物園「桜の宵」で眺める幽玄な風景

この情報は2018年4月6日時点の情報となります。

今年で4回目の開催を迎えた高知市五台山の牧野植物園「桜の宵」。
水面に映る幽玄な桜、幻想的な桃源郷の風景をお笑いコンビ熱燗ドラゴンが堪能する。


今回の「テレっちのたまご」おでかけマルシェのコーナーは生中継。


今年で4回目を迎えるイベント「桜の宵」が開催されている牧野植物園からお届け!
※(注)現在は終了


レポーターを務めるのは、熱燗ドラゴンのふたり。
今回は、「さくら」にちなんで森山直太朗とその母、森山良子に扮しての登場だ!


園内を案内してくれるのは、栽培技術課の藤井 聖子さん。
牧野植物園で栽培されている桜はなんとおよそ40種!
来年も美しい花を咲かせるであろう桜たちをピックアップして紹介したい。

 

百花繚乱!園内を彩る桜たち


まずは、牧野富太郎博士が名付けた「センダイヤ」。
その謂れは高知市中須賀に仙台から移り住んできた呉服店の「仙台屋」という店があり、その軒先に美しい桜が咲いていたそうな。

近くの住民たちが店の名物の桜を毎春楽しみにしていたことから、牧野富太郎博士が「センダイヤ」と命名したそうだ。


イベント中、夜間にライトアップされるこの桜は、水面に反射し、園に華を添える美しさを放つ。


桜の前には野点(のだて)の場も用意されており、まったりと休憩しながら桜を楽しむことができる。

インスタ映え必至の風景の数々…行きたかった!!


その他にも、珍しい黄色い花を咲かせる「サトザクラ」の栽培品種「鬱金(ウコン)」。


谷崎潤一郎の小説「細雪」や、川端康成の「古都」でも知られる「八重紅枝垂(ヤエベニシダレ)」。


この桜の下を通った貴人による争いの末、牛車を返したという話に由来してその名が付けられた「御車返し(ミクルマガエシ)」。


「染井吉野(ソメイヨシノ)」など、多くの品種の母となった「オオシマザクラ」。


さらに、この時は桜だけでなく桃の花も満開の時期を迎えていて、桜と桃が同時期に満開になるのは10年に一度あるかないかの珍しい出来事なのだそう。


そしてさらに珍しいのが、紅白入り混じって咲く桃の木。
これは「源平咲き」と呼ばれるそうで、源氏と平氏の戦い、いわゆる源平合戦の際に源氏の白い旗と平氏の赤い旗が交わった様子からそう呼ばれているようだ。

 

お花見グルメも満喫


それにしてもこの風景、まさに「桃源郷」!


そんな桃源郷さながらの眺めにつつまれながら、熱燗ドラゴンのおだっちが食したのがこの「桜の生クリーム大福」!


桜の葉が練り込まれた春ならではの和スイーツ!
「今まで感じたことのない桜の風味~」とおだっち。


イベントは終了しているが、さきほど紹介した植物の他にもまだ見られる花やこれから咲く花もたくさんある。
牧野植物園に足を運んでみれば、きっと新しい草木との出会いがあるはずだ。

 

施設情報

高知県立牧野植物園
住所:高知市五台山4200-6
電話:088-882-2601
開園時間:9:00~17:00
休園日:年末年始
※紹介したイベント「桜の宵」は終了

※情報提供※ テレビ高知

文/大山 祐司