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構想10年!念願のオープンから日々成長する農家レストラン「あぐり食堂 ほっと」

       

この情報は2019年7月25日時点の情報となります。

2019年4月19日にオープンした「あぐり食堂 ほっと」。お客さんに喜んでもらおうと、日々改良改善を積み重ねているJA高知県女性部南国市地区部長にインタビュー!

JA高知県女性部南国市地区が、農家レストラン「あぐり食堂 ほっと」を2019年4月19日にオープンさせた。

場所は、南国市の直販所「かざぐるま市」の東隣。

店内は、2人掛け、4人掛けの席で35人ほどがゆったりと座れるスペースがある。香長平野が望めるカウンター席もあり、1人でも利用しやすい作りになっている。

メニューは、モーニング3種と日替り定食のランチ。現在は、モーニングとランチで100名ほどの方が来店されているようだ。

全てが順調のように見えるが、実は食堂を始めようと動きだしてからオープンに至るまで、10年もの年月を費やしていた。

10年前から女性部南国市地区部長を務める髙橋幸子さんにお話しを伺った。

 

JA高知県女性部(南国市地区)とは

JA高知県女性部(南国市地区)は、JA(農協協同組合、農協)をよりどころとして、食や農、くらしに関心のある女性が、集まって活動する組織。

(提供:JA高知県 「南国のおきゃく」の様子)

(提供:JA高知県 「健康づくり運動会」の様子)

日頃の取り組みとしては、地域の地場食材を活用した郷土料理を持ち寄り、食に対する理解と意識を高める「南国のおきゃく」という地産地消イベントや、JA健康寿命100歳プロジェクトの一環として「健康づくり運動会」などを開催している。

-食堂を始めようとしたきっかけを教えてください。
髙橋さん:約10年前、「もっと地域に貢献したい」「若い方の雇用の場を作りたい」「女性部の活動の拠点を作りたい」と思い始めました。そして、空き店舗だった旧かざぐるま市を活用しようと、旧JA南国市(現:JA高知県)とも協議を重ね動き始めましたが、結果として費用の面がネックとなり、思うように話が進みませんでした。

そういった中、オープンできたきっかけは何だったんですか?
髙橋さん:当時、かざぐるま市のメンバー(女性部の下部組織)で無料モーニングを提供していました。約2年前、有料で運営していくことを検討し始めました。そんな中、旧JA南国市から「有料にするのであれば、モーニングだけではなく、女性部と一緒にランチもやってはどうか」という話が持ち上がりました。

髙橋さん自身、費用面のハードルから半ば諦めていたというが、すぐに髙橋さんは、地区の部員に対してアンケートを実施。すると、多くの方が髙橋さんを後押ししてくれたという。

そこからは助成制度を活用するため、JAと一緒に不慣れな申請手続きで何度も出し直しを繰り返しながらも、少しずつ前に進んでいったそうだ。

 

オープンしてからも苦難の連続

ようやくオープンできたものの、飲食店経営の経験者がいるわけではなく、プロの料理人がいるわけでもない。毎日苦難の連続だったという。

地区部員は500名程度いるが本業を抱える者も多く、実際に食堂で働いているのは15名程度。勤務スケジュールを組むのが一苦労だ。

オープン当初は、メディアの影響から行列ができるほどの人気ぶり。想像以上のお客さんにてんてこ舞いだったという。しかし、待っていたのはお客さんからの厳しい意見だった。

髙橋さん:「味が薄い」「待ち時間が長い」「ドレッシングやテーブルナプキンがない」「荷物を入れるかごがほしい」などたくさんのご意見をいただきました。

-心が折れることはありませんでしたか。
髙橋さん:毎日心が折れてました。でも、一つ一つのご意見をしっかり受け止め改善することで、少しずつ「野菜がいっぱいでヘルシー」「また来ます」と嬉しいご意見も増えてきました。

-やりがいはどんな時に感じますか?
髙橋さん:お店をオープンさせるということは自分が想像していたより厳しく、現実は苦労の連続です。ですが、一つ一つ改善することで、お客さんの反応が変わっていくの姿を見るのが楽しいです。本当にオープンできてよかったです。

-お店のこだわりを教えてください。
髙橋さん:「あぐり」は英語で農業という意味です。お店の名前どおり、農家レストランということで地元の農家が作った野菜をたっぷり使ったメニューを提供しています。また、直販所のロスを少なくするため、残った野菜も有効に使わさせてもらっています。

-今後どういったお店にしていきたいですか?
髙橋さん:できるだけ手作りにこだわって、今後はメニューも増やしていきたいです。また、お客さんとのコミュニケーションも大切にしながら、しっかりとお客さんのご意見に耳を傾けて、もっと皆さんに喜んでいただけるお店にしていきたいです。

-読者へのメッセージをお願いします。
髙橋さん:私たちが作る料理は素朴な味です。お店に来て、食べてもらって「ほっと」していただけるよう一生懸命取り組んでいきますので、ぜひお越しください。

何度も挫折しそうになった髙橋さんだったが、10年も長い年月をかけてオープンできたお店を守っていこうという強い気持ちを感じた〇〇取材班。これからも、お客さんの声を取り入れ日々進化していく「あぐり食堂 ほっと」に注目だ。

 

店舗情報

あぐり食堂 ほっと

住所:高知県南国市上野田320-1
電話:088-864-3600
営業時間:午前7時30分~午後2時(ラストオーダー午後1時30分)
定休日:火曜日