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【高知グルメ】メニューごとに異なる特製ダレに絡めて仕上げた焼肉屋さんランチ「焼肉はりまや」ほっとこうちおすすめ情報
この情報は2019年7月22日時点の情報となります。
学校法人龍馬学園の泉田(いずみた)が高知の魅力的な情報をお届け。今回は、馬路村にある話題のパン屋さんを紹介します。
高知市から車で2時間弱のところにある馬路村。そこに、最近話題のパン屋がある。
「うまじのパン屋」というかわいい看板が目印。
お客さまの3割が村外からわざわざ買いに訪れるほどで、毎日午後1時から2時には完売してしまう人気ぶりだ。遠くからのお客さまの中には、北海道からの来客もあったそう。観光で訪れた人が「うまじのパン屋」の評判を知り、わざわざ馬路村まで足を運んでくれたということだ。
「うまじのパン屋」は3年前、2016年4月に開店した。場所は、馬路村農協の目の前といえば、村民なら誰でもわかる場所。開店以降、徐々に口コミで人気が広がりファンを増やしている。
豊富な種類が揃っているが、人気はハード系のパンだ。三大売れ筋パンは、ハード系の代表格の「バゲット」、イチジクとクルミを入れた「フィグノア」、ベーコンの香ばしさが魅力の「ベーコンエピ」という。
このお店には、イートインコーナーがある。テーブルにはオーブントースターも置いてあり、温め直して熱々のパンが食べられる。
一緒に行った友人と、ハードパン3個とソフトパン3個をイートインスペースでいただいた。こんなたくさんのパンを食べられるのかと思ったが、美味しくて不思議とすんなりお腹におさまった(笑)。
「うまじのパン屋」には、開店の翌年に起こったエピソードがある。
それは、2017年2月にお店の看板犬「きなこ」が雑木林を散歩中に黒トリュフを発見したこと。きなこが生後2か月で前田ご夫妻のもとにきてから1週間足らずでの驚きの出来ごとだ。この出来事は、新聞にも大きく掲載される珍事となり、きなこは一躍有名犬となった。
馬路村は、古くから力強い村。平成の初めごろまでは、魚梁瀬杉で栄えた林業が盛んだった。当時は、村の中心部にパチンコ屋さんや映画館もあったという。全国の営林署が赤字経営に陥る中でも、魚梁瀬杉の馬路村は黒字であったそうだ。
林業が縮小していくとともに、代わって出てきた馬路村農協のゆずビジネス。平成初めごろから始まり、今では村の基幹産業になっている。「1,000人の村」という自虐的なネーミングの商品があるが、今では人口はそれを通り越して800人台。しかし、山間でも安心できるビジネスを持つ力強さが魅力だ。
馬路温泉も村の魅力だ。安田川を望みながら、ゆったり入浴できる自慢の泉質。
その魅力たっぷりの馬路村に、新たに生まれた名所ともいえる場所が「うまじのパン屋」。
「多くのお客さんに食べていただきたいです。きなことともに皆様のお越しをお待ちしています。」というオーナーの前田ご夫妻。
わざわざ足を運びたくなる、素敵なご夫妻が営む「うまじのパン屋」。前田ご夫妻には、これからも美味しいパン作りを頑張っていただきたい。
うまじのパン屋
住所:高知県 安芸郡馬路村馬路3888-1
電話:0887-44-2555
営業時間:午前9時~午後6時(完売次第閉店)
定休日:月曜・火曜(祝日の場合は変更あり)
文/学校法人龍馬学園 常務理事 泉田 優