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Back To 高知家の◯◯!高知の新名物!とさでん交通路面電車が生み出す奇跡の光景「トリプル・クロス」
この情報は2024年1月17日時点の情報となります。
これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の○○」としてご紹介します!
今回は2019年1月18日にご紹介した、香南市夜須にある動く橋「手結港可動橋」の記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!
高知市から東へ車で約40分、高知県香南市夜須町手結(てい)には高知県内唯一、日本中でみても珍しい可動橋がある。
手結港は1653年に土佐藩が作った堀り込み港。堀り込み港とは海岸を掘り込んで作った人工の港で、一般的になったのは土木技術が発達した戦後から。江戸初期に作られた手結港は日本最古の本格的な堀り込み港と言われている。
そんな港に2002年高知国体の開催に併せて、海の公園「ヤ・シィパーク」や新しい外港とともに設置されたのが「手結港可動橋」(以下、橋)である。橋は「ヤ・シィパーク」や外港を一体的につなぐことで、アクセスの向上を図るために設置されたそうだ。
長さは約32メートル、車が通行できるのは、写真の看板左下に書かれているように1日のうち7時間だけだ。
もし通れない時間帯に来ても、すぐ近くに迂回路があるためご安心を!
高知家の○○取材班が現地に到着したのは橋が開く15分ほど前。
可動まであと少し。待ち遠しい。
時間だ。すると…
「カン、カン、カン、カン」と、橋の両側に設置された遮断機が下り始めた。
完全に遮断機が下りると…
橋は静かにゆっくりと上がり始めた。開橋にかかる時間は約6分間。
一定間隔で撮影した静止画をコマ送りにした動画がこちら!
思わず見とれてしまうほどの圧巻の景色。
興奮冷めやらぬまま、いろんな角度から撮影してみた。
まずは橋の付け根
橋の裏側
展望台から
最後は真正面
どこから見てもこの光景は迫力満点だ。
橋が上がり終わると、エンジンの音が。「ブルン、ブルン、ブブブブブブン」
待ってましたとばかりに漁師さんが出港。船とそびえ立つ橋のツーショットも絵になる。
一日に何回も上げたり、下ろしたりと一体誰がどうやって動かしているのか。橋の横にある建物を訪ねてみた。
橋の横にある建物が操作室になっている。
担当者に話を伺うと「香南市からの委託を受けて、私を含めて3人で3日毎に交代して動かしていますよ。」とのこと。
もっと多くの人数が関わっているものと思っていたので少し驚いた。
操作卓には、なにやらスイッチがたくさん。
橋の上げ下げだけでこんなにも操作が必要なのかと思いきや、ほとんどが緊急用のもので、遮断機と橋の上げ下げで使用するスイッチはほんのわずかだという。
操作は簡単であっても橋を動かすのは大変なこと。「なんと言っても心がけているのは安全第一」なのだそう。
そのために橋を動かす前の周辺の確認は欠かさないとのこと。確かに橋が動く時、この操作室から外に出て周辺を確認している姿があった。
安全のため台風の時など基準以上の風速が観測されると、橋を上げないこともあるという。
全国でも珍しい大迫力の橋、ぜひ一度間近で体感してほしい。
手結港可動橋(ていこうかどうきょう)
住 所:高知県香南市夜須町手結
時 間:見学自由
駐車場:無料(9台)