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データとアイデアで描く高知市中心エリア「帯屋町商店街」の未来
この情報は2024年1月9日時点の情報となります。
これまでたくさんの記事をご覧いただいている「高知家の〇〇」ですが、その中でも人気だった記事や、まだまだみなさんにご覧いただけていないおススメ記事を「Back To 高知家の○○」としてご紹介します!
今回は2019年2月5日にご紹介した、高知市西部にあるちょっと変わった名前のバス停の記事です。
これまでご愛読いただいている方も、初めて来たよという方も、是非お楽しみください!
高知県西部を走る高知西南交通の路線バス。路線図を見ると謎すぎる珍名バス停のオンパレード!どうしてこんなに変わった名前が多いのだろうか…?
四万十市や土佐清水市などがある高知県西部の幡多(はた)地域と呼ばれるエリアを走る高知西南交通の路線バス。地域の人々や観光客の大切な足として親しまれている。
これは高知西南交通バスの路線図。(高知西南交通ホームページより)
たくさんのバス停があるが、よーく見てみると少々、いや、だいぶ変わった名前のバス停が…。
シシカコイ?にマホーランカーブ??
この謎のネーミングの由来を探るべく、高知家の○○取材班は現地に向かった。
まず訪れたのは四国最南端の足摺岬の少し手前、土佐清水市にある「マホーランカーブ」バス停。
名前に「カーブ」とあるものの、道路はどストレートでカーブは見当たらない。
というか「マホーラン」って一体…。な、謎すぎる。
続いてマホーランカーブのさらに足摺岬寄りにある「シシカコイ」バス停。
こちらは山の中のバス停といった風情で、辺りに建物や囲いのような造作物などはない。
ところ変わってこちらは高知県最西端の大月町。
透き通った美しい海で人気上昇中の観光スポット「柏島」の手前にある「いくさ水」バス停。
周囲には名前の由来となりそうな手がかりは見当たらないが、柏島や豊後水道を望む絶景が楽しめる見晴らし抜群のバス停だ。
現地に行ってみたものの確たる手掛かりを得られなかった取材班は、四万十市にある高知西南交通株式会社の本社へ。
話を伺ったのは取締役 総務部長の鬼谷 秀樹さん。
鬼谷さんによると、先ほど訪ねた3つのバス停の由来はこれだ。
マホーランカーブ
「以前の道は普通では曲がれないほどの大きなカーブがあり、そのカーブを地元では方言で『まがらん』と言っていました。その『まがらんカーブ』がなまって『マホーランカーブ』になったそうです。」
シシカコイ
「昔、山からイノシシが下りてきて畑を荒らしていたので、山裾にイノシシが下りて来られないように囲いを作ったそうです。その場所がこの付近だったため『シシカコイ(猪囲い)』という名前になりました。」
いくさ水
「いつ頃の時代かはわからないのですが、かつて戦(いくさ)に行く前にここで水を汲んでいたということから『いくさ水』という名前になりました。」
いずれのバス停も新道に付け替わったため、バス停が設置された当時の面影は残っていないが、名前だけがそのまま残されているのだという。
高知西南交通のバス路線には、由来がわかった3つのバス停のほかにも不思議な珍名バス停がまだまだある。
クマチ(土佐清水市)
ひとつ隣のバス停は久百々(くもも)というのだが、何か関係があるのか…。
トドン谷(土佐清水市)
谷っぽいところはあるのだが、道路を挟んで反対側は海だ。
トリクビ(大月町)
カタカナで書くとなんだか怖い…。
オソ越(大月町)
県中部の仁淀川町に遅越(おそごえ)という地名があるが、こっちはカタカナ混じり。
ビク(大月町)
大月町中心部近くのバス停。周辺は民家が多い。
ハゼの木(宿毛市)
交通量の多い国道沿いのバス停。調べてみるとこちらはどうも地名に由来がありそうだ。
これら6つのバス停の名前の由来についても鬼谷さんに聞いてみたのだが、ベテランの運転手や会社OBの方に聞いても詳しいことはわからなかったという。
高知家の○○取材班では、このような日常の中にあるちょっとした謎を追っていくので、今後もお楽しみに!
■高知西南交通
http://www.kochi-seinan.co.jp/