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【高知グルメPro】ローカル感満載!常連客に愛される大衆居酒屋6選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2023年11月15日時点の情報となります。
みなさんこんにちは!高知大好き大学生のカイトです!
今回は前回の海外企画「高知県の美味しいものを海外の人に食べさせてみたら?」第三弾記事をお届けします。
第一弾【Kochi Foods 高知グルメ】高知大好き大学院生がインドネシアの友達に高知食材を食べさせたら斜め上の反応が返ってきた!
第二弾【Kochi Foods 高知グルメ】高知大好き大学院生がインドネシアの友達に高知のカレーと芋けんぴを食べさせたら想定外の反応が返ってきた!
僕自身今年の6月に初めて高知県に行き、カツオや鍋焼きラーメン、トマトなどの美味しい食べ物を堪能しました。そんな日本を代表する美味しさの高知県の食材は海外にも通用するのではないか!?ということを確かめるため、実際にたくさんの高知県の食べものを食べてもらいレビューをしてもらいたいと思います!
今回はインドネシアのジャワ島にあるジョクジャカルタという街にやってきました!
東ジャワに位置するジョグジャカルタは昔、王朝があった街で、レトロな街並みと世界遺産ボロブドールなどがあります。
<世界遺産ボロブドゥール 世界的に有名な仏教寺院>
元々、前回のバリ島編に続き、高知の食材をレビューしてもらう企画をしようと思っていましたが、現地の友達の協力があり、急遽料理企画をすることに!
海に囲まれている島国で魚を食べる文化もあるインドネシアのジョグジャカルタで今回行う企画はこちら!
「インドネシアのカツオ料理を作ってもらおう!」
日本人の僕は正直、鰹の食べ方として「お刺身」か「たたき」、「鰹節」くらいしか知りません。
ただ、生魚を食べる文化がない海外ではどのようにして調理をするのかはすごく気になります!
今回の企画に協力してもらうのはこの方!ピノ
<初めて会った時の写真。左が僕、右がピノ>
ピノのプロフィール
・ジョグジャカルタ生まれジョグジャカルタ育ち
・旅行代理店・ツアーガイドがメインの仕事
・いつも自宅や家族の家に招待してくれてご飯を食べさせてくれる(笑)
・一緒にビーチに行ってボケーっとしたり、一緒に釣りに行ってボケーっとしたりしてる(笑)
早速ピノの家にお邪魔し、高知の食べ物のレビューをしてほしいと話しているとピノの家族も登場。
ピノの弟さんがシェフをしているということで、ダメもとでインドネシア風カツオ料理を作って欲しいとお願いすると快諾!
せっかくなので高知から持って行ったカツオの加工品も使って欲しいとお願いしたところ、快くOKをもらえました。
ただ準備が必要なので、市場に買い出しに行かなくてはいけません。日程を決めてこの日は解散。次の日に朝6時から市場に行くことになりました!(笑)
<ピノの家 東南アジアのカラフルな家がかわいい!>
<今回料理企画に参加してくれる人たち 左からピノ、ピノの息子のニコ、ピノの弟のナルト、僕>
そして次の日、朝6時に起きて市場に買い物に行きます!!目的地はジョグジャカルタで一番大きな市場!
早速、東南アジア感満載(笑)
中はこんな感じ!食材だけではなく、様々なお店が並んでいます!
魚屋さん、
八百屋さん、
スパイス屋さん、
また八百屋さん(笑)、
バイクに乗りながら道端の露店で食材を買い足します(笑)
食材が揃い、ピノの家に到着!
今回は焼き物、揚げ物、蒸し物、煮物の合わせて四品を作ってくれると言っています!煮物は高知から持ってきたカツオを使ってくれるみたいです!
めっちゃくちゃ楽しみー!
まずは一品目「Pepes chakalan」
野菜やスパイス、カツオをバナナの皮に包んで蒸した料理です!
材料はこちら!
・ネギ
・ニンニク
・生姜
・ターメリック
・ベイリーフ
・トマト
味付け
<インドネシアはイスラム教徒が多いので、調味料もハラル認定のものばかり>
①まずはカツオの下準備から!(全料理共通です)
まずは内臓を取るところからスタートです!
下処理が終わったら、かなり豪快に半分に切って行きます!
「あ、半分ってそっちの半分なんだ!」っていう驚きの切り方(笑)、日本でこんな切り方見たことありません(笑)
早速文化の違いを感じさせられます。そのあと全体にライムをかけ匂いをとっていきます。
②続いて野菜やスパイスの準備
材料を全て細かく切って行きます!ターメリックなども粉にせずに一口サイズにするのがポイント。
料理の下準備はこれでおしまい!
いよいよ蒸していきます!
③葉っぱに包んで蒸す
ここで登場したのがバナナの木の葉っぱ(笑)、東南アジア感満載です!
バナナはよく食べますが、葉っぱを見るのは人生初めてです。こんなに大きいんですね!
<元々のサイズは2m×50cmくらい。カットしたあとでも30cm×30cmくらいの大きさでした>
実はこの後、釣りに行ったのですが、飽きてしまった僕はバナナの皮でベッドを作り昼寝(笑)
バナナの皮ってそれくらい大きいんです。
包んでココナッツミルクを入れたら、蒸し器に入れて20分ほどしたら完成です!
味は果たして…?
魚の臭みは全くなく、爽やかな香りがする!
ピノ)これは下処理をしっかりしたからね!ライムの香りが魚にも合うでしょ!
料理自体の香りは嗅いだことない香りがする。柑橘系の爽やかな香りに似ているかな!
ナルト)これはベイリーフとターメリックの香り。特にベイリーフはジャワ島くらいでしか料理に使わないから、日本人は感じたことない香りだと思うよ(笑)
味は塩分控えめであっさりとした味で美味しい。ターメリックからココナッツミルクまで、多くのスパイスを入れたから味や香りがごちゃごちゃしてるかと思ったけど、落ち着いた味でした。
野菜、魚、鳥のダシが上手く混ざってあっさり味でとても美味しかったです。
また東南アジアといえばのパクチーの香りがダメな僕でも、美味しく食べれたのもポイント!
続いて2品目「アサマニス」という料理
簡単にいうとカツオ版酢豚(笑)、イスラム教徒が多いインドネシアに合わせて材料が豚から魚に変わっていったようです!
材料
・カツオ
・玉ねぎ
・ピーマン&パプリカ
・にんにく
・パイナップル
調味料
・塩
・ライム
・Royco(鳥味のうま味調味料)
・胡椒
まずは下処理と下味、塩で匂いを取りRoycoと胡椒で味をつけ、少し寝かせます!
その後は卵と小麦粉をつけたあと、油で揚げていきます!(本当に酢豚の豚を料理しているみたい!笑)
カツオはこれで準備完了。続いて餡を準備していきます。
パイン、玉ねぎ、ピーマン、パプリカ、ニンニクを適当な大きさに切り、
ケチャップ、チリソース、バター、砂糖、うま味調味料で作った餡に入れて煮ていきます。
最後にカツオの上に餡をかけて完成!
完成!早速いただきたいと思います!
めっちゃ酢豚の味がする(笑)
ただ、豚と違い脂っこさがなくて魚自体がすごく美味しい!さらにカツオ×トマトソースの味に違和感がないのが驚き!日本の中華料理店で食べるのと比べると少し甘めの餡ですが、ここはインドネシア料理の特徴ですね!
また酢豚と同じようにパイナップルがいい味を出してる(笑)。パインを入れるって初めて考えた人、天才ですよね(笑)
3品目は カツオの照り焼き
材料
・カツオ
スパイス・調味料
・バター
・照り焼きソース
・胡椒
下味用食材・調味料
・ターメリック
・生姜
・ライムの葉っぱ
・ベイリーフ
・レモングラス
・ニンニク
①内臓などを取って匂い取りをしたものに下味をつけていきます!
上の下味用食材を細かく切り、水と塩をいれミキサーで細かくしていきます。その後、細かくしたものをカツオに塗って少し寝かせます。
<インドカレーのようなカラー(笑) ターメリックの色合いとのこと>
②ソースを塗って焼いていきます!
バター、照り焼きソース、胡椒を混ぜソースを作り、20分ほど焼いて完成です!
早速食べていきます!
ライムやスパイスでしっかり下味をつけているので魚自体の香りがすごくいい!またバターと照り焼きソースということで日本人の僕にもすごく親しみのある味!
少し照り焼きソースが日本のものよりも甘いですが、ライムの爽やかさもあるのでベストマッチです!
最後はいよいよ高知県のカツオを使ったインドネシア風料理!
カツオの照り焼き風煮込みを作ってもらいます!
材料はこちら
・玉ねぎ
・にんにく
・高知の姫カツオ(ゆず味とプレーン)
<この姫かつおは様々なフレーバーが発売されていますが、今回は照り焼きソースに合いそうなプレーンとゆず味のみを使用します!>
調味料
・Royco(鳥味のうま味調味料)
・砂糖
・ごま油
・Saori(照り焼きソース)
日本の大手食品会社がSaoriという名前で照り焼きソースをインドネシアで販売してます(笑)
実は日本の大手食品会社がインドネシアで数多くの調味料を販売しており、日本風照り焼きソースやうま味調味料がインドネシア人の食生活に根付いてます(インドネシア人で知らない人はいないらしい!?)
作り方は簡単!
カツオ以外の食材と調味料で煮た後にとろみをつけます。その後カツオを入れ10分ほど煮たら完成です!
今回はピノファミリーに食べてもらい感想を聞いてみたいと思います!
まずはピノの息子、ニコから!
<僕の2歳上のニコ。兄ちゃん的な存在です(笑)>
ニコ)ゆず味の方は醤油の味がついてるんだね、照り焼きソースとマッチして美味しい!!だししっかり噛んでいくとあとからレモンのような香りがするね!でもプレーン味の方が照り焼きソースそのものの味が楽しめて美味しいかも!
僕) そのレモンみたいな香りはゆずだよ!
ニコ)なるほど!ジャワでいうライムのようなような役割なんだね!アクセントになって美味しい!
僕)香りとか、食感はどう?
ニコ)臭みがないのがすごいね。インドネシアの魚は臭みがすごいことが多くて、それがないのがすごいと思う!食感も柔らかくて美味しい!
シェフのナルトも美味しいと言って食べてました!料理人ということもあり、自分の料理の味が美味しいのは当たり前という感じ(笑)
感想よりも日本とインドネシアの魚の加工工場や釣りの仕方などの違いをたくさん質問してくれました!
最後はピノ!
動画を撮ったのでぜひ美味しそうに食べるピノの感想を聞いてください!(めちゃくちゃ高評価!)
まとめ
今回ピノファミリーにたくさんの美味しいインドネシアのカツオ料理を作っていただきました!
感想を一言で表すと驚き(笑)
下処理、裁き方、調理法、味付けまで全く異なっていましたが、手間をかけカツオを美味しく食べようという心意気は高知県民と似ているところがありますよね!また日本の食文化(味付けや調味料)がインドネシアにも輸出され、人々の食生活に馴染んでいるということも驚きでした!
日本にある食材で作れるレシピもあるのでぜひ皆さんもインドネシアのカツオ料理を作ってみてください!
続編もお楽しみにー!