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この情報は2019年4月25日時点の情報となります。
土佐和紙で有名な町、いの町にある小さな集落「柳野」。そこにある集落活動センター「ふれあいの里 柳野」をレポート。産直店と食堂が合体した小さなお店には、魅力がいっぱい隠されていた。
土佐和紙で有名な町、いの町を訪れた「スーパーバンド。」のゴッチ。
今回はいの町の柳野という地区をリポートする。標高976mの山々に囲まれ、清流仁淀川水系の川が流れる小さな集落だ。
大正時代には大きな製紙工場があり、柳野は今でも和紙の原料である「こうぞ」や「みつまた」の貴重な生産地である。
集落活動センター「ふれあいの里 柳野」へおじゃますることに。
集落活動センターとは、地域住民が主体となり集会所などを拠点として、産業、生活、福祉、防災といった様々な活動に総合的に取り組む高知県が進める仕組みのこと。
中へ入ると、地元の季節の食材がたくさん置かれている。
1本1本が太くて大きいイタドリ。高知では、この時期なくてはならない山菜だ。
91歳の藤田さんが作った、こんにゃくやおまんじゅうも並ぶ。
「ふれあいの里 柳野」の代表を務める松本さんも御年90歳。柳野は元気な女性が多いようだ!
柳野の名物といえば、水車挽きの「柳野そば」だ。
今は少ないが、昔は水車がいたるところにあったという。粉挽きや自家発電に活用されていたそうだ。
当時の水車を再現し作られた、水車小屋を見せてもらうことに。
意外と大きくて迫力がある!
綺麗な水が流れていて、水車の回る音が心地いい。
水車の裏側を見てみると、からくり仕掛けになっており、石臼がゆっくりと動いている。
水の力で歯車同士が連動し、大きく重い石臼を力強く動かしている。
大きな石臼で、ゆっくりと丁寧に時間をかけて挽いたそば粉は、キメがとても細かい。
挽いたそば粉を使った「そばがき」をいただくことに。
モチモチの食感と、蕎麦の風味がたまりません。
「そばがき」で食欲に火がついたゴッチは、食堂で人気の「うどん定食」をいただく。
おふくろの味を思い出すような定食だ。日替わりのおかずは、旬のタラの芽の天ぷら!
春を感じる食材にお腹が満たされ、食後にお茶をいただく。
何気なく飲んでいるこのお茶は、柳野で取れた茶葉を使用した「山茶」。
山茶とは、古くから山間部に自生している茶葉で作られたお茶。
ということで、山茶の茶畑を見に行くことに。
一見、人の手が加えられず放置されているかのようなお茶の山。国友農園では、岩場の雑木の中に自生していた茶の木を、10年間農薬を使わず、肥料には「かや」を与え、完全有機栽培で管理している。
ミネラル豊富な地質と、丁寧な管理によって、山茶の旨みを引き出しているという。
自然の力が生み出した山の幸「山茶」、珍しい一品だ。
いの町を訪れた際は少し足をのばして、そばと山茶を味わえる「ふれあいの里 柳野」へ。そば好き、お茶好きは要チェックだ!
ふれあいの里 柳野
住所:高知県吾川郡いの町小川柳野2482
電話:088-868-2148
※情報提供※ テレビ高知
文/さたけゆうや