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この情報は2019年4月19日時点の情報となります。
「とりあえず酒があれば生きていける」がモットーの「ほっとこうち」随一の酒好きスタッフ三好が高知の酒蔵を旅する。今回は、明治10年創業、今年で142年を迎える土佐酒造で返杯!
三好が訪れたのは嶺北地域、土佐町にある「土佐酒造」。早明浦ダムまで車で10分ほどの場所にある。
迎えてくれたのは、6代目の松本宗己(まつもとむねき)社長。
早速ご案内していただくと、敷地内には大きな煙突が!現在は使用していないそうだが、大切に保全されている。
奥へ進むと歴史を感じる建物を発見!こちらは、「土佐酒造」にまつわる貴重なものが展示されている資料館だ。
「桂月」ラベルのラインナップや、酒造りの道具など、お酒に詳しくない方でも楽しめるようになっている。
おもむろに松本社長が取り出したのは現在の「桂月」ラベルの原画!一般の方の酒蔵見学も可能なので、この実物を見ることができる。
金属の壁と古い木の柱が混ざり合う「麹室(こうじむろ)」。
日本酒ファンの三好は、タンクの中の「もろみ」や、搾られたお酒が瓶詰めされるところまでしっかりチェック!
左から
・ スパークリング酒匠(John)
・ にごり純米大吟醸50
・ 相川譽山廃純米酒58
・ CEL24純米大吟醸50
・ 吟之夢純米大吟醸40
・ Sake Nature2017
贅沢すぎる高級酒がズラリと並ぶラインナップ!最初に選んだのは、スパークリングの「匠(John)」。
「IWC(インターナショナルワインチャレンジ)」のSAKE部門で高知県初のゴールドメダル及びトロフィー(第1位)に輝いたお酒だ。
三好:「泡が気持ちよく弾けて飲み心地が良い〜!」
お酒の席で意気投合した台湾人とスパークリング日本酒を造る約束をしてしまったことから、彼の名前である「ジョン」と名付けたんだという。
そして、お待ちかねのおつまみは、土佐町のものを使ったこちらの4品。
・土佐あかうしのローストビーフ
・いたどりの炒め物
・ネギとイカの酢味噌和え
・大丸(かまぼこの中に卵が丸々入ったもの)
三好:「山間部にある蔵元さんらしいおつまみばかり!」
この日いただいたそれぞれの日本酒に合うお肉料理や山菜料理をセレクトしてくれたとあって感激の三好。
「海外のワインを日本で美味しく飲むことができるのは、現地のワイナリーの方々が日本に足を運んで努力をしているからこそ。実際に産地を訪れてみると、実はとても小さなワイナリーだったりするんです。」と松本社長。
それまで99%普通酒のみを作っていた土佐酒造だったが、その話を聞いてから、小さな酒蔵でも世界と対等に勝負ができると一念発起。ハイクラスな日本酒を造るようになったそうだ。
世界的に評価の高い日本酒に、惚れ惚れしながら返杯する三好。
松本社長:「土佐町のお米とお水を使用した美味しいお酒を造るという想いは、100年前の先人達と同じ。難しいことを考えず、まずはグラスで飲んで欲しいですね。」
ワイン好きでも知られる松本社長が「Vin Nature(自然派ワイン)」に影響を受け生み出した「Sake Nature2017」は、市場にはほぼ出回っていないレアな一品。そのほかにも、にごり酒など全種類をいただきこの日も絶好調の三好。
すっかり仲良くなった2人は気づけば、いくつもグラスを開けてしまった。
これからイギリスに旅発つ松本社長に名残り惜しさを感じつつ、箱いっぱいにお土産をいただいた。
返杯文化を通じて、今日も素敵な出会いに恵まれたことに感謝しながら帰路に着いた三好だった。
土佐酒造株式会社
住所:土佐郡土佐町田井418
電話:0887-82-0504
http://www.keigetsu.co.jp/