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【高知グルメ】創業30年!カウンター席で四季を味わう「天ぷら天賀」ほっとこうちおすすめ情報
この情報は2023年2月6日時点の情報となります。
今回やってきたのは、高知市中心部から車で約1時間の場所にある須崎市安和(あわ)。
安和海岸がすぐ目の前に広がる風光明媚な安和駅に隣接して「集落活動センターあわ」はある。
こちらで作られている商品の一つに「土佐のやま里 百花のめぐみ」という蜂蜜がある。
蜂蜜を作っているのは、集落活動センターの広報を担当している門田雅人さん。
元小学校の教員で、四万十町の米奥小学校の校長を務めていた際に養蜂と出会い、それ以来蜂蜜の魅力にどハマりしてしまったのだという。
門田さん:もともと安和地域では養蜂をやっている人が10軒程度いらっしゃいましたが、年々減っています。近年はニホンミツバチが減少していて、その背景には農薬や害虫、外来種であるスズメバチの影響などが挙げられます。
ニホンミツバチは気温が10℃以下になると活動をしない。しかし、安和地域は温暖で冬でも蜜源となる花が数種咲いているため、年間通してニホンミツバチが暮らしやすい環境が整っている。養蜂に適した場所なのだ。
門田さん:養蜂は、ミツバチが集めた蜂蜜を分けてもらうということです。採蜜する際には全部採ってしまわず、一部を採取するようにしています。「重箱式」という巣箱を手作りしていて、持続可能な養蜂を心がけています。
巣箱の近くには、採取した花粉を後ろ足にたっぷりつけたニホンミツバチが。巣箱の下の小さな隙間から中に入る。
一般的に国内に流通している蜂蜜には大きく2種類ある。
西洋ミツバチの蜂蜜とニホンミツバチの蜂蜜だ。
西洋ミツバチは採蜜量が多く、養蜂家が家畜として飼育する場合が多い。そのため、「単花蜜」と言われる一つの花の蜜を集めた蜂蜜を作ることができる。市場に出回っている「レンゲ」や「アカシア」、最近よく耳にする「マヌカ」などが「単花蜜」の代表的なものと言える。
一方、ニホンミツバチの蜂蜜は「百花蜜」。
年間を通して採蜜を行って巣を作るため、さまざまな花の蜜が混ざった蜂蜜ができあがる。
また、ニホンミツバチは家畜ではなく野生。
門田さんらは巣箱を作って待ち、その巣箱に蜂たちが入るのを待つ。
ニホンミツバチの養蜂家は、例えるならば入居者を待つ大家さんなのだ。
「土佐のやま里 百花のめぐみ」は、須崎市安和を中心に奥四万十地域の里山で咲くさまざまな花の蜜を集めてできた「百花蜜」。
年間を通してニホンミツバチが集めたものを基本的には毎年秋に採蜜し、春採れ蜜は糖度80度以上に熟成してから出荷している。
門田さん:加熱処理をしていないので、蜂蜜内に含まれる天然酵母が生きています。蜂蜜が嫌いだった方がこの蜂蜜を食べて好きになったと言ってくれたことがあり、自信を持っておすすめできる本物の蜂蜜です。
蜂蜜はトロリとなめらか。
パンに蜂蜜をかけていただいてみると、フワッと華やかな香りが口内に広がる。
ツンとした角のようなものは全くなく、とてもまろやか。
定番のヨーグルトにかけていただいくのも、蜂蜜の香りが楽しめておすすめ。
希少な蜂蜜だが、ついついたくさんかけたくなる美味しさ。すっかり虜になってしまった。
門田さん:蜂蜜をはじめとした集落活動センターの活動を通して、安和地域が継続的に発展していくことを願っています。2007年から始めた集落活動センターの取り組みを始め、高齢者から子どもまですべての人が住み続けられる地域になるよう取り組んできました。こうした取り組みが功を奏して、須崎市で唯一人口が増加している地域となることができました。
安和地域では、山に桜や花桃を植えたり、耕作放棄地に菜の花やレンゲを植えたりといった活動が行われている。美しい景観を作るとともに、ニホンミツバチの蜜源を増やす活動となっている。
美しい安和地域が、人にとっても、ニホンミツバチにとっても住みやすい地域であり続けられるように。
これからも安和地域の取り組みに注目していきたい。
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集落活動センターあわ
住所:高知県須崎市安和248-3
TEL:0889-59-1595