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この情報は2023年2月8日時点の情報となります。
高知市中心部から車で1時間弱の場所にある津野町。
ここで、一度は途絶えてしまった伝統の田舎豆腐が2019年に復活した。
それが四万十川の源流水を使用した「田舎豆富」だ。
もともと、津野町船戸地区には3軒ほどの豆腐屋さんがあった。
しかし、高齢化などを理由にだんだんと豆腐作りをやめてしまい、2015年頃にはついに0軒となってしまった。
「船戸といえば、田舎豆腐」と言われるほど親しまれていた豆腐が、もう作られていない。
この現状をどうにかしなければと、集落活動センター「ふなと」で豆腐作りができないかと試行錯誤が始まる。
田舎豆腐復活に向けて、中心的に取り組んだのが集落支援員の竹崎美栄子さんだ。
集落活動センターとして立ち上がる1年ほど前から準備を始め、豆腐屋さんを営んでいた方から伝統的な作り方を教えてもらった。
竹崎さん:実際にやってみると、豆腐作りは思っていた以上に重労働。また想像していたよりも難しく、なんで「豆腐を作ろう」って言ってしまったがやろうと後悔したこともありました。笑
試作期間はなんと1年半。
試行錯誤の結果、船戸らしい田舎豆腐の伝統を受け継ぎつつ、現代の人の口に合うようにアレンジを加えた「田舎豆富」が完成した。
竹崎さん:縄で縛れるほど固い昔の田舎豆腐と比べると、やや柔らかく仕上げています。国産大豆、黒潮町産のにがりを使用したこだわりの豆腐です。
豆腐作りは週1〜2回のペースで行なっており、一日にできる量は30〜40丁。
少量ずつ、丹精込めて作っている。
豆腐を作る際、豆乳を絞った後にできるのが「おから」だ。
集落活動センター「ふなと」では、このおからを乾燥・粉砕させた「おからパウダー」を作っている。
竹崎さん:高知県内で開催された商談会に参加した際に、量販店から「おからパウダー」のアドバイスをいただき、商品化したものです。健康志向の高い方などから人気のある商品です。
「おからパウダー」は食物繊維が豊富で、パウダー状のため様々な食事に取り入れやすいと数年前から注目されている食材だ。
定番は、味噌汁やヨーグルトにスプーン一杯程度加えるというもの。
食物繊維やタンパク質が摂れるとともに、腹持ちがよくなりダイエットにも適した食材とされている。
そのほか、ハンバーグに加えて栄養素やボリュームをプラスしたり、スイーツに加える小麦粉の一部をおからパウダーに変えることで、糖質OFFになったりといいことづくめ。
おからパウダーは水を加えてグルグルと混ぜると、しっとりとしたおからに戻る。
高知ではメジャーなピンク色をした練り物「すまき」ときゅうり、柚子酢で「おからの酢の物」にしてみた。
食べてみると、生のおからと食感は変わらないように感じる。
スーパーなどで売っているおからは容量が多く、また生もののため賞味期限が短く使いきれない時があることが悩みだったが、これなら使いたい分だけ戻して使えるのでとても便利。
また、おからパウダーを使ったスイーツもおすすめ。
今回はおからパウダー入りのホットケーキを作ってみた。
バナナを入れてしっとり感をプラスしているので、おからパウダーが入っていることには気がつかないだろう。
インターネットで検索するとさまざまなレシピがあることから、おからパウダーの人気がうかがえる。
いつもの料理をヘルシーに変える、「おからパウダー」を普段の食卓に取り入れてみてはいかがだろう。
今なら『ANAに乗って「高知家」応援キャンペーン』で、「おからパウダー」を手に入れるチャンス!。
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集落活動センターふなと
住所:高知県高岡郡津野町船戸1309-1
TEL:0889-43-9771