グルメ
【高知グルメ】美しいスイーツとドリンクに魅了される古民家カフェ「Equivalent(イクイバレント)」ほっとこうちおすすめ情報
この情報は2022年11月10日時点の情報となります。
大正6年創業の土佐料理の先駆者として、関東・関西で土佐料理を広めている「土佐料理 司」。現在、大阪エリアでそれぞれ業態の違う3店舗を営業している老舗だ。
今回は今年で45周年を迎えた「土佐料理 司 阪急グランドビル店」を紹介する。
1品目は、高知では定番の「うつぼの唐揚げ」。
食べたことがない人が多いかもしれないが、高知の居酒屋では当たり前のようにメニューに名を連ねる定番の一品。味は淡白でクセがなく、皮に近い部分はコラーゲンがたっぷり。
男女問わず人気のメニューだ。
続いては、司の代名詞と言える「焼鯖寿司」。
シャリごと焼いているのが特徴で、鯖の旨味とともに、焼き色のついたごはんの食感がいい感じ。
そして、最後は「一本釣り 炙りたて鰹のたたき」。
こちらのたたき、一風変わった土鍋に入ってやってきた。
蓋を開けてびっくり。まるで手品のように煙がフワッと立ち上り、その煙の奥から鰹のたたきが登場した。
お店の方にこの演出が誕生したきっかけを伺うと、本当は藁焼きで提供したいがビル設備等の関係で藁焼きが難しく、そこでなにかできないかを考えた結果、出来上がったのがこちらとのこと。
藁蒸しは土鍋の底に熱した炭を置きその上に少量の藁を乗せ、炙りたての鰹たたきを網ごと置き土鍋の蓋をする。
そうする事により中で燻され鰹たたきに藁の香りが付くそうだ。
楽しい演出で、お客様に美味しさだけでなく、ワクワク感を提供している。
鰹のたたきは取り分けてくれるので、ぽん酢をかけていただく。
通常の藁焼きとは違うが、通常、いやそれ以上と言えるほど藁の香りに包まれた鰹のたたきを楽しむことができる。
※こちらの鰹のたたきはコース料理限定。
味と演出、どちらも楽しめる一品だ。
料理を堪能したあと、エリアマネージャーの徳平さんに話を伺った。
–徳平さんは入社して、どれくらいですか?入社されたときは高知にいらっしゃったんですか?
「大学を卒業して司に入社し、もう30年ですかね。入社後まずは東京に行き、そのあと高知に戻り、6年くらい前に大阪に着任しました。」
-現在は大阪のエリアマネージャーということですが、大阪は何店舗あるんですか?
「現在3店舗営業しています。53年前に阪急3番街で『土佐料理 司』を開業し、その店舗を2000年にモデルチェンジして作った定食屋『ごはん処 司 阪急三番街店』と、2018年に新しく作ったバル形式の『酒と肴 SUIGEI 大阪店』、そして今年で45周年となるここ『土佐料理 司』の3店舗です。」
-土佐料理、定食屋、バルとさまざまな業態で営業されているんですね。やはり、お客さんの層も違いますか?
「全然違いますね。ごはん処は、定食目当ての女性やサラリーマンの方が多く、SUIGEIは若い世代が多いです。ここ『土佐料理 司』は、ちょっと落ち着いたご年配の方が多いですね。」
-率直に、大阪の印象はどうですか?
「大阪は、気性的にも高知に近い印象です。自分的にはやりやすいというか、親しみやすい土地ですね。」
-お客様も高知出身の方が多いですか?
「そうですね。高知出身の方も多いですが、それよりもご両親が高知出身等でご来店してくださる方が多いです。」
-今後はどのような店舗展開をしていきたいですか?
「この『土佐料理 司』を維持しつつ、ごはん処、バルの業態を少しでも伸ばしていければと思ってます。また、演出・メニュー含めいろいろ考えながら、リピーターの方が増えるようにしていきたいですね。」
土佐料理の先駆者は、さらに土佐料理を広めるための活動をしている。
土佐料理 司 阪急グランドビル店
住所:大阪市北区角田町8-47 阪急グランドビル28F
電話番号:06-6315-7580