高知家の◯◯
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高知食材を使った気取らないイタリア料理店 大阪府大阪市北区西天満「ciccino」

この情報は2022年7月29日時点の情報となります。

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大阪市北区にあるイタリアンレストラン「ciccino(チッチーノ)」。大阪メトロ天満橋駅から歩いて5分ほどのビルの2階にある、隠れ家的で落ち着いた雰囲気なお店です。

お店を経営しているのは、宮成さんご夫婦。オーナーシェフを務める宮成 健太さんは、高知県出身です。地元・高知県の美味しい食材を中心に使った、カジュアルながらも本格的なイタリアンを提供しています。

今回は、オーナーシェフの宮成さんが高知から大阪に出てこられた経緯や、高知に対する想いなどについて伺いました。

料理の魅力に取りつかれ、パティシエからイタリアンシェフの道へ

─何がきっかけで、高知から大阪へ出てこられたのでしょうか?

宮成さん:調理師専門学校へ進学するためです。もともとはパティシエになりたかったんです。専門学校では、製菓のほかに和洋中などの料理についても学びました。勉強しているうちに、だんだんと料理のおもしろさにはまっていきました。

─それでイタリアンシェフを目指すようになったのですか?

宮成さん:料理へのおもしろさを感じる一方で、製菓の道も閉ざしたくないと思っていました。そのことを専門学校の先生に相談したところ「それなら、洋食系のレストランに就職するといい」とアドバイスを受けたんです。洋食のレストランであれば、料理とお菓子作りの両方に携われるからでした。

洋食には、フランス料理やスペイン料理、イタリア料理とさまざまな種類があります。フランス料理は細かな作業が多いですし、当時のスペイン料理といえば、まだカジュアルなレストランがそれほど多くなく。それで、イタリア料理が一番自分に合っているのかなと考えて、イタリアンの道に進んだのです。その後、高知には戻らずに関西にあるイタリアンレストランに就職して、シェフとしてしばらく働いていました。

高知の食材を活かした、本格イタリアン

─「ciccino」は、どのような経緯があってオープンしたのでしょうか?

宮成さん:シェフとして働いていた頃から、いつかは自分のお店を持ちたいという気持ちがありました。そろそろ独立しようかなと思っていた矢先に交通事故に遭って怪我をしてしまい、レストランの仕事ができなくなっしまったんです。それで、最終的に独立を決意しました。自分で行動を起こすのが苦手なので、いまではいい機会になったかなと思っています。

─そうだったのですね。お店のコンセプトなどの構想は以前からあったのでしょうか?

宮成さん:ありましたね。ciccinoのコンセプトは、カジュアルに楽しんでいただけるイタリア料理店です。お客様に「月に1回、ちょっとしたごほうびに美味しいもの食べたいね。じゃあ、ciccinoに行こうか」と思ってもらえるようなお店でありたいですね。

─高知の食材を使われているそうですね。食材は、高知に限定されているのでしょうか?

宮成さん:限定はしていません。自分が美味しいと感じたものを全国から取り寄せて、使っています。ただ、ほかのイタリア料理店との差別化のために、高知の食材を使って料理をお出ししているところはありますね。高知の食材は契約農家さんから仕入れたり、高知に住んでいる両親からいい野菜を見つけたら送ってもらったりしています。

今後の事業展開について

─今後、どのようなお店にしていきたいなどの構想はありますか

宮成さん:お店ができて8年が経つので、そろそろ移転してもいいかなと思っています。この場所が嫌だとか、そういったことではありません。このお店をつくるときに、1回くらいは移転してもいいかなと考えていました。

─「移転してもいいかな」とは、どういう意味でしょうか。もう少し具体的に教えていただけますか?

宮成さん:一度では理想のお店はできないと思っているからです。たとえば、家でも3回建てないと理想の家にならないというじゃないですか。それとお店も同じですよね。つくっている最中は、すごくいいお店ができてきているなと思うんです。けれど、実際にオープンして営業を始めてみると、やっぱりこの部分はこうしたいなと思うところが出てきてしまいます。

自分の体力面や移転先の地域の価格帯など、さまざまな課題をクリアした上で、時期がくればチャレンジしてみたいですね。

高知県への想い・高知県人としてのプライド

─大阪に出てこられてから、高知に対する想いに変化はありますか?

宮成さん:自分でお店を持つようになって、そこで初めて高知の良さに気づきました。大阪に来て20年ほど経ちますが、当時は高知の魅力もわからずに出てきていましたから。ずっと住んでいた場所なので、魚がうまい、野菜がうまい、自然が美しいなんて、当たり前すぎて特別に思ったことがなかったんです。

─暮らしていると、魅力や良さは見えにくいものですよね。ほかにも変化した部分はありますか?

宮成さん:帰るたびに、高知がどんどんおもしろい街になっているなと感じています。ですので、これからが楽しみでもあります。いい意味で「おもしろい田舎」に進化しているので、たくさんの方に高知へ遊びに行ってほしいですね。

─「おもしろい田舎」、気になりますね! 最後に、高知県に対して恩返しなどの構想があれば教えてください。

宮成さん:僕は自分が美味しいと思った全国の食材を使い、料理をお出ししています。高知の美味しい食材ももちろん使っているので、お店の料理が「美味しいものがある高知」を知ってもらう窓口のような存在にになればいいなと思っています。

 

店舗情報

ciccino(チッチーノ)

イタリア料理店

オーナーシェフ:宮成 健太

創業:2014年4月21日

住所:大阪府大阪市北区西天満3丁目7-20 2F

URL(Facebook):https://www.facebook.com/ciccino.jp/

電話番号:06-6314-9801

営業時間:ランチ11:30〜14:20(売り切れ次第終了)/ディナー17:30〜22:00

定休日:日曜日