高知家の◯◯高知家の◯◯ 高知県のあれこれまとめサイト
高知県のあれこれまとめサイト
  • facebook
  • x
  • instagram
  • youtube
 

【男2人の高知ノープラン旅】出会いを楽しむ関西発1泊2日の弾丸高知旅-2日目後編-

この情報は2022年6月24日時点の情報となります。

1日目前・後編、2日目前編はこちら↓↓↓

【男2人の高知ノープラン旅】出会いを楽しむ関西発1泊2日の弾丸旅-1日目前編-

【男2人の高知ノープラン旅】出会いを楽しむ関西発1泊2日の弾丸高知旅-1日目後編-

【男2人の高知ノープラン旅】出会いを楽しむ関西発1泊2日の弾丸高知旅-2日目前編-

連載でお届けしている高知弾丸旅も、最終回です。関西人男性代表として、今回登場くださっているのは、大阪でデザイン業を営む岡田麻樹(まき)さん(写真左)と、イベント設営業の喜多村和也さん(写真右)。ほぼ行き当たりばったりとはいえ、かなり充実した時間を過ごした2人。ですが、それぞれにはまだ行きたいところがあるようです。

高知滞在最終日の午後は、喜多村さんが安芸市民球場、岡田さんが四国自動車博物館に行くのがメインになりそうです。

 

◆タイムスケジュール

2日目(後半)

10:30 JR高知駅の三志像前で記念撮影

11:00 レンタカーで安芸市へ

12:00 安芸市営球場へ到着

    高知大学と大商大の練習試合を見学

13:00 野良時計台

13:30 昼食:国虎うどん

15:00 四国自動車博物館

16:00 高知龍馬空港へ

19:10  高知空港発(ANA)

19:55  伊丹空港着、解散

 

JR高知駅周辺は撮影スポットがいっぱい!はりまや橋三志士像前で思い出を残そう

お目当ての場所に行く前に、まず2人が向かったのは、観光名所でもある「はりまや橋」です。こちらは撮影スポットとしても人気で、高知に来たからには一度は足を運んでおきたい場所でもあります。真っ赤な欄干が、とても鮮やかで目を引きますね。

そのすぐ隣には国道32号線があり、そちらでは「チンチン電車」の名で知られる路面電車が走っています。高知市民の日常の足として、今でも現役で活躍しているんです。

大阪でも路面電車が住吉大社で知られる住吉とJR天王寺の区間を走っているのは有名な話ですが、乗り比べてみるのも面白いかもしれませんね。

また、近代的な風景の中を走るチンチン電車の姿は、見るだけでも風情を感じられますよ。市内を移動するなら、こちらを利用するのもおすすめです。

はりまや橋のあと、2人が向かったのは、JR高知駅前の広場に立つ三志士像。こちらも、高知での撮影スポットとして名高い場所です。

向かって左から武市半平太(たけちはんぺいた)、坂本龍馬、中岡慎太郎と、いずれも幕末に活躍した志士たちの姿を見て、岡田さんも喜多村さんもその大きさに目を開きます。それもそのはずで、台座を含めると高さ8.3mもある像が3体も並んでいるのです。

岡田さん「昨日見た龍馬像も大きかったけど、こちらも想像より大きくてびっくりするな」

喜多村さん「写真で見るのと実際に見るのとでは、感じるものが違うね」

高知での記念をカメラに収めた2人は、次の目的地である安芸市営球場に向かうため、レンタカーに乗り込みました。

 

野球好きならココへ!阪神タイガースのキャンプ地でもある安芸市営球場

さて、喜多村さんのお目当てである安芸市営球場へやってきました。高知市中心部から安芸市までは約40kmの距離。途中、のどかな風景を目にしつつ約1時間ほどのドライブです。

こちらの安芸市営球場は、野球好きな人なら知っている人も多いかと思いますが、阪神タイガースのキャンプ地として利用されている場所です。2月ごろであれば、2軍選手たちが練習している姿を見られます。

2人が訪れたのは3月中旬だったため、残念ながらタイガースの選手はいませんでしたが、ちょうど大阪府東大阪市の大阪商業大学と地元・高知大学が練習試合をしているところでした。しばらく試合を観戦したのち、グラウンドの外へ。

グラウンドを離れた道路わきには、阪神タイガースの過去を振り返るパネルがずらりと設置されています。阪神ファンなら誰しもが知る1985年の優勝時のシーンも飾られているところは、やはりタイガースのキャンプ地ならではかもしれません。

阪神ファンならずとも、このパネルを見ていくだけでも、いろんな思い出がよみがえってくるのではないでしょうか。

 

安芸で見つけた!時間を止めた野良時計に思いを馳せて

安芸市には、球場のほかにも伝統的建造物群保存地区や三菱財閥の創設者・岩崎弥太郎の生家が残されているなど、さまざまな観光スポットも充実しています。せっかく安芸市に立ち寄るのなら、ぜひ見ていただきたいのが「野良時計」です。

こちらは、安芸市でも象徴的存在で、完成したのは1887年といまから130年以上も前のこと。明治時代に作られたものだと思うと、感慨深いですよね。いまでは、時計の針が止まってしまっているそうですが、それも風情を感じます。

なお、時計台を含めた建物は、個人の所有物だそうで、いまは国の登録有形文化財に指定されています。

建物一体とその向かいに広がる風景を合わせて撮影すれば、とたんに明治にタイムスリップしたような趣ある写真になりますね。

さて、安芸市中心部の観光も終えて、高知旅最後の目的地である四国自動車博物館に向かう前に、まずは腹ごなしです。

安芸市中心部の見学も終え、高知旅行最後の目的地・四国自動車博物館に向かう途中に立ち寄ったのが、同じ安芸市内にあるうどん屋の「国虎屋」でした。

 

戦国武将の名を冠した安芸の名店「国虎屋」

創業1971年で、いまではパリにも拠点があるという「国虎屋」。こちらは、安芸市にある飲食店の中でも有数の有名店です。名前は、いまの安芸市あたりを拠点にしていた戦国時代の武将の安芸国虎にちなんでいます。

実は今日、安芸市に訪れることを夕べのうちに決めていたという岡田さんと喜多村さん。昨夜、高知55番街のすし店「井のうえ」で一緒になったお客さんから安芸市についていろいろ教えてもらう中で、「安芸市でご飯を食べるなら、ぜひ国虎屋で!」と強くすすめられていたのでした。

「建物も風情があっていいですよ」と聞いてはいたものの、実際に目にしてみると、とても伝統的で思わず写真を撮りたくなるような外観です。こうした建物が安芸市にはあちらこちらにあるのですから、歴史好きにはたまりません。

今朝遅い時間に豪勢なモーニングを食べたとはいえ、すでに腹ペコの2人は、早速店内へ足を踏み入れます。ふわりと漂う出汁の香りに、食欲が一層そそられます。

メニューには、手打ちそばやカレーうどんに並び、夕べ教えてもらった「国虎うどん」の名も。2人は、地元の人のおすすめならと「国虎うどん」一択で即決です。

うどんが運ばれてくる間に見つけたのは、おでんです。ここにも、日曜市で見た丸い団子状のこんにゃくが入っています。

喜多村さん「へえ、こういう感じで調理するのか」

岡田さん「せっかくだから食べてみよう」

おでんを食べていると、お待ちかねの国虎うどんが運ばれてきました。

国虎うどんは、みそ仕立てのうどんですが、みその風味はやさしく、カツオ節などのダシとマッチしているのが特徴です。具材は、うどんのほかに豚肉やごぼう、ニラなどいろんな種類が入っていることもあって、これ一杯でかなりお腹が満たされます。

関西ではまず出会わないうどんに、2人も大満足のようでした。

 

大人が童心に帰る場所。動態保存されたレーシングカーがずらりと並ぶ「四国自動車博物館 」

香南市にある四国自動車博物館は、1990年に高知県大豊町で始まり、5年間の中断を経て2001年に現在の場所で再オープンされたもの。運営と管理は高知県のトヨタ系自動車ディーラーであるネッツトヨタ南国株式会社が務めているものの、展示されている車はトヨタ車だけに限りません。

1960年代から80年代までのレーシングカーや名車を中心に、車とオートバイそれぞれ約30台がずらりと並んでいるのです。車好きやバイク好きな人にとっては、まるで宝箱の中身のような場所なのではないでしょうか。

現に、自動車マニアの岡田さんの口からは、感嘆の声が溢れてばかり。

岡田さん「これは、トヨタ2000GTのマイナーチェンジの前と後か。こっちにはランボルギーニもある」

スタッフ「ここにあるのは、どれもすぐに動かせるものばかりなんですよ」

岡田さん「それはすごい。うわぁ、運転してみたい。エンジンの音を聞いてみたいなぁ」

喜多村さん「ここは自動車マニアにとっては至福の場所だね」

激レアともいわれる車やバイクを間近で見られるのも、四国自動車博物館ならでは。しかし、車好きやバイク好きの方以外でも楽しめる名車もあります。

それが、DMC(デロリアンモーターカンパニー)のスポーツカーDMC-12です。映画マニアでなくても一度は名前を聞いたことがある「Back to the Future」のタイムマシンとして登場していた車「デロリアン」をモチーフにした車体が展示されています。

見た目も中身も映画に登場したデロリアンそのままで、これが実際に動かせるというのですから、ちょっとワクワクしませんか?

四国自動車博物館では、展示車両とゆかりのあるミニカーやステッカーなどのグッズ販売もありますので、旅の思い出に購入してみるのもいいかもしれませんね。

 

存分に楽しみつくした高知旅もいよいよ最後。お土産の文旦を手にして帰路へ

前日に食べた文旦をぜひ大阪でも味わいたいと、2人は空港へ向かう道中でとある場所に立ち寄りました。そこは、店頭に土佐文旦を山盛りにした「オレンジハートのくだもの屋」です。

はちきれんばかりのビニール袋に詰めれた土佐文旦は、シェアするのにちょうどよさそうな量があります。次に2人が高知へ訪れるときには、何が旬を迎えているのか。そうした出会いを楽しめるのも、南国・高知旅の魅力かもしれませんね。

 

◆今回訪問した場所◆

【安芸市営球場】

住所:高知県安芸市桜ヶ丘町
TEL:0887-35-1020(安芸市生涯学習課)
https://www.city.aki.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=28

【野良時計】

住所:高知県安芸市土居638-4
TEL:0887-34-8344(安芸観光情報センター)
https://www.city.aki.kochi.jp/life/dtl.php?hdnKey=42 (安芸市役所HP)

【国虎屋】

住所:高知県安芸市穴内乙683-1
TEL:0887-35-3448
https://kunitoraya.jp/

【四国自動車博物館】

住所:高知県香南市野市町大谷896
TEL:0887-56-5557
https://lovemota.vistanet.co.jp/museum/

【オレンジハートのくだもの屋】

住所:高知県香南市野市町下井613-3
TEL:0887-56-1783
https://www.orenjiha-to.com/