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米の旨さを引き立てる!彩り鮮やかな高知の寿司3選 美食おじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション

       

この情報は2022年2月27日時点の情報となります。

立ち食いそばから割烹にとんかつ、フレンチにエスニック、そしてスイーツから居酒屋まで、年間600回外食をし、料理評論、紀行、雑誌寄稿、ラジオ、テレビ出演を超多忙にこなす「美食おじさん」ことフードジャーナリストのマッキー牧元さんが高知の食材・生産者さんをめぐって紹介する高知家の〇〇の人気連載記事「高知満腹日記」。今回は、高知の旨い米を一層引き立てる彩り鮮やかな「こけら寿司」「田舎寿司」「むし寿司」を紹介します。

高知は昔から米どころとして知られています。

また、米どころならではの美味しい地酒が多く、その酒に合う旨い食材もたくさんあります。

そして、その米と食材を使った旨い寿司がいくつもあるのです。

今回は美食おじさんこと、マッキー牧元さんが高知を食べ歩いた中で、彩り鮮やかで目にも美味しい寿司3選をご紹介します。

 

高知の美味しい寿司 その壱『高知県最東端の町で目にも鮮やかアートなこけら寿司をいただく』 高知県安芸郡東洋町野根丁丙「野根キッチン」

もはやアートである。

長細い黄色、丸いオレンジ色。葉形の緑、細い焦げ茶色。

ご飯という白いキャンバスの上に、一見無造作に並べられた彩りが、モダンアートのような様相を見せて美しい。

高知県の東の端っこ、東洋町にやってきた。

高知県人でも100人に1人も来ていないだろうという遠さである。

そこでいただいたのは、この地方に150年前から代々伝わる押し寿司の「こけら寿司」である…

続きを読む▶▶高知県最東端の町で目にも鮮やかアートなこけら寿司をいただく

 

高知の美味しい寿司 その弐『ネタに魚は使わない!ダブルかずちゃんが作る色鮮やか美味王道の田舎寿司』 北川村大字小島「北川村小島集会所」

田舎寿司はもう何度も食べた。

高知を代表する郷土食である。

元々お寿司は米が貴重であった時の希少なご馳走で、年数回行われるおきゃく(宴会)でふるまわれたという。

明治になってお客は庶民たちの間でも広まっていくが、魚のお寿司は山間部ではできない。

そこでコンニャクや椎茸、リュウキュウ(ハス芋の茎)、ミョウガなどを寿司のネタにして、柚子の酢である「ゆのす」を使った酢飯で作ったのが、始まりとされる。

全国的に見ても、野菜を使った寿司は珍しく、高知県人の豊かな発想力と食いしん坊ぶりが反映された寿司ではないだろうか…

続きを読む▶▶ネタに魚は使わない!ダブルかずちゃんが作る色鮮やか美味王道の田舎寿司

 

高知の美味しい寿司 その参『心をほのぼのと温める、むし寿しの湯気の向こうに高知県人の優しさを見たの巻』 高知県高知市帯屋町1丁目「菊寿し」

「土佐の高知の風物詩 むし寿し」という文字が目に入ってきた。

高知の寿司といえば、農家の人たちが作る「土佐田舎寿司」である。

それ以外に名物があるのだろうか?

しかも店は相当古そうである。

「昭和26年創業」と記され、菊紋がついた木製看板のうえには、赤い欄干が設えられている。

気になってしかたなく、入ってみることにした。

続きを読む▶▶心をほのぼのと温める、むし寿しの湯気の向こうに高知県人の優しさを見たの巻

高知の美味しい寿司3選、いかがでしたか?

美味しさと彩もさることながら、作り手の愛情も感じられますね。

それでは、また来週の記事をお楽しみに!