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後味爽快な New Type の吟醸酒 土佐鶴酒造「吟醸酒'azure'(アジュール)」

       

この情報は2022年2月7日時点の情報となります。

鮎がおどる清流安田川が流れる自然豊かな町、高知県安芸郡安田町で、古くより伝統の淡麗辛口の酒造りを続ける「土佐鶴酒造」と「吟醸酒'azure'(アジュール)」をご紹介いたします。

心に香る悠久の酒 高知県安田町の「土佐鶴酒造」

高知県の東部、高知市から車で約70分のところに、自然豊かな高知県安芸郡安田町はある。

北には日本三大杉美林の一つ魚梁瀬(やなせ)が広がり、南には雄大な太平洋を望み、町の中央を馬路村(うまじむら)の稗己屋山(ひえごややま)を源流とする鮎おどる清流・安田川が流れている。

そんな高知県安芸郡安田町で古くより酒造業を営んでいるのが「土佐鶴酒造株式会社」だ。

高知に限らず、日本全国、海外までその名は知れ渡っており、高い支持を受けている。

令和三年度全国新酒鑑評会においては、29回連続・全国最多となる通算47回目の金賞を受賞した名酒蔵だ。

「土佐鶴酒造」の創業は古く、江戸時代の安永年間にまで遡る。

戦国時代、土佐ノ國・安田郷家老であった廣松家は、江戸時代に入ると、和船十数隻をもって太平洋の荒波をくぐり、江戸の地まで木材を搬出するなど海運業を営んでいたが、安永二年(1773年)に、自田で育てた米で酒造りを始める。

以後、代を重ねるごとに酒造への自信を深め、弘化二年(1845年)ついに酒造専業へと踏み切り、名醸への軌跡を刻みはじめた。

以来、時代の激流に揉まれ、数々の苦難を経ながらも、「品質第一、誇れる品質の酒を造れ」という社是は脈々と受け継がれ、「淡麗にして旨い辛口」という土佐鶴本来の品質が完成の色を更に深めている。

酒造りに適した仕込水に厳選した米 伝統の辛口造り

仕込水は安田町一帯をくまなく潤す水脈、魚梁瀬(やなせ)の森から下る伏流水で、酒質に応じて、7本ほどの井戸水を使い分けている。またミネラル豊かな室戸海洋深層水での酒造りにも意欲的に取り組んでいる。

原料米は、酒質にこだわり吟醸に最適な酒造好適米、兵庫県産「山田錦」を主としているが、淡麗な酒を醸す高知県産米なども目的に応じて幅広く使用し、自社の精米工場で特に厳選して精米している。

酒造りの長たる総杜氏長、名醸地広島(木谷杜氏)出身の、池田健司氏の酒造への探求心は年とともに深まり、妥協のない厳しい指導で蔵人を束ね、美酒を醸す。

そんな池田総杜氏長の酒造りは「一にも二にも“蒸し米”で決まる」と言う。

手間のかかる「甑(こしき)」(古来から使われている、日本酒の原料米を蒸すための桶のような蒸し器のこと)での蒸しにこだわり、米の外側を硬く、内側を軟らかく蒸しあげ「外硬内軟(がいこうないなん)」の、良い蒸し米を作ることにこだわる。

「“一に麹、二に酛、三に造り”とも言いますが、その前段階の“蒸し米”が肝心なのです」と、池川総杜氏長は言う。

また、酒質を特徴づける酵母も柔軟に使い分け、醸造協会酵母のほか、吟醸熊本酵母や独自に育種した土佐鶴淡麗酵母まで、豊富な酵母の中から米や目的の酒質に応じて最適な酵母を選択することで、土佐鶴酒造の「辛口ながらも、澄んだ旨みを持つ、酔い心地の良い日本酒」が造られるのだ。

千有余年の昔、土佐国司の任を終えた紀貫之は帰洛の途上、蒼海と松原に舞う鶴の一群を眺め、土佐への慕情たっぷりに一篇の歌を詠んだ。

「見渡せば 松のうれごと 棲む鶴は 千代のどちとぞ おもふべらなる」

土佐鶴の酒銘はこの歌の吉兆鶴にちなむ。

悠久の昔から続く雄大な土佐の自然、酒と夢をこよなく愛する土佐の人々、土佐の風土は千年の時を超えて、今もしっかりと息づいている。

土佐鶴は一献の酒に平安のロマンをたたえ、時代を超えて「人の心」を打ち続けたいと願っている。

 

滑らかでキレがあり、後味爽快な「吟醸酒'azure'(アジュール)」

今回いただくのは、「吟醸酒'azure'(アジュール)」だ。

「azure」は、「青」「紺碧」を意味する英語で、今までの日本酒のイメージとは全く違う、ボトルの中心部がわずかにカーブしたスタイリッシュなブルーボトルをまとっている。

ボトルとパッケージのペーパークラフト・バッグのデザインはロンドン在住のデザイナーの作で、現代のライフスタイルに似合う日本酒のありかたが考えられている。

原料米は55%以下まで精米された「山田錦」で、ミネラル豊かな室戸海洋深層水を使い、土佐鶴伝統の吟醸仕込みの技を駆使して醸しており、2017年には「2017年度全米日本酒歓評会」吟醸部門においてグランプリを受賞している。

グラスに注げば柔らかな吟醸香が広がり、一口いただけば、スッキリとした口当たりと透明感のある切れの良い味わい、なめらかなのど越しを味わえる。

5℃程度にキリッと冷やした「吟醸酒'azure'(アジュール)」の後味は爽快で、辛口吟醸の味わいを十全に楽しむことが出来る。

味と香りが主張しすぎないので、食中酒として様々な料理とよく合う。

まずは「手羽先の塩麴焼」と「吟醸酒'azure'(アジュール)」を合わせてみよう。

手羽先を塩麴と日本酒、ニンニクと生姜のすりおろし、黒コショウと一緒にビニール袋に入れて揉み混んでから、出来るだけ空気を抜き、1日冷蔵庫で寝かしてやる。

冷蔵庫から出し常温に戻してから余分な脂が落ちるようにグリルで一度火を通し、3時間ほどおいてから二度焼きすれば完成だ。

上品を決め込まず手づかみでガブリといただく。ジューシーでありながら、鶏の繊維が感じられ、噛むごとに旨味が染み出す。

すかさず「吟醸酒'azure'(アジュール)」をいただけば、思わず笑みがこぼれる。

手羽先の旨味を塩麴が膨らませ、その味わいを「吟醸酒'azure'(アジュール)」がさらに膨らませる。

骨の周りの肉をこそげとり、さらに一口いただけばもう止まらなくなること請け合いだ。

次に「具だくさん豚団子汁 味噌仕立て」で「'azure'(アジュール)」をいただいてみる。

豚ひき肉に、おろし生姜、味噌、卵を加え、しっかりこね、冷蔵庫で1時間ほど冷やし団子にする。

いちょう切りした大根を出汁で炊き、大根が軟らかくなったら団子を入れ火を通す。

灰汁をとり、油揚げ・白菜・しめじ・ネギをいれたら、味噌で味を整え、春菊を入れれば完成だ。好みで七味や山椒をふってやってもいい。

熱々の豚団子をつまんでいただけば、濃厚な味噌の味わいとともに肉汁があふれだす。出汁と豚の脂を吸った野菜も味わい深い。

日本酒と味噌の相性がいいのは言うまでもないが、熱々の豚団子汁と、キンと冷えた「吟醸酒'azure'(アジュール)」との相性は抜群だ。

肉の脂が溶け出した豚団子汁は濃厚で強い旨味を持つが、「吟醸酒'azure'(アジュール)」はそれをさらりと受け止める。

すっきりとした「吟醸酒'azure'(アジュール)」の味わいにより、酒と料理が一体となった世界を堪能できるであろう。

では、イタリアンの「ほうれん草のクリームパスタ」と「吟醸酒'azure'(アジュール)」の相性はどうであろう。

厚切りのベーコンと、スライスした玉ねぎ、シメジをオリーブオイルとニンニクで炒め、ざく切りのほうれん草を加え、塩胡椒をして軽く火を通す。

パスタのゆで汁・牛乳・コンソメ・粉チーズで味を整え、茹で上がったパスタと合わせれば完成だ。

フォークを回し、もちっとした弾力のパスタをからませいただけば、濃厚なクリームソースとほうれん草やベーコンと言った具材をチーズの味わいがよくまとめている。

「吟醸酒'azure'(アジュール)」と合わせれば、調和のとれた甘みと酸味が、クリームソースの濃厚な旨味をより引き立たせる。

またすっきりとした味わいが、具材の旨味を残しつつ、チーズの独特な味は華やかに膨らませ一段上の味わいにしてくれる。

「吟醸酒'azure'(アジュール)」は食中酒として抜群の日本酒だ。

ぜひ、日常の何気ない食事とともにその味わいを楽しんでいただきたい。

 

「吟醸酒'azure'(アジュール)」のご購入はこちらで

「吟醸酒'azure'(アジュール)」は土佐鶴酒造のオンラインストア、高知県内及び全国の「土佐鶴」を扱う酒販店などで購入できる。

ご家庭や飲食店で楽しむのはもちろん、「吟醸酒'azure'(アジュール)」の華やかなペーパークラフト・バッグはプレゼントにもおすすめだ。

「吟醸酒'azure'(アジュール)」の味と香りをぜひ味わってみていただきたい。

 

土佐鶴酒造株式会社

住所:〒781-6421 高知県安芸郡安田町安田1586

TEL:0887-38-6511

 

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