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ビバ卵!ビバキャンプ!築150年の古民家カフェandアウトドアショップ香美市「Ocho outdoor cafe (オーチョ)」

       

この情報は2021年12月16日時点の情報となります。

    自然豊かな高知県では、高知県観光キャンペーン「リョーマの休日」を開催中!
    今回は、香美市の「Ocho outdoor & cafe (オーチョ)」をご紹介します。

    今回やって来たのは、高知県香美(かみ)市香北かほく町にある「Ocho outdoor & cafe (オーチョ)」。

    場所はアンパンマンミュージアムから車で10分ほど。

    公共交通を使うと、JR土讃線「土佐山田駅」で下車→JR四国バスで「美良布(びらふ)」へ。

    さらに香美市営バス「蕨野線」に乗って「永野」で下車するとお店の前まで行くことが出来ます。

    ただし、蕨野線は本数が少ないのでご注意を。

    道中は、四季折々の美しい里山の風景が楽しめます。

    Outdoor & Cafe」と店名にもあるように、店内はアウトドア用品のショップとカフェに分かれています。

    出迎えてくださったのはオーナーの西奥起一さんと栄利子さん。

    主に起一さんが接客を、栄利子さんがカフェメニューの調理を担当されているそう。

    京都出身で、メキシコや茨城での生活を経て2008年に高知に移住してきたお2人。

    現在は、カフェ・アウトドア用品の制作と販売・イベント出店・こどもアート教室、そして養鶏と幅広く活動されています。

     

    オーチョの名物といえば、卵料理。

    メニューは全て、新鮮な自家製卵を使用しています。

    香北町に住み始めて2週間でひよこを迎え、養鶏をスタート。

    ひよこが大きくなる間に養鶏の設備を整え、鶏の成長とともに約1年かけてカフェのオープンの準備を進めました。

    鶏には近所の老人ホームから出る食料残渣や野菜くず・米ぬか・もみがらなどを混ぜた発酵飼料を与え、鶏舎の中を自由に走り回れるような環境を整備しているため、病気に負けない強い個体ができるそうです。

     

    カフェはテーブル席とカウンターがあり、1人でも、お友達と一緒でも、ゆっくりとくつろげそう。

    テーブルやカウンターの仕切りは、なんと起一さんの手作り。

    起一さん曰く、「市販ではぴったりしたものがなかなかないから、自分で作りました」とのこと。

    この、「自分たちで作る」という精神は、オーチョのオリジナルアウトドア用品にも表れています。

     

    カフェの隣にあるアウトドア用品ショップでは、厳選された世界各国のアウトドア用品と、試行錯誤を重ねて制作されたオリジナルギアが並びます。

    例えば、オリジナルのテーブルと椅子。

    木枠は日本の職人による手作りで、椅子の座面には「タペテ」と呼ばれるメキシコの伝統的な織物を使用しています。

    本来、タペテはすべてウールの糸を使用して織りますが、伸びやたわみを防ぐためにコットンの糸とウールの糸を織り合わせたこの椅子専用のものを、メキシコの職人さんに特注しているそう。

    メキシコの伝統的な柄と風合いはそのままに、アウトドアに適した仕様となっています。

    調理器具や、

    鉈や革製のランタンカバー、木製の鹿のオブジェもオリジナル。

    実際に自分たちで使ってみて改良を重ね、大量生産はせずにひとつひとつ作り上げる。

    長く使ううちに手に馴染んでいく品々を制作されています。

    モノとしての良さはもちろん、その背景にあるストーリーを聞くとより一層愛着が湧きそうです。

    こちらは、鹿の角を使用したファイヤースターター。

    ナイフの背などを着火棒に擦り付け、摩擦で火花を起こして着火します。

    ちなみに鹿は水難事故の守り神とされているそうで、ゲン担ぎとして買っていく方も多いそう。

     

    実際に屋外で着火の様子を見せて頂きました。

    焚き火をする際に、着火剤として使われるのは麻紐。

    ナイフを使って繊維をほぐし、ふわふわの状態にしたら準備完了!

    しっかりとナイフの背を棒の部分にあてがい…

    シュッ!!と上から下にナイフを滑らせると火花が散り、あっという間に着火!

    一見簡単そうに見えますが、火花を散らすにはナイフの角度や滑らせるスピードにコツがいります。

    普段スイッチひとつで火が付くのが当たり前の環境にいるからこそ、「自力で火を起こす」楽しさはひとしお。

    練習を重ねて自分で火をつけられた瞬間は、かなり感動します!

    アウトドアワークショップなどでは、子どもたちが夢中になって練習するそう。納得です。

    私もこの日何度も失敗してやっと自分で火をつけられたのが嬉しかったので、記念に1枚載せておきますね。笑

    ショップには、オリジナル・セレクトを問わず「自分でやってみる・作ってみる」商品が揃えられています。

    とはいえ「どんなグッズを選べばいいんだろう…」とアウトドアを始めるにあたって悩んでいる方も多いはず。

    起一さん曰く、ポイントは「何が良いのか」よりも「野外で自分がどう遊びたいか」を基準に考えてみること。

    日帰りor寝泊まり、料理をするかしないか、一人で?大勢で?…etc

    また、最初からすべてのツールを揃えるのではなく、家で普段使っているものをアウトドアに持っていってみるのもおすすめ。

    一度使ってみて「もっとこうだったらなあ」というこだわりが出てくれば、それに合わせて買い足していくといいそうです。

    なるほど…。自分が「こうしたい!」というスタイルをイメージすると、自ずと使いたいものが明確になってきそう!

     

    野外での遊びに精通されているお二人に、おすすめの遊び方を伺ってみたところ、

    起一さんは「パックラフトでの川旅」、栄利子さんは「女子ソロキャンプ」との回答が。

    まず「パックラフト」とは、浮力が高く船体にキャンプ道具を収納できる専用のカヌーを使って、

    川下りをしながらキャンプをすること。

    高知が誇る四万十川や仁淀川の風景を、丸一日もしくはそれ以上かけてじっくりと楽しめます。

    「長い時間を川の上で過ごし、川面からしか見えない景色を見ることで得られる気づきや面白さがあります」と語る起一さん。

    楽しさはもちろんのこと、水質やその日の水量など、自然環境についての気づきも多いそうです。

     

    栄利子さんがおすすめする女子ソロキャンプは、現地集合・現地解散でソロキャンプ好きの女子が集まり、互いに干渉することなくそれぞれの1人時間を楽しむスタイル。

    たしかに、ソロキャンプへの憧れはあるものの、いざ女性一人で野外で一夜を過ごすとなると最初は少し心細さや不安もあります。

    何人かで集まってそれぞれがソロキャンプを楽しむことが出来たら、困ったことがあれば助け合い、一方で一人の時間を尊重しつつ過ごすこともできる。

    ぐんとソロキャンプへのハードルが低くなるように感じます。

     

    お二人は定期的に、オーチョに集まるアウトドア好きの仲間たちとパックラフトや女子ソロキャンプに出掛けているそうです。

    オーチョは、好きなものを通じて人が集い出会う場所でもあるんですね。

    カフェやアウトドア用品の話はもちろん、かつて暮らしていたメキシコで出会ったアーティストや雑貨の買い付けの話、

    アウトドア好きにおすすめしたい本や、

    カフェの内装デザインを決めるきっかけになったランプの話。

    そしてオーチョというお店の名前の由来まで(気になる方はぜひお二人に聞いてみてくださいね!)、きさくで楽しいお二人との会話に時間を忘れ、気づけば外は真っ暗になっていました。笑

     

    カフェ好きもアウトドア好きも、古民家でゆったりと良い時間を過ごせる場所。ぜひ、遊びに行ってみてくださいね!

     

    Ocho outdoor & cafe (オーチョ)

    住所:高知県香美市香北町永野207
    電話:0887-59-3759
    HP(カフェ)  http://www.cafe-ocho8.com/
    HP(アウトドア用品)  http://ocho-camp.com/
    facebook https://www.facebook.com/ocho8.cafe/
    Instagram(カフェ) https://www.instagram.com/ocho8_cafe/
    Instagram(アウトドア用品) https://www.instagram.com/ochocamp/
    Instagram(こどもアート教室)  https://www.instagram.com/art_ocho8/

    営業時間や営業日は、フェイスブックまたはインスタグラムからご確認ください。

     


    情報提供:リョーマの休日キャンペーン推進委員会
    高知県観光キャンペーン「リョーマの休日」特設サイト

    https://kochi-experience.jp/

    インスタグラム@naturallykochi

    大自然を体感するアクティビティをはじめ、カツオの藁焼き体験や、土佐和紙の紙すき体験など、地元の人とふれあいながらほっこり楽しむことができる体験プログラムも充実し、訪れる人それぞれが、魅力的な休日を堪能することができます。

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