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信じられないほどゆずの香りがする卵『ゆずたま』の秘密に迫る

       

この情報は2017年7月2日時点の情報となります。

卵なのに信じられないほどゆずの香りがするという、その名も『ゆずたま』。秘密に迫ってみたら…

みなさんは「たまごの香り」といわれたら、どのようなイメージがわくだろうか?

きっと思いつかない人や「微妙に生臭い」という人がほとんどだと思うが、南国市にある養鶏場『ヤマサキ農場』が、その卵臭さを消すためにある香りのついた卵を作っているということで話を伺いにいってきた!

 

■ゆずの香りがする卵

その香りとは、なんと高知県民ならみんな大好きであろう柑橘類『ゆず』。卵からゆずの香りがするなんて信じられない話だが、本当にそんな香りがするのだろうか?

その真相を探るべくヤマサキ農場へ実際に行き、代表のお話しをお伺いすることにした。

まず「ゆずたまはやはりゆずを鶏の飼料に加えることで、ゆずの香りがするのですか?」と聞くと…

代表:飼料にゆずの皮はくわえていますが、じつは他にも卵からゆずの香りをさせるのには秘密があるんですよ。でも、それは企業秘密なのでご想像にお任せします(笑)。

な、なんだってー!? 企業秘密ってそりゃないっすよ! と思ったが、ヤマサキ農場自慢の卵を使ったお菓子の試食をさせてくれたので、代表がものすごくいい人だということは理解できた。

気を取り直して、つぎに「ゆずたまを開発したきっかけについて教えてください」と聞いてみた。

代表:友人に卵を食べられない人がふたりいたんですよ。その人たちにどうにかして卵を食べさせられないものか…

と考えていたところ、愛媛県でみかんの皮を食べさせて育てた『みかんぶり』という魚が販売されていました。

それにヒントを得て思いついたのが、高知県ならではの柑橘類『ゆず』の香りのする卵『ゆずたま』なんです。

苦労して『ゆずたま』を開発したあと友人に食べさせたところ「これなら生臭さがまったくないし生卵でも食べられる!」と大喜びしていただきました。

卵嫌いでも生で食べられる卵なんてそりゃスゲェ! ということで、実際にゆずたまを譲ってもらい、東京へ持ち帰りその味を確かめてみることにした。

 

■ゆずたまを実食

某キャンプ場へゆずたまを持っていき、いよいよ開封。

スゲェーーーっ! ゆずの香りがプンプンするぜぇーーーーっ!! と、開けた瞬間にただようゆずフレーバーに大興奮!!!

じつは開封前からかなりゆずの香りはしていたのだが、開けるとさらにその香りは強くなる。

ホカホカご飯のうえにパカッとゆずたまを割り、代表おすすめの塩をかけて…

じゃこをさらにかければ、ゆずたまを最強に美味しく食べられるたまごかけご飯の完成!

さっそくひと口食べると、ゆずの香りが口に広がり、卵臭さがなく超絶美味!

塩も卵の旨味を引き立てる素晴らしい脇役となってくれ、まさに『最強のTKG(たまごかけごはん)』であると実感した。

ゆずの香りがすることにももちろんビックリしたが、一番おどろいたのは卵自体が「卵独特の臭みさがなくなり、雑味のないすっきりとした味」に仕上がっていること。

これも高知県民が好きなゆずと卵相性がバツグンだからこそ生まれた、奇跡の卵といっても過言ではないだろう。

『ゆずたま』は高知県内でも販売しているが、東京の高知県アンテナショップ『まるごと高知』でも取り扱いがある。卵好きならぜひチェックしてみることをオススメするぞ。