グルメ
【高知グルメPro】地元愛されイタリアンから人気の和食屋に夜の〆の屋台餃子までそろう「廿代町」のおススメグルメ6選 食いしんぼおじさんマッキー牧元の高知満腹日記セレクション
この情報は2018年12月3日時点の情報となります。
高知出身の記者が行く、関東で高知の食材を楽しむシリーズ。第7弾は築地場外市場にある高知家の魚屋さん。
地下鉄大江戸線築地市場駅A1から3分ほど歩くと見えて来るのは築地場外市場。この中にある「さかな屋 高知家」を紹介しよう。
「築地にっぽん漁港市場」の看板が目印だ。
ここでは、高知で水揚げされた魚を楽しめるということで、早速行ってみることに。高知で有名な魚と聞かれると、「カツオ」を連想するの人が多いと思うが、「カツオ」以外にどのような魚を楽しめるのか。
高知県の漁業はカツオの一本釣りが有名だが、宿毛湾や野見湾、浦ノ内湾などで行われている魚類養殖業も地域の重要な漁業としての役割を担っているのだ。
「さかな屋 高知家」では、その中でも高知県の西部にある大月町で養殖されている「マグロ」を一押しとして出している。
こちらが「大トロ」。牛肉と見間違えるほど分厚く脂がのっている。(ほかのサイズもあります)このまま買って帰ることもできるし、店員さんに声をかけると、その場で食べられるように切ってくれる。
扱っているのは『本まぐろの極 特選』というもので、自然に近い環境で育てられ、運動量が多いことから身質もしっかりしている「養殖本まぐろ」のこと。
『本まぐろ三種盛り』(700円/税込)は、赤身、中トロ、大トロが一貫ずつ楽しめるセット。
赤身から食べようとすると、「まずは大トロから!1番のオススメだから!」と言われ食べてみると…
脂身の部分は、上品でサラッとしている。わさびのほどよい刺激と香りが、最後にしっかりと味をまとめてくれる。新鮮だから、臭みはない!
三種盛り以外にも赤身、中トロ、大トロそれぞれが二貫ずつ入った握りも。
歯ごたえがあってモチモチとした食感が特徴的な天然まぐろの赤身とはちがい、養殖の「まぐろ」はとっても柔らかい。
中でも記者が驚いたのは…
水槽に入っているセミエビと、
タビエビ、そして…
伊勢海老! これも全部売り物!
写真2枚目の「タビエビ」は伊勢海老よりも美味しいのではないかと現地の人は言う。なかなかお目にかかれない希少な種類だそうなので、ちょっと値段が高いけど見つけたら買ってみる価値あり。
年末になると、買いに来る人も多いんだとか。
親しみやすいキャラと笑顔が魅力的な店長の宇賀さん(写真右)に、いろいろと聞いてみることに。
–いつも何時に起きているんですか?
朝6時のオープンに合わせて5時頃起きている。GWとか年末の忙しい時期はもっと早く起きる。
–お客さんは多いように見えるけど、豊洲移転してから築地場外市場のお客さんは減ったんでしょうか?
かなり減った。移転前はとても取材対応できないくらい人がいたけど、今はかなりスペースができている。
–来店される方に高知出身のお客さんはいますか?
高知出身のお客さんは少ない。来たら土佐弁で話かけてくれるけどね。基本は、高知がどこにあるのか知らないお客さんが多いよ。
–お店の売りポイントは?
なんといっても高知県大月町で養殖したものを直送しているということ。太平洋産といってもめちゃくちゃ広くってどこのものかわからない。うちは嘘偽りなく、大月町で育ったまぐろを販売している!
「港→市場→セリにかける→仲卸→小売→お客さん」この流れが一般的だけど、これだと人の手が触れる回数が多くなるし時間も経つので鮮度が落ちてしまう。
うちは生のもの(一切冷凍していない)を直送しているから、最小限の移動で抑えている。なので、常に新鮮で美味しいものを提供できる。
以前は平日でも人が多すぎて歩けない…という状態だったけど、今は比較的少ないので買い物チャンス! 高知の美味しい魚を関東で楽しんでみてはいかが?
さかな屋 高知家
住所/東京都中央区築地4-16-2 千社額棟1階
電話番号/03-6278-7510
営業時間/6:00〜15:00
定休日/水曜日
※価格や店舗情報は取材日時点のものです。