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油も塩も使わない貝出汁ラーメン「活海老 貝 卸の店 うみさち」ほっとこうちオススメ高知ランチ情報

       

この情報は2021年7月12日時点の情報となります。

高知を元気にする応援団を屋号に掲げる出版社「ほっとこうち」がオススメする、高知のランチ情報を紹介していくシリーズ。今回は貝卸店が営むお店の貝出汁ラーメンをご紹介!

高知駅から南へ車を走らせること約20分。

やってきたのは高知市横浜。

すぐ近くには浦戸湾が広がるこちらで営業しているのが「活海老 貝 卸の店 うみさち」。

店名の通り、新鮮な貝や海老の卸店を営んでいるお店だ。

左手の建物で活貝などを販売していて、店内にはたくさんの貝が入った水槽が並ぶ。

高知では「長太郎貝」と呼ばれるカラフルな貝殻が特徴のヒオウギ貝や、ホンビノス貝、サザエなど、新鮮な貝を求めて入れ替わり立ち替わりお客さんが来店している。

時期によってはカキやアワビなども並ぶことがあるのだとか。

購入した貝や海老は、隣の店舗で網焼きで食べられる。

高知市内で本格的な貝焼きが楽しめるなんて、とても贅沢。

飲食スペースになっている店内は、靴を脱いで上がる座敷スタイルになっていて、耳を澄ませると波音のBGMが流れてきて、まるで海の家に来ているかのよう。

 

そして今回ご紹介したいのが、貝の出汁を使ったラーメン。

そのビジュアルがこちら!

こちらは「うみさちラーメン特上(1400円)」。

ホンビノス貝がのった「うみさちラーメン」に、長太郎貝、ハマグリ、アサリ、仁淀川キクラゲを全部のせしたスペシャルな一杯だ。

麺が見えないくらい贅沢にのった貝、貝。貝のオンパレード。

スープを一口すすってみると…

驚くほどのしっかりとした塩気と貝の香り。

肉厚の貝は食べ応え十分で、これだけでも満足してしまうくらい。

コリコリの仁淀川キクラゲが食感のアクセントになり、これまた美味。

 

まるで海を食べているかのようなこの一杯。

店主の楠瀬さん曰く、

「うちのラーメンは塩や油は一切使用していないんです。スープは魚介の出汁と海水の塩気のみで仕上げており、すすると潮の香りが口いっぱいに広がります。」

余計なものが入っていない、シンプルに貝の旨味で勝負したラーメンなのだ。

 

楠瀬さんにもう少し詳しくお話を伺った。

-油も塩も使わずラーメンを作ろうと思ったきっかけは?

楠瀬さん:貝の卸店をやっているので、良い素材は揃っています。これを生かしてラーメンを作ろうと考えたときに、できれば他にはないものを作りたいなと思いました。貝を使えば十分に出汁が取れるし、海水の塩分もあるから余分なものはいらない。結果、油も塩も使わず素材の良さをダイレクトに味わえるものができました。

-貝出汁の旨みがこんなに濃いとは驚きました。

楠瀬さん:初めて食べた方は貝出汁の味の濃さにみなさん驚きますね。しっかりと味が出ていますが、余分なものを使っていないので、体に優しく負担の少ないラーメンになっていると思います。

-貝の卸店は以前からされていたんですか?

楠瀬さん:両親が漁師をしていて、魚や貝がすぐ手に入る環境でした。高知市内では貝を気軽に買える場所がないな、と思ったのがきっかけで、自分で卸の店を始めました。店舗の移転をきっかけに今年の春からラーメンの提供もスタートしました。

-貝焼きや貝の一品料理も提供されているんですね。

楠瀬さん:新鮮な貝を気軽に食べてもらいたいと思い、提供しています。高知市内でフラッと立ち寄って網焼きができるなんて、そうそうないですよね。気軽に貝の美味しさを味わってもらえたら嬉しいです。

身の先に刀のようなものがついていることから、高知で「チャンバラ貝」と呼ばれるマガキカイを「浜ゆで」にしたものや「長太郎刺身」など、ランチタイムでは出会えないようなメニューも並ぶ「うみさち」。

季節限定メニューも随時登場予定とのことなので、ぜひ一度、ここでしか味わえない活き貝の風味を堪能してみて。

 

 

活海老 貝 卸の店 うみさち

住所:高知市横浜東町13-11
TEL:088-837-2002
営業時間:午前11時〜OS午後2時30分 ※網焼き、一品料理はOS午後3時30分
定休日:日曜、月曜、第1・3水曜

 

提供:ほっとこうち
https://hotkochi.co.jp/