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この情報は2018年8月16日時点の情報となります。
高知出身の記者が行く、東京で高知の食材を楽しむシリーズ。第4弾は東京・押上駅にある高知の旬の食材を使った惣菜屋。
目次
地下鉄半蔵門線の押上駅(スカイツリー前)出口を出てすぐ前にある東京ソラマチ。
2階ウエストヤード4番地フードマルシェにある『りょうま』では、旬の高知食材を使った惣菜が手に入る。どんな料理が味わえるのか高知家の〇〇取材班も買いに行ってみたぞ!
駅の出口を出たらすぐ目の前にスカイツリーがドーンとそびえ立っている。
スカイツリータウン内・ソラマチの中には飲食店やアパレル店、雑貨店などさまざまなジャンルの店舗が多数ある。2階へ行くと見えてきたのが「高知家」と「りょうま」の文字。
ここでは高知から取り寄せた食材を使った惣菜がたくさん売られているのだ。
実はこの「高知家の食卓 りょうま」は、高知市内にある「高知パレスホテル」が東京に出店したお店なのだ。「高知パレスホテル」はホテル内で地産地消にこだわるレストランを運営しており、食材はスタッフが自ら現地に赴いて厳選。生産者の方々とのつながりを大切にし、生産者の思いをお客様につなげることを心掛けているとのこと。東京でもその思いが息づいてるのか、さっそく確認してみよう!
陳列されたものをみると、どれも美味しそうで迷ってしまう記者は、店長の吉川さんに人気メニューを3つ聞いてみた。
①白和え
1番人気メニューは室戸海洋深層水仕込みの豆腐を使った「白和え」(税込230円/100g)。食べたいけど家で作るには少し手間がかかるため、惣菜屋さんで買いたいメニューの一つである。値段もお手頃で嬉しい!
②ピーマンの胡麻和え
高知県産のピーマンと高知で水揚げされたジャコを使った「ピーマンの胡麻和え」(税込300円/100g)。高知はピーマンの『生産量全国ベスト3』に入るほど栽培が盛んなのだ。苦味は少なく肉厚で食べ応えがあり、ジャコのうま味が口いっぱいに広がる。
③万願寺とうがらしとコンニャクのきんぴら
とうがらしなのに辛さが一切なく高知で「甘とう」と呼ばれ親しまている万願寺とうがらしを使った「万願寺とうがらしとコンニャクのきんぴら」(税込340円/100g)。
きんぴらはゴボウと人参で作ることが多いけど、たっぷりの万願寺とうがらしとコンニャクを使っているので普段家で食べるものとはひと味ちがう。
店長に紹介してもらったメニュー以外にも気になるメニューがたくさん! 今度は、高知出身の記者が気になったメニューを4つ紹介しよう。
①りゅうきゅうの酢味噌がけ
高知では「りゅうきゅう」と呼ばれ酢物にもよく使われているハスイモの茎を使った「りゅうきゅうの酢味噌がけ」(税込320円/100g)。湯通したりゅうきゅうと酢味噌が見事に絡み合い、さっぱりと食べられるので夏にピッタリ!
②きゅうりとみょうがのうざく
『生産量全国1位』を誇るみょうがを使った「きゅうりとみょうがのうざく」(税込480円/100g)。見た目からも涼を感じられる。そのまま食べてもいいし、素麺のトッピングとして使っても美味しそう。
お店でも「夏の涼味」として売り出していた。
③清水サバの南蛮漬け
土佐清水で水揚げされたものを使った「清水サバの南蛮漬け」(税込400円/100g)。一人暮らしだと揚げ物は面倒…だけど食べたい! しかも、南蛮漬けとなると調理が難しいし時間もかかる。
買うことで、油の処理もなく帰ってすぐに美味しい南蛮漬けが食べられるのは嬉しい。
④山北ハウスみかんと人参のラペ
高知で有名なみかんの産地「山北」で栽培されたハウスみかんを使った「山北ハウスみかんと人参のラペ」(税込330円/100g)。ラペとは、フランスの家庭料理の定番で千切りした人参のサラダのこと。人参のサラダにみかん!? と最初は驚いたけど食べてみると酢の酸味とみかんのあま味がマッチ。とても爽やかで人参独特の味が苦手な人でも食べられそう。
これらのほかにも、かつお飯や生姜の炊き込みご飯や
かつおコロッケや清水サバの竜田揚げなどのメニューも店内に用意されている。
出店4年目を迎えた「りょうま」はどんなお店なの? これだけ高知食材を使って料理を提供している裏には、かなりのこだわりがあるにちがいない! そこで店長を務める吉川さんに話を聞いてみることに。
「高知出身のお客さんも来てくれてますよ。『私、高知出身なんです。これ懐かしいね〜』と声をかけてくれる人もいれば、東京の人は今が旬のりゅうきゅうなんかは知らないので、『これ何?』と質問してくれたりします。『ハスイモのことで…』と返すと、『こんなものがあるの?』とびっくりする方もいらっしゃいます。お客さんとの会話が弾むのは嬉しいことです。」
「平均200人前後来てくれてます。少ない日でも150人くらいで、土日やイベントの日などがやはり多いですね。」
「オープン当初から定番的に人気なのは『ナスの揚げ浸し』。ナスは高知県安芸市の農家さんから直接仕入れているんですけど、今は農家さんがお休み期間中なのでメニューに入れてないんです。9月下旬頃から入荷する予定なので、そのタイミングで復活させます。
ほかにも室戸からキラポテトという品種のさつま芋を仕入れてますが、ナスと同じ理由で休憩中。こちらは8月下旬頃に入荷予定なので、そこから『いも天』や『大学芋』をメニューに入れていきます。
こだわりといえば旬を楽しんでいただきたいので、ほかの産地から仕入れて定番として出すのではなく、農家さんが出せる食材を季節に応じて仕入れ、そちらをメニューにする。という方法でやっています。」
「常にあると旬を感じてもらえない。高知の旬をちょっとでも感じてもらいたいので『ナスないの? いも天は?』とお客さんからたくさんの声をいただいても、ほかのものを使ってまで出さないんです。」
「よく『地産地消』をといわれているけど、今、私たちがしているのは『地産外商』。高知の食材を少しでも多くの人に広げるために店舗展開していきたい。高知の食材を知らない人が知ってくれ、それを美味しいと言ってくれることが嬉しいですからね。」
高知の地産地消からの第2ステージ、東京での地産外商に取り組む「りょうま」は旬を大切にするこだわりのお店なのだ。店舗数を増やすことも目標の一つということなので、今後の活動からも目が離せない。
主菜も副菜も揃っているし量り売りのお店なので、一人暮らしの人には特にオススメしたい。今週は頑張った! 明日から頑張ろう! って思う日は自炊は休憩して惣菜DAYにしてみるのはいかがだろうか?
【高知家の食卓 りょうま】
住所/東京都墨田区押上1-1-2 東京ソラマチ2階ウエストヤード4番地フードマルシェ
電話番号/03-6658-4512
営業時間/10:00〜21:00
定休日/無休
※価格や店舗情報は取材日時点のものです。