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ほのぼのなごむ世界観!「宮西達也 Newワンダーランド展」開催中

       

この情報は2018年7月21日時点の情報となります。

2018年7月14日から9月2日まで高知県立文学館で開催の「宮西達也Newワンダーランド展」。
絵本作家の宮西達也先生ご本人とともに、テレビ高知の中元アナが現地レポート!

今回の「テレっちのたまご」おでかけマルシェのコーナーは生中継。
スタジオにはなんとタレントのユージさんをゲストに迎えてお届け!

気になる内容は、高知県立文学館で開催中の「宮西達也Newワンダーランド展」の紹介だ。

 

子どもだけでなく大人からも絶大な人気を誇る絵本作家宮西達也先生

宮西達也先生といえば、「おとうさんはウルトラマン」や「きょうはなんてうんがいいんだろう」などの作品で知られる絵本作家。

ほのぼのとしたタッチのイラストや物語が特徴で、子どもだけにとどまらず大人にも人気のある作家だ。

そんな素敵な世界観を持つ宮西達也先生の作品展を紹介するのは新人の中元翔一アナウンサー。

今回は会場に宮西先生ご自身も来られているということで、早速一緒に館内へ。

まず、ふたりの目に飛び込んできたのは、宮西先生のタッチで描かれたウルトラマンのボディ!

首から上が天井を突き抜けているが、これには意味があって、顔や表情は観る人に想像してほしいという思いからこういうかたちをとっているのだそう。

しかし、ボディだけでもすごい存在感。

個人的には時折赤く点滅しているカラータイマーが気になるのだが、このウルトラマン、宇宙に帰らなくてもいいのだろうか?笑

さて、次の展示はジオラマなのだが、このジオラマはなんと宮西先生の作品「おまえ うまそうだな」から始まるティラノサウルスシリーズ全14作品ひとつひとつが表現されたジオラマなのだ。

これはティラノサウルスシリーズファンにとっても、まだ観たことのない方にとっても楽しめる展示ではないだろうか。

またジオラマではプテラノドンが空中を旋回しているのだが、宮西先生いわくこれはアルバイトが中で一生懸命回しているのだという…。真偽の程はぜひ会場で確認して頂きたい。

 

絵本作家としての35年の歴史を垣間見ることのできる原画たち

さて、次に紹介するのは、宮西先生の絵本作家としての35年の歴史が詰まった絵本の原画の展示だ。

今から約35年前に出版された宮西先生の処女作にあたる「あるひ おねえちゃんは」から、先程紹介した「ティラノサウルスシリーズ」まで、宮西先生の描かれた原画がずらっと並べられている。

宮西先生の代表作のひとつであるこのシリーズの魅力は、やはり表情豊かなティラノサウルスではないだろうか。

また、宮西先生の作品では度々満天の星空の背景が登場するが、これには星空が見づらくなっている市街地に住む子どもたちに満天の星空があること、そして宮西先生ご自身が北海道で見て感動した星空を子どもたちに伝えたいという思いから、ひとつひとつ丁寧に星を描いているのだという。

ちなみに、「おまえうまそうだな」「あなたをずっとあいしてる」の2作品が映画化されたこの「ティラノサウルスシリーズ」だが、
現在パート3の制作も決定しており、劇中の音楽を坂本龍一さんが担当するのだとか。

ご本人談なので、これはおそらくどこよりも速い耳寄り情報!

そして、「ティラノサウルスシリーズ」のとなりにはこちらも人気の「おとうさんはウルトラマンシリーズ」が展示されている。

こちらの作品は、子育てに悪戦苦闘するお父さんをウルトラマンに見立てて描かれた作品で、特にお父さん世代からの共感の声が多く、
「このウルトラマンはぼくみたいです」と書かれた手紙も多く届いたのだとか。

他にもこのシリーズとして娘を育てるお父さん編としてウルトラセブンが登場する「お父さんはウルトラセブン」が出版されている。

実は、宮西先生ご自身は6人ものお子様を持つ大家族。その中で男の子と女の子の育て方はまったく違うと気づいたことがこの作品がシリーズ化したきっかけだったと語る。

 

体験できる展示スペース!テレビ高知コラボレーションルーム

そして、今回のこの「宮西達也 Newワンダーランド展」。実は原画の展示だけでなく、体験型の展示も用意されている。

ここではティラノサウルスやウマソウのオブジェが展示されており、なんと写真の撮影は自由とのこと。

さらに、鏡の前に立って写真を撮れば親子揃ってウルトラマンになれるディスプレイも。

そして、その奥にもなにやら気になる展示があるのだが…今回は放送NGとのこと。
これは行ってのお楽しみ!

この展示は皆さんぜひ足を運んで、親子で楽しんで頂きたい。

 

なんと宮西先生自らライブペイントの様子を再現!?

この放送翌日がイベントの開始日だったため、14日にはオープニングセレモニーやライブペイントが開催されたようだ。

そこでどんなことをするのか、実際に宮西先生自らペンを取って当日の様子を再現し始めたではないか!

手際よく、そして可愛くバルタン星人とサインを書いた宮西先生。これは生で観てみたい!!

 

楽しく優しい宮西先生から被災地へのメッセージ

終始、笑顔で楽しくブースの様子をご紹介してくださった宮西先生。

「先日の豪雨の影響で、高知だけでなく、西日本各地に住むたくさんの人が悲しい思いをしている。この展示や自分の作品を通して笑顔になってくれれば。」
そう語る宮西先生の笑顔は、作品と同じようにほのぼのとした優しさに満ち溢れていた。

 

イベント詳細

~デビュー35周年記念~
宮西達也Newワンダーランド展
ヘンテコリンな絵本の仲間たち

開催期間:2018年7月14日(土)~9月2日(日)
会場:高知県立文学館
時間:午前9時~午後5時まで
観覧料:500円(高校生以下無料)
※テレビ高知コラボルームは別途200円必要

※情報提供※ テレビ高知

文/大山祐司